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【046座目】富士山 富士宮ルート日帰り|御鉢巡り・大砂走り・宝永山と高山病の実体験

ここからが 1番 火口を眺めれるかな💦 100名山
ここからが 1番 火口を眺めれるかな💦

富士山、3,776m。日本最高峰にして、誰もが一度は憧れる山です。

ずっと行きたいと思いながら、なかなかタイミングが合いませんでした。2022年の夏、ついに決行。富士宮ルートから登って、御鉢巡り、御殿場ルートで下って大砂走り、さらに宝永山まで踏む欲張りプランで臨みました。

結果は、3,000mを超えたあたりから高山病にやられてフラフラ。それでも剣ヶ峰に辿り着いて、宝永山の雲海に感動しました。なんだかんだ、最高の1日でした。

⚠️ この記事の行程は、富士宮ルートを登って御鉢巡り・御殿場ルートの大砂走り・宝永山まで1日で回る「行動時間11時間超」の上級者向け日帰りプランです。百名山100座を歩いた経験があっても、3,000mを超えて高山病でフラフラになりました。初めての富士登山や体力に不安がある方は、山小屋1泊やガイドツアーも含めて検討してください。頭痛・吐き気・ふらつきなど高山病の症状が出たら、登頂より下山を優先しましょう。

2026年シーズンの最新情報|入山料・開山日・予約(登る前に必ず確認)

2026年から富士山の登山ルールが大きく変わりました。全ルートで入山料4,000円、そして静岡県側(富士宮・須走・御殿場)は事前のオンライン手続きが必須です。知らずに五合目へ行くと、入山できないことも。まずここだけ押さえておきましょう。

⚠️ 2026年シーズン時点の情報です(確認日:2026年6月14日/出典:富士登山オフィシャルサイト・静岡県公式)。入山料・予約・開山日は年によって変わります。登る前に必ず富士登山オフィシャルサイトで最新情報を確認してください。

  • 入山料:全ルート4,000円(事前決済のほか、当日現地でも支払い可)
  • 弾丸登山の規制:14時〜翌3時は、山小屋に宿泊予約がある人以外は入れません(吉田ルートはゲート閉鎖/静岡県側=富士宮・須走・御殿場は宿泊予約者のみ入山可)

ルートごとに「開山日」と「事前手続き」が違います。とくにこの記事の富士宮ルートは静岡県側なので、アプリ登録とeラーニングが必須です。

ルート2026開山事前手続き
吉田山梨7/1通行予約が可能(任意・混雑期推奨)/1日4,000人上限
富士宮(この記事)静岡7/10FUJI NAVIアプリ登録+eラーニング受講+テスト全問正解+QR入山証(5/8〜)
須走静岡7/1静岡県側=富士宮と同じ(FUJI NAVI/QR)
御殿場静岡7/10静岡県側=富士宮と同じ(FUJI NAVI/QR)
閉山はいずれも9/10。残雪状況で前後することがあります。
🧭 登る準備の近道 (記事内の各セクションへ移動します)
👉 ガイドツアー / 装備レンタル / 周辺の宿

富士山の4つの登山ルートを比較|どれを選ぶ?

富士山には主要な登山ルートが4つあります。距離・標高差・難易度がそれぞれ違うので、体力と目的で選びましょう。位置関係をざっくり図にするとこんな感じ。

ルート登山口標高登り下り特徴データ
富士宮2,400m約5時間10分約2時間40分最短距離。急登が続き岩場も。上級者向き調査ベース
御殿場1,440m約8時間40分約3時間30分最長・山小屋少なめ。健脚向き。下りの大砂走りが圧巻調査ベース
吉田2,305m約6時間5分約3時間10分山小屋が最も多く変化に富む。初心者向き・最人気調査ベース
須走1,970m約6時間25分約3時間20分樹林帯が豊か。初〜中級。下りに砂走り調査ベース
番外編 プリンス2,400m
(富士宮口発)
3時間29分
(実測値)
2時間47分
(実測値)
富士宮口→宝永山→御殿場ルートで登頂。渋滞を避けられる。皇太子徳仁親王が2008年に登られたルート実績ベース(宝永横断)

