出張で伊豆大島を訪れた合間に、三原山のお鉢巡りを歩いてきた。標高758mの活火山を1時間38分で一周するコースだ。観光地的に気軽に歩けつつ、火口・裏砂漠・溶岩流の痕跡など、火山ならではの景色が間近で楽しめる。「島旅と山歩きの両方を味わいたい人」に向く山だと思う。
伊豆大島の最高峰・三原山(みはらやま・標高758m)。東京都大島町に属し、現在も活動中の活火山として知られる島の主峰。
仕事で伊豆大島を訪れた。出張の合間の1時間38分。三原山頂口バス停からお鉢を一周するコース(6.2km)を、活火山の匂いと裏砂漠の真っ黒な大地とともに歩いてきた記録。
この記事でわかること
- 伊豆大島へのアクセス(竹芝桟橋からジェット船)
- 三原山お鉢巡りのコース詳細(距離6.2km・行動時間1時間38分)
- 火口展望台・裏砂漠など、三原山の見どころ
- 活火山ならではの装備と注意点
- 出張ついで登山のリアルな感想
登山データ
| 山名 | 三原山(758m)・三原新山・剣ガ峰 |
| 山岳分類 | 伊豆大島の活火山(百名山等のリスト非該当) |
| ルート | 三原山頂口バス停 → 溶岩流展望地 → 三原神社 → 火口展望台 → 三原新山 → 剣ガ峰 → 下山 |
| 登山日 | 2021年10月24日(日) |
| 行動時間 | 1時間38分(休憩3分含む) |
| 距離 | 6.2km |
| 滞在形態 | 仕事出張・2泊以上 |
三原山に登るきっかけ|伊豆大島出張のついで
仕事で伊豆大島を訪れた。2泊以上の出張。竹芝桟橋からジェット船で伊豆大島へ向かったのは初めてで、「東京からこんなに近くに島があるのか」という新鮮な感慨があった。
仕事の合間に時間ができた。三原山は島の中央にどっしり構えていて、せっかく来たんだからと思い立ってそのまま登ることにした。登山靴は持ってきていた。

アクセス|竹芝桟橋からジェット船で大島へ
・東海汽船(竹芝桟橋〜伊豆大島・ジェット船/大型客船の運航)
・大島バス(島内路線バス・三原山ライン時刻表)
※季節・運行日によりダイヤが変わるので、出発前に必ず公式サイトで最新情報を確認。
竹芝桟橋から東海汽船のジェット船で伊豆大島へ。所要時間は約1時間45分。初めて乗ったジェット船、海面をほとんど浮いて走る感じで、カーブのたびに船体がぐっと傾く。「そりゃ曲がる時に傾くわ」と思わず納得した。


船上から富士山が見えた。山頂から見えた富士山とどちらが印象的だったか、正直どちらも記憶が混ざっている。

途中、遠くに富士山らしき姿も見えた。島旅と山歩きの両方を楽しめるのが、伊豆大島・三原山の魅力だと思う。
コース詳細|お鉢巡りを時系列でレポート
三原山頂口バス停からスタート。出張のついでなので、サクッと歩いて戻る予定だった。実際1時間38分で下山できたが、密度は薄くない。


舗装路から火山地帯へ
しばらくは舗装された道路歩き。観光地らしい整備された道だけど、足元は徐々に変わっていく。黒い溶岩が目立つようになって、「あ、これは本物の火山だ」と実感。


島の外の海も見える。遠くに浮かぶ島影。利島かな、と思いながら歩いた。

火口展望台
火山観測機が設置されているあたりを過ぎると、火口展望台へ。そこから見下ろす火口がすごい。ポッカリと口を開けた火口。これが活火山の火口か、と立ち尽くした。こんなに近くで見られるとは思っていなかった



三原新山・剣ガ峰
お鉢をぐるっと回りながら三原新山・剣ガ峰へ。溶岩が固まった地形が続き、モコモコとした独特の地肌。歩いていてここはどこだっけという気分になる。


お鉢巡りで印象的だった3つの見どころ
1. 裏砂漠:真っ黒な大地
お鉢の向こう側に広がる裏砂漠。「砂漠」と名がついているが、砂ではなく黒い火山礫が一面に広がるエリア。真っ黒っす、と思わず書きたくなる光景だった。国内でこういう地形が見られる場所はそうそうない。


2. 溶岩流の痕跡
歩いていると、「ここが1986年の噴火で溶岩が流れた場所です」という案内がある。足元の黒い大地がそのまま噴火の記録。「さっきの噴火はここみたい」「どこでもありだなぁ」という感覚、現場に立って初めてわかる。

3. 火口をポッカリ見下ろせる展望台
全国でこれだけ近くで活火山の火口を見られるスポットは少ない。火口展望台から見下ろす火口の迫力は、写真では伝わりにくい。「ポッカリ」という感じが本当にぴったりで、上から見ているのに下に引き込まれるような感覚があった。
下山
お鉢を一周してそのまま下山。下りは足場を選びながら慎重に。秋の光が当たった草木がきれいだった。


1時間38分で無事下山。仕事のついでにしては、十分すぎる山歩きだった。

装備と注意点|活火山ならではのリスク
・気象庁:三原山に登る観光客のみなさまへ(登山者向け公式案内)
・気象庁:伊豆大島の火山活動状況・噴火警戒レベル
・伊豆大島ジオパーク:三原山ジオサイト解説
※三原山は現在も活動中の活火山。火口内や噴気のある場所には絶対に近づかないこと。
三原山は観光客も歩くコースだけど、活火山ということは常に頭に入れておく必要がある。
| 装備 | ポイント |
| 登山靴 | 溶岩地帯は岩の角が鋭い。薄底の靴は避ける |
| 防風着 | 稜線上は風が出やすい。秋冬は特に |
| 火山情報の確認 | 出発前に気象庁の噴火警戒レベルを必ず確認 |
| 登山届 | コンパスで提出しておくと安心 |
三原山は噴火警戒レベルによって入山規制がかかることがある。登る前に気象庁の最新情報を確認しておくこと。2021年10月時点では規制なし。
よくある質問
三原山お鉢巡りの難易度は?
コース定数は低く、初心者でも歩けるレベル。距離6.2km・行動時間1時間38分のコンパクトなルートで、急登もほぼない。ただし溶岩地帯は足元が不安定な箇所があるため、登山靴は必須。
三原山への入山規制はある?
活火山のため、噴火警戒レベルが引き上げられると入山規制がかかる。登山前に気象庁の「三原山の火山活動解説資料」で最新のレベルを確認すること。レベル1(活火山であることに留意)なら通常通り歩ける。
伊豆大島へのアクセスは?
竹芝桟橋(東京)から東海汽船のジェット船で約1時間45分。大型客船なら竹芝・久里浜から夜行便もある。島内は路線バスかレンタカーが便利。三原山頂口へはバスで行ける。
三原山は名山リストに含まれていますか?
三原山は日本百名山・二百名山・三百名山のいずれにも選定されていない。ただし伊豆大島ジオパーク(日本ジオパーク認定)の中心であり、東京都を代表する活火山のひとつ。火口展望台や裏砂漠など、本州の山にはない火山地形を間近で楽しめる。
三原山で富士山は見える?
天気が良ければ山頂・稜線から富士山が見える。2021年10月の登山時は視認できた。ただし天候次第なので保証はできない。
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では、またどこかのお山で👋





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