日本二百名山、群馬県の浅間隠山(あさまかくしやま・標高1,757m)。
吾妻郡に位置し、浅間山を隠す位置にあることからこの名が付いたと言われる穴場の名峰。
王道は二度上峠登山口からのピストン。今回も同ルートで、2024年5月3日のGW中に日帰りで挑戦。
コンパクトな山ながら、山頂に立てば浅間山・富士山・北アルプスまで広がる360度パノラマが待っている。百名山完登者の本音で、GW中のリアルな駐車場事情から山頂展望まで詳しく紹介する。
この記事でわかること
- 浅間隠山の二度上峠ルートの実際のコースタイム(実測値)
- GW中の駐車場事情とアクセスの注意点
- 山頂から見える眺望(浅間山・富士山・北アルプスの位置関係)
- 5月の山の状態と装備の目安
- 二百名山ながら競合が少ない「穴場」である理由
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 浅間隠山(あさまかくしやま・1,757m) |
| 分類 | 日本二百名山 |
| ルート | 二度上峠登山口ピストン |
| 日程 | 2024年5月3日(金)日帰り |
| 行動時間 | 2時間2分 |
| 距離 | 4.7km |
| 累積標高 | 登り459m / 下り469m |
| 天気 | 晴れ |
| 登山口 | 浅間隠山登山口(二度上峠側) |
| 駐車場 | 二度上峠登山口駐車場(無料) |
| アクセス | 長野原ICから車で約20分 |

浅間隠山を選んだ理由、穴場の二百名山
百名山を完登してから、二百名山に目が向くようになった。
浅間隠山は前からずっと気になっていた山。「浅間山を隠す」という名前のインパクトも面白いし、群馬の山で二百名山というだけで検索してもほとんど情報が出てこない。個人ブログが数本あるくらい。
競合が少ない=検索で発見されにくい=人が少ない穴場、という構図。GWに行っても混雑が少ないかも、という期待もあった。
実際に行ってみたら……予想は当たっていた部分と、外れた部分があった。
アクセス・駐車場|二度上峠登山口
アクセス方法
| 区分 | 詳細 |
|---|---|
| 車 | 上信越自動車道「長野原IC」から県道54号線で約20分 |
| 公共交通 | JR吾妻線「長野原草津口駅」からタクシーが現実的(約30分) |
| 駐車場 | 登山口前の無料駐車場(30台程度) |
GWの朝8時で満車。これが現実だった。
「穴場」と思っていたのに、駐車場はぎっしり。さすがに連休中は別世界らしい。8時前には到着しておくのが無難。早朝5〜6時に来ていた人たちはすでに山を下りてきていた。路駐になるとかなり遠い場所になるので、早出が鉄則。

ルート詳細|時系列で追う
登山口→稜線(08:17〜08:31ごろ)
二度上峠の登山口から入ってすぐ、樹林帯へ。5月はまだ新緑がみずみずしく、光の当たり方がきれい。
最初はなだらかな印象だが、しばらく歩くと傾斜が出てくる。YAMAPのタイトルが「意外と急登」だったのは、これを指しているのだと思う。距離4.7kmのコンパクトな山なのに、標高差が459m。凝縮されている。

登山道はしっかり整備されていて、道迷いの心配はゼロ。ただ足元は根っこが多め。濡れていると滑りやすいので注意。
稜線→山頂(09:00〜09:30)
樹林帯を抜けると視界が一気に開ける。この瞬間が気持ちいい。
少し登るごとに景色が変わる感覚で、登山口から1時間13分で山頂に到着。意外と早かった。

山頂標識は小ぶりだが、周囲はぐるり360度の展望。あとで詳しく書くけど、ここが浅間隠山の真骨頂。
山頂からの眺望|浅間山を「隠す」位置から見ると
山頂に着いてまず目に入るのは、正面の浅間山。
5月3日の時点で、雪はほとんど残っていなかった。真冬は雪を頂いた浅間山が見えるはずだが、この日はすっきりとした姿。火山らしい堂々とした山容が目の前に広がる。「浅間隠山」という名が腑に落ちる位置関係。

さらに視線を遠くに向けると、富士山も確認できた。少しかすみがちだったが、間違いなく見えた。これは嬉しい誤算。

北アルプス方向もうっすら望める。快晴なら北アルプスの峰々まで一望できるはず。この日は少しもやがかかっていたが、それでも十分な眺望だった。
360度パノラマ、というのは看板に偽りなし。
下山・温泉|予想外のおまけつき
山頂で景色を楽しんでから、同じルートを下山。
10:15ごろ、下山途中に面白いことがあった。登山口付近で群馬県職員の方が何かを配っていた。