コースタイム・距離・難易度の目安は、富士登山オフィシャルサイトの記載をもとにした調査ベースです。番外編プリンスルートのみ、実際に歩いた実績ベース(下山時の宝永横断)です。番外編のコースタイムは実際の歩行時間(御鉢巡り・休憩を除く)です。

今回歩いたのは「富士宮で登って、御殿場で下りる」組み合わせ。富士宮は最短で山頂に立てて、御殿場の大砂走りで一気に下る。最短登頂と大砂走りのいいとこ取りでした。ただし御殿場側は距離が長いので、脚力に自信がない人は素直に富士宮ピストンが無難です。

先に結論:富士山は「登る山」より「見る山」。それでも登るなら(100座完登者の本音)

富士宮ルートで登って、御鉢巡り、御殿場ルートで大砂走り、最後に宝永山まで。これを1日で回る欲張りプランでした(行動時間11時間8分・距離12.9km・累積標高1,568m)。

正直に言うと、体力的には全然きつくありませんでした。きつかったのは、むしろ精神面です。登りはずっと同じような景色が続いて、単調で・・正直なところ、あまり面白さは感じませんでした。一番楽しかったのは帰りの大砂走り。砂の斜面をどんどん足が進んでいく感覚が爽快で、ここだけはもう一度やりたいくらいでした。

  • 向いている人:日本最高峰に立つこと自体に意味を感じる人/御鉢巡り・宝永山・大砂走りなど「頂上以外の見どころ」を楽しめる人/黙々と歩くのが苦にならない人
  • あまり向いていない人:登山道の景色の移り変わり(樹林帯から稜線へ、のような変化)を楽しみにしている人。富士山に、それはほぼありません

次に行くなら、変えること:

  • 宝永山と御鉢巡りは絶対に外さない。見どころはここに集中しています
  • いっそ標高0mから登るのも面白そう。どうせ登るなら、それくらい振り切った方が達成感がある気がします

大砂走りや長い下りは、想像以上に脚にきます。風で一気に冷えるのも富士山の特徴。汗冷え対策にはミレーのドライナミックメッシュ、膝が不安な人はCW-X(膝サポートタイツ)BMZインソールで備えておくと安心です。

富士山は「登る山」というより「見る山」。それでも一度頂を踏むなら、見どころを盛り込んだ欲張りプランがおすすめです。なぜそう思うのかは、この記事の後半で書いています。


この記事でわかること

  • 富士宮ルートの実際のコースタイムと難易度
  • 高山病の症状とオキシメーターでの体調管理方法
  • 御鉢巡りのルート状況と所要時間
  • 大砂走りの楽しさと注意点
  • 宝永山からの雲海の絶景

登山データ

項目 データ
山名 富士山・剣ヶ峰(3,776m)
ルート 富士宮口五合目 → 富士宮ルート → 山頂(御鉢巡り)→ 御殿場ルート → 大砂走り → 宝永山 → 富士宮口五合目
日程 2022年07月30日(土)日帰り
行動時間 11:08
距離 12.9km
累積標高 登り1,568m / 下り1,580m
天気 晴れのち曇り
登山口からの雲海
登山口からの雲海

富士宮ルートを選んだ理由

富士山の登山ルートは4つある。今回選んだのは富士宮ルートです。

理由はシンプル。最短距離で山頂に行けます。御殿場ルートで下れば大砂走りも楽しめるし、宝永山も経由できる。1日で富士山のいいとこ取りができるルートだと感じました。

見えていて 遠いパターンだよね💦
見えていて 遠いパターンだよね💦

コース詳細|時間帯ごとのレポート

駐車場 → 富士宮口五合目

深夜に駐車場へ到着。すでに6割ほど埋まっていました。さすが富士山、甘くない💦

タクシーで五合目へ行く予定だったのに、起きたらタクシー待ちの長い列。全く想定していませんでした。タクシーはなかなか来ないし、結局バスに切り替え。

バスもすぐには来なくて、これまた待たされました。乗車前に検温があって、手にテープを巻いてもらうシステム。これがないとバスに乗れないらしい。横では富士山保全協力金のお願いもやっていました。

