
北アルプス(飛騨山脈)は、日本百名山のうち15座を擁する日本最大の山岳エリアです。3,000m級の峰々が連なり、槍・穂高の岩稜帯から後立山の大展望、黒部源流の秘境まで、多彩な山行が楽しめます。
このページでは、実際に登った北アルプスの百名山15座の登頂記録をエリア別にまとめています。ルート・日数・アクセスの参考にしてください。
後立山連峰(白馬・五竜・鹿島槍)
北アルプス北部の後立山連峰は白馬岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳の3座。いずれも日本海側からの眺望が素晴らしく、稜線縦走の人気エリアです。
白馬岳
標高 2,932m | 1泊2日 | 蓮華温泉〜白馬大池〜小蓮華山〜白馬山荘泊
蓮華温泉から白馬大池・小蓮華山を経て登る、花と稜線のルート。白馬山荘から眺めた夕焼けが綺麗だった。日本三大雪渓のひとつ・大雪渓は、稜線の上から見下ろした。王道は猿倉から大雪渓を登るルート。
▶ 登頂記録を読む五竜岳
標高 2,814m | 1泊2日 | 八方尾根〜唐松岳〜五竜山荘泊〜遠見尾根下山
唐松岳から稜線をつないで五竜岳へ、下りは遠見尾根へ抜ける縦走。山頂直下の岩場が核心部。五竜山荘からの鹿島槍ヶ岳の双耳峰の眺めは北アルプス屈指の美しさ。遠見尾根の往復で登る人も多い。
▶ 登頂記録を読む鹿島槍ヶ岳
標高 2,889m | 1泊2日 | 扇沢〜柏原新道〜爺ヶ岳〜冷池山荘泊
美しい双耳峰が特徴の後立山連峰の盟主。柏原新道から種池山荘を経由するルートが一般的で、稜線からの剱岳・立山の展望が見事。
▶ 登頂記録を読む立山・剱岳エリア
立山・剱岳は室堂を起点にアクセスできる2座。立山は室堂から日帰り可能、剱岳は別山尾根または早月尾根からの挑戦となる岩の殿堂です。
剱岳
標高 2,999m | 日帰り | 早月尾根 日帰りピストン
「岩と雪の殿堂」の異名を持つ北アルプスの最難関。早月尾根からの日帰りは標高差2,200mを超えるハードルート。百名山100座目の完登の山。
▶ 登頂記録を読む立山
標高 3,015m | 日帰り | 室堂〜一ノ越〜雄山周回
立山黒部アルペンルートで一気に標高2,450mの室堂へ。雄山・大汝山・富士ノ折立の三山を巡る周回コースは、北アルプス入門としても人気。
▶ 登頂記録を読む黒部源流エリア(薬師岳・黒部五郎・鷲羽・水晶)
北アルプス最深部の黒部源流エリアには薬師岳・黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳の4座が集中。いずれも2泊以上の行程が必要で、アクセスの長さが核心。折立や新穂高温泉が起点となります。
薬師岳・黒部五郎岳
標高 2,926m / 2,840m | 2泊3日 | 折立〜太郎平小屋〜黒部五郎小舎
薬師岳の圧倒的なカール地形と、黒部五郎岳のカールを巡る2泊3日の縦走。太郎平小屋を拠点に、北アルプス深部の静かな山行が楽しめる。
▶ 登頂記録を読む鷲羽岳・水晶岳
標高 2,924m / 2,986m | 2泊3日 | 新穂高温泉〜双六小屋〜三俣山荘
黒部川の源流に位置する秘境の2座。鷲羽岳山頂から眼下に広がる鷲羽池と槍ヶ岳の絶景は、北アルプスでも随一の眺望。
▶ 登頂記録を読む槍・穂高連峰
北アルプスの中心に位置する槍ヶ岳・奥穂高岳は日本を代表する名峰。上高地や新穂高温泉を起点に、岩稜帯の本格的な登山が楽しめます。
槍ヶ岳