山のイベントか、PRなのか。よく分からなかったが、下山した登山者に声をかけていた。群馬の山、こういうところが好き。
10:16には無事下山完了。

下山後は「はまゆう山荘」へ
下山後、近くの「はまゆう山荘」へ。


久しぶりの温泉だった。ここの温泉、こじんまりしているけどなかなかよかった。下山後に時間が許すなら立ち寄る価値あり。
浅間隠山の見どころ|5月に行く理由
新緑と展望の両立
5月上旬は新緑がちょうど見ごろ。樹林帯の緑と、山頂からの開けた展望のコントラストが絶妙。
桜がまだ残っているエリアもある(標高によって差がある)。
ツツジの時期もねらい目
GW後半から5月下旬にかけて、山の斜面にヤシオツツジやアカヤシオが咲く。この日は少し早かったが、花の鮮やかさが加わると景色がさらに映える。ツツジ目的なら5月下旬がおすすめ。
手軽さと眺望の比率
行動時間2時間。往復4.7km。それで360度パノラマが手に入る。
この「コスパ」の良さが浅間隠山の一番の魅力だと思う。初心者でも無理なく日帰りで登れる難易度で、山頂からの眺望は上位の山と張り合えるレベル。二百名山ながら知名度が低いのは、単純に「情報が少ない」だけ。実力は本物。
装備・注意点
最低限持っていくもの
| カテゴリー | 内容 |
|---|---|
| 靴 | 登山靴推奨(根っこが多い、雨後は泥濘あり) |
| 水 | 1L前後で十分(行動時間2時間台) |
| 防寒着 | 5月でも山頂は風が冷たい。フリース1枚あると安心 |
| レインウェア | 午後から天気が変わりやすい山域。念のため |
| ヘッドランプ | 早出する場合は必携 |
注意点
- GWは駐車場が早い時間帯に満車になる。8時前に現着が目安
- 山頂付近は風が強いことがある(この日も稜線に出てから体感気温が下がった)
- 登山道の根っこが多い。雨後は特に滑りやすい
- 浅間山と混同しやすい山名。標識の「浅間隠山」と「浅間山」は別の山(当たり前だが紛らわしい)
- 登山保険に加入しておくと、万一の遭難時の捜索・救助費用をカバーできて安心
よくある質問
Q. 浅間隠山の駐車場は何台止められる?
二度上峠登山口前の駐車場は30台前後。GWや連休中は朝8時でほぼ満車になる。確実に止めたいなら6〜7時到着を目安に。
Q. 浅間隠山の難易度は?コースタイムは?
初級〜中級。往復4.7km、累積標高459m、行動時間2時間台(実測2時間2分)。体力的な難所はないが、急登区間があるため「意外とキツい」と感じる人も。登山靴とトレッキングポールがあると安心。
Q. 山頂から浅間山は見える?富士山は?
どちらも見える。浅間山は正面にどっしりと見える。富士山は少しかすみがちだが、条件が良ければはっきり見える。北アルプスも方向としては望める。360度遮るもののない展望台。
Q. 浅間隠山はツツジが有名?時期は?
ヤシオツツジ・アカヤシオが登山道脇に咲く。見ごろは5月中旬〜下旬ごろ。GW前半は少し早め。花の時期に合わせて行くのもおすすめ。
Q. 公共交通でアクセスできる?
可能だが不便。JR吾妻線「長野原草津口駅」からタクシーで約30分。バスの設定はない(2024年5月時点)。車でのアクセスが現実的。
まとめ|穴場感と本物の眺望が両立する山
二百名山の中でも知名度が低い浅間隠山。情報が少ないぶん、行く前の期待値が上がりすぎず、実際に登ってみると「あ、思ってたより全然いい」という体験になる。
コンパクトなルートで2時間台。それでいて山頂からの眺望は本物。浅間山・富士山・北アルプスが一枚の景色に収まる。
GWだったので駐車場は満車だったが、山の上はそこまで混雑していなかった。百名山の有名山と比べると、確かに静かだった。
5月の新緑の中で歩けたのも良かった。短い山行だったけど、十分満足。二百名山の中では間違いなくリピートしたい山の一つ。
では、またどこかのお山で👋





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