深夜の駐車場の様子
深夜の駐車場の様子
バス待ちの長蛇の列
バス待ちの長蛇の列

五合目 → 八合目

ようやく登山口に到着。見上げると山頂が見えます。が、これが「見えていて遠いパターン」というやつ。わかってはいるけど心理的にキツい(笑)

六合目の雲海荘、宝永山荘を通過して、新七合目の御来光山荘へ。ここでオキシメーターを取り出しました。この日のために用意してきた装備です。数値を確認すると、まだこの時点では大丈夫そう。

ところが八合目(山口山荘)あたりで数値がガクンと落ちました。3,000mを超えるとフラフラする。いつもの登山なら「ちょっと疲れたかな」で終わるレベルだけど、富士山は違います。じわっと気持ち悪さも出てきて、これが高山病か、と実感😅

見えているのに遠い山頂
見えているのに遠い山頂
オキシメーターで酸素濃度を測定
オキシメーターで酸素濃度を測定
酸素濃度の下がり方が激しい
酸素濃度の下がり方が激しい

八合目 → 富士宮口山頂

富士山衛生センター、池田館を過ぎても症状は続きます。こうなったらのんびり行くしかない。焦っても仕方ないです。

周りを見渡すと、似たような状態の人がチラホラいます。「そうなるよねぇ」とひとりで納得しながら、ぼちぼち歩く。

渋滞も多い。さすが人気の富士山です。万年雪山荘を過ぎたあたりで、オキシメーターの数値が少し回復してきました。残雪もまだ残っていて、通りで寒いはずです。

山小屋の充実度は半端ない。標高が上がるたびに値段も上がっていく。その関係性が面白いですね☝️

胸突山荘を越えて、あと少し。ついに富士宮口山頂に到着しました。最初に目に入ったのが山小屋というのはご愛嬌(笑)

登山道の渋滞
登山道の渋滞
残雪が残る登山道
残雪が残る登山道
山頂まであと少し
山頂まであと少し

山頂・御鉢巡り

山頂エリアに着くと、まず目に入ったのが日本一高い場所にある郵便局。なかなかレアな光景です。

火口を覗き込むと、さすが火山、迫力がすごい。ここまで来たら剣ヶ峰まで行かないと。

剣ヶ峰に向かって出発。手前の急坂がなかなかエグくて、砂利に滑りながら登りきりました。日本最高峰・剣ヶ峰(3,776m)に到着。せっかく来たんだから記念写真をパシャリ。

剣ヶ峰から見下ろす火口の眺めが、この日一番の迫力でした。

ここからは御鉢巡りに突入。雷岩、久須志岳、成就岳、伊豆岳、朝日岳と、火口の縁をぐるっと一周しました。山頂のバッジは日付を刻印してくれるタイプで800円。ちょっと高いけど、記念になりますよ。

日本最高所の郵便局
日本最高所の郵便局
剣ヶ峰への急坂
剣ヶ峰への急坂
剣ヶ峰の山頂標識で記念撮影
剣ヶ峰の山頂標識で記念撮影
火口の迫力ある眺め
火口の迫力ある眺め
日付刻印入りの山バッジ
日付刻印入りの山バッジ

御殿場ルート下山・大砂走り

御鉢巡りを終えて、下山は御殿場ルートへ。赤岩八合館、砂走館、わらじ館と淡々と下っていきました。

ついに大砂走りエリアに突入。ここからが楽しかった。

砂と小石の斜面をサクサク駆け下りる。雪上を滑る感覚に近くて、テンポよく進めます。靴の中に石が入ってくるのはご愛嬌🤣 ゲイターは必須だと痛感しました。

雲の切れ間から覗く景色が幻想的で、雲の中に別世界が広がっているみたいでした。

大砂走りを駆け下りる
大砂走りを駆け下りる
砂煙を上げながら下山
砂煙を上げながら下山
雲の中の幻想的な景色
雲の中の幻想的な景色

宝永山

大砂走りを下りきったあたりで、宝永山が見えてきました。もちろん山頂まで行く。

宝永山への稜線は、天にかかる道みたいで感動しました。宝永山(2,693m)山頂に到着。

ここからの景色が個人的にはこの日のベスト。雲海が広がって、振り返ると富士山が雲に隠れています。山頂は見えないけど、宝永火口のスケールがデカい。想像以上に良かった。