標高 3,180m | 日帰り | 新穂高温泉〜飛騨沢〜槍ヶ岳〜大喰岳・中岳・南岳〜新穂高温泉
北アルプスのシンボル。天を突く槍の穂先への最後の岩場登りは、登山者なら一度は体験したい。山頂からの360度パノラマは言葉を失う絶景。筆者は新穂高から日帰りで歩き、槍のあと大喰岳・中岳・南岳とつないで下山。約18時間かかった。一般には槍ヶ岳山荘泊の1泊2日が標準。
▶ 登頂記録を読む奥穂高岳
標高 3,190m | 1泊2日 | 上高地〜岳沢〜前穂高〜奥穂高
日本第3位の高峰。岳沢から前穂高岳を経由して奥穂高岳へ至る縦走ルートは、重太郎新道の急登と吊尾根の岩稜が核心部。
▶ 登頂記録を読む常念山脈・笠ヶ岳
常念岳は槍・穂高連峰の展望台として人気の山。笠ヶ岳は新穂高温泉から長い笠新道を登る、健脚者向けの山です。
常念岳
標高 2,857m | 日帰り | 一ノ沢ピストン
常念山脈の主峰。稜線に出た瞬間に広がる槍・穂高連峰の大パノラマは北アルプス屈指の展望。一ノ沢ルートは整備が行き届き、比較的登りやすい。筆者は5月下旬に日帰りで往復。途中に雪渓が残っていたがアイゼンは不要だった。山頂付近では雷鳥にも会えた。常念小屋に1泊するのも定番。
▶ 登頂記録を読む笠ヶ岳
標高 2,898m | 日帰り | 新穂高温泉〜笠新道ピストン
笠新道の急登は北アルプス屈指のハードルート。山頂からは槍・穂高連峰を正面に望む大展望が広がる(この日は雨のち晴れで、見えたり見えなかったり)。筆者は日帰りで往復したが約14時間かかった。一般には笠ヶ岳山荘泊の1泊2日が標準。
▶ 登頂記録を読む焼岳・乗鞍岳
北アルプス南部の焼岳・乗鞍岳はいずれも日帰りで登れるアクセスの良い山。焼岳は活火山の迫力、乗鞍岳はバスで標高2,700mまで上がれる手軽さが魅力です。
焼岳
標高 2,455m | 日帰り | 新中の湯登山口〜山頂周回
北アルプス唯一の活火山。山頂付近では噴煙が上がり、硫黄の匂いが漂う独特の雰囲気。上高地と穂高連峰を見下ろす展望も素晴らしい。
▶ 登頂記録を読む乗鞍岳
標高 3,026m | 日帰り | 三本滝バス停〜剣ヶ峰〜畳平(バスで下山)
筆者は紅葉を目当てに三本滝バス停から歩いた。登り約1,500m・8時間超の中級コース。一般には乗鞍スカイラインのバスで畳平(2,702m)まで一気にアクセスし、剣ヶ峰までは約1時間半の手軽なハイキングで、3,000m峰の山頂に立てる。
▶ 登頂記録を読む北アルプスへのアクセスまとめ
各山の代表的な起点をまとめています。筆者が歩いたルートの起点は、それぞれの登頂記録に書いています。
| 起点 | 対象の山 | アクセス |
|---|---|---|
| 猿倉 | 白馬岳 | 白馬駅からバス |
| アルプス平 | 五竜岳 | 白馬五竜テレキャビン |
| 扇沢 | 鹿島槍ヶ岳 | 信濃大町駅からバス or 車 |
| 室堂 | 立山・剱岳 | 立山黒部アルペンルート |
| 馬場島 | 剱岳(早月尾根) | 上市駅からタクシー |
| 折立 | 薬師岳・黒部五郎岳 | 有峰林道(マイカー or バス) |
| 新穂高温泉 | 鷲羽岳・水晶岳・槍ヶ岳・笠ヶ岳 | 高山駅からバス or 車 |
| 上高地 | 奥穂高岳・焼岳 | 沢渡からバス or タクシー |
| 一ノ沢 | 常念岳 | 穂高駅からタクシー |
| 畳平 | 乗鞍岳 | 乗鞍高原からバス |