砂煙を上げながら宝永火口を下って、六合目の山小屋が見えてきたときはホッとしました。富士宮口五合目に無事帰還。バスに乗って駐車場へ。お疲れ様でした。

天にかかるような宝永山への稜線
天にかかるような宝永山への稜線
宝永山の山頂標識
宝永山の山頂標識
宝永火口のスケール感
宝永火口のスケール感
砂煙を上げながら下山
砂煙を上げながら下山

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 新東名・新富士ICから約1時間30分で水ヶ塚駐車場
  • マイカー規制期間中は水ヶ塚駐車場にとめてシャトルバスで富士宮口五合目へ
  • 7月〜9月のシーズン中はマイカー規制あり(要確認)

駐車場

駐車場 台数 料金 備考
水ヶ塚駐車場 約1,000台 1,000円 マイカー規制時はここからバス

午前1時到着で6割ほど埋まっていました。夏のハイシーズンはかなり早めに到着しないと厳しいです。

公共交通機関の場合

  • JR新富士駅・三島駅などからシャトルバスあり
  • 時刻表は毎年変わるので事前確認必須
  • 日帰りで長い行程を歩くなら、五合目発の下山バス最終便に間に合うか必ず確認を。乗り遅れると下山手段を失います

遠方から登るなら、前泊して睡眠を確保しておくと安心です。寝不足は判断力の低下や高山病のリスクも上げます。富士山周辺の宿は記事後半(周辺の宿を探す)でも紹介しています。


必要な装備

標高3,776m。日本の一般登山で最も高い場所に行くんだから、装備はしっかり準備したいです。

必須装備

装備 ポイント
防寒着 山頂付近は真夏でも10度以下になる。ダウンやフリースは必須
雨具 午後は天候が崩れやすい。上下セパレートのレインウェアを
ヘッドライト 早朝出発やご来光狙いなら必須
ゲイター 大砂走りで靴に砂が入るのを防ぐ。あるとないとで快適さが段違い
日焼け止め・サングラス 標高が高いぶん紫外線が強烈

装備メモ

今回の富士山で一番持っていって良かったのがパルスオキシメーター(オキシメーター)。指にはめるだけで血中酸素飽和度を測れます。高山病の兆候を数値で確認できるから、自分の状態を客観的に把握できました。

数値が下がってきたときに「無理せずゆっくり行こう」と判断できたのは大きかった。富士山に行くなら持っていって損はないです。

あると便利な装備

  • 携帯酸素缶:高山病の症状が出たときのお守り代わりに
  • 保温ボトル:山頂付近は寒いので温かい飲み物があると生き返る

※この記事にはプロモーション(広告)リンクが含まれます。

装備を持っていない人へ|レンタルで富士山に登るという選択肢

富士山に登るには、防寒着・レインウェア・登山靴・ヘッドライト・ストックなど、ひと通りの装備が必要。でも、これを全部新品で揃えると、軽く数万円〜十万円コースになる。「一度は富士山に登ってみたい」「でも登山を続けるかはまだ分からない」という人にとって、最初に全部買い揃えるのはハードルが高いはず。

100座を歩く中で少しずつ装備を揃えてきたけれど、最初から全部買う必要はないと思う。お金をかけずに富士山へ挑戦したいなら、装備一式をレンタルするという手がある。やまどうぐレンタル屋なら、富士登山に必要な装備をセットで借りられる。レンタル自体は使ったことがないけれど、「まず一度登ってみたい」人には現実的な選択肢。具体的なセット内容・料金は公式で確認を。

やまどうぐレンタル屋で富士登山の装備レンタルを見る(外部サイトへ移動します)


高山病と闘った記録|オキシメーターで体調を数字で確認できた

今回の最大のテーマは、高山病対策でした。

3,000mを超えたあたりからフラフラし始めて、じわっと気持ち悪さも出てきました。歩くのがしんどくて、立ち止まる回数が増える。周りを見ると同じように辛そうな人がチラホラいて、「やっぱりそうなるよね」と妙に安心しました(笑)

やった対策はこの3つです。

  1. オキシメーターで数値を定期的に確認 → 自分の状態を客観的に把握
  2. ペースを落としてゆっくり登る → 焦っても高度順応はできない
  3. こまめに水分補給 → 脱水は高山病を悪化させる

結局、山頂に着くころには症状がかなりマシになっていました。高度に体が慣れたのか、気合いで乗り切ったのかは不明だけど(笑)

一つ言えるのは、オキシメーターがあるのとないのとでは安心感がまるで違うということ。数値で体調を確認できるから、「まだ大丈夫」「ちょっとヤバいからペース落とそう」の判断がしやすいです。高山病が不安な方や、初めて富士山に登る方は、持っていく価値がある装備だと思います。ただし数値が良くても、頭痛や吐き気が出たら無理せず下山を。オキシメーターはあくまで「目安」で、安全を保証するものではありません。

※オキシメーターの選び方・使い方・医療機器認証の確認方法については、別記事「登山にパルスオキシメーターは必要?富士山でSpO2が79まで下がった実体験と選び方」でくわしくまとめました。


番外編:実は「プリンスルート」を逆にたどっていた

富士宮口五合目から宝永山を経て、空いている御殿場ルートで山頂を目指す——これが「プリンスルート」。2008年に当時の皇太子殿下(現在の天皇陛下)が登られたことから、この名がつきました。富士宮ルート上部の渋滞を避けられて、富士宮口は標高が高いぶん山頂までの標高差も小さくてすむのが利点です。

今回のプランを振り返ると・・実は下山(御殿場ルート→大砂走り→宝永山→富士宮口)が、このプリンスルートの名物「宝永山の横断」を、ちょうど逆向きにたどっていました。登りは富士宮ルートを直登したので”完全な逆回り”ではないけれど、宝永火口を眺めながら御殿場側と富士宮側を行き来するあの感覚は、まさにプリンスルートの醍醐味。上の「4ルート比較」の地図にあるマゼンタの線が、そのプリンスルートです。


まとめ|富士山に挑戦する人へ

富士山は「誰でも登れる」と思われがちだけど、実際は高山病という独特の壁があります。標高3,776mは伊達じゃない。

でも、しっかり準備してゆっくり登れば、ちゃんと登頂できます。山頂からの景色、御鉢巡りの迫力、大砂走りの爽快感、宝永山の雲海。全部まとめて体験できる富士山は、やっぱりすごい山でした。

富士宮ルート(今回のプラン)が向いている人:
・最短距離で効率よく登頂したい
・御鉢巡りも大砂走りも宝永山も全部楽しみたい
・日帰りで攻めたい体力がある

吉田ルートの方がいい人:
・山小屋が多い方が安心
・ご来光を見たい(山小屋泊向き)

高山病対策だけはしっかりやって、日本一の頂を楽しんでほしいです。

100座を終えた今、富士山について思うこと

正直に打ち明けると、富士山にはあまり興味がありませんでした。自分から「登りたい」と思ったことはなくて・・「日本人なら一度は登っておくべき」と言われたこと、そして何より百名山の1座に入っていること。完登を目指す以上、富士山は避けて通れない。だから登った、というのが本音です。

100座を歩き終えた今でも、その印象は変わりません。富士山は「登る山」より「見る山」。登っている間は単調に感じたけれど、遠くから眺めた時のあの存在感は、ほかのどの山とも違います。独立峰でぽつんと高くそびえているから、実際の標高以上に大きく見えるんですよね。富士山の本当の魅力は、外から見た姿にある。これが100座登った今の結論です。

ひとつ、失敗談を。高山病でフラフラした時、自分のペースを崩して、速い人を抜きながら登った瞬間がありました。とたんに息が上がって、まるで水を飲み込んで溺れたみたいに呼吸が苦しくなった・・。空気の薄い富士山では、自分のペースを守ること、体を高度に慣らすことが本当に大事です。高山病になりやすい人は、いつもより意識してゆっくり、段階的に登ってください。

これから登る人へ。富士山は天候が変わりやすく、風を遮るものが何もありません。夏でも、あの高度で風に吹かれると一気に冷え込みます。防寒・雨・暴風の対策だけは絶対にしておいてください。自信がなければ、誰かと一緒に登るのも安心です。

なお、富士山は時期を外しても登れますが、その時期は山小屋もトイレも閉まり、自分で撤退を判断できる経験者向けになります。「夏の決められた期間しか登れない」と思っている人も多いのですが、実際は通年登れる山です。とはいえ初めてなら、素直に夏の開山期間に登るのが安全です。

富士山が他の百名山と比べてどのくらいの難易度なのか気になる方は、百名山の難易度ランキングもあわせてどうぞ。


では、またどこかのお山で👋


よくある質問(富士山 Q&A)

Q. 富士山・富士宮ルートの難易度は?

技術的な難しさはほぼない。登山道は整備されていて、鎖場や岩場もない。ただし、標高が高いぶん高山病のリスクがある。体力よりも「高度にどれだけ体が順応できるか」がポイント。

Q. 富士山の登山適期は?(2026年)

2026年の開山は、吉田・須走が7/1、富士宮・御殿場が7/10。閉山はいずれも9/10。この期間に登るのが基本で、それ以外は残雪・厳寒で上級者向けになる。

Q. 2026年は入山料や予約が必要?

必要。全ルートで入山料(吉田は通行料)4,000円。さらに静岡県側(富士宮・須走・御殿場)は「FUJI NAVI」アプリ登録+eラーニング受講+QR入山証の取得が必須(5/8〜受付)。山梨側の吉田は通行予約が可能で1日4,000人上限。14時〜翌3時の入山は、山小屋に宿泊予約がある人に限られる(吉田はゲート閉鎖、静岡県側は宿泊予約者のみ入山可)。最新・詳細は富士登山オフィシャルサイトで確認を。

Q. 富士宮ルートのコースタイムは?

一般的なコースタイムは登り約5〜6時間、下り約3〜4時間。御鉢巡りと宝永山も含めて行動時間11時間08分でした。

Q. 富士山に初心者でも登れる?

登れる。ただし高山病対策と体力は必要。日頃から運動していない人がいきなり挑戦すると厳しいかも。事前にウォーキングや低山ハイクで体を慣らしておくといい。

Q. 大砂走りにゲイターは必要?

絶対に必要です。ゲイターがないと靴の中に砂がガンガン入ってくる。途中で石が入りまくって大変でした。


登山をもっと安全に楽しむために

富士山は登山者が多い山だけど、毎年事故も起きています。準備だけはしっかりしておきたいです。

  • 登山届:コンパス(compass.mt)からオンラインで提出できる。出発前に必ず出しておこう
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある

  • ガイド付き登山:富士山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。ペース配分や高山病対策のアドバイスも受けられるから、初めてなら検討の価値あり

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富士山のツアーが向いている人

富士宮ルートで登りました(御鉢巡り→御殿場ルート→大砂走り→宝永山の欲張り日帰り)。3,000mを超えたあたりから高山病でフラフラになった経験があります。吉田ルートも含めて、3,776mの高山病リスクはやはり無視できない。ご来光ツアーの混雑時間帯も初心者には判断が難しいし、山小屋予約は争奪戦になりがちです。まとめて段取りしてくれるツアーの安心感は大きいです。

  • 3,776mの高山病が心配な人
  • 山小屋予約(特にご来光時間帯)の段取りが大変な人
  • 深夜出発・寝不足での登頂に不安な人
  • 初めての富士登山でひとりは不安な人
  • 下山後の温泉・観光まで含めて任せたい人

こういった方には、ガイド同行ツアーが向いています。クラブツーリズムは添乗員+登山ガイドが同行するプランを複数展開していて、初級から上級まで難易度別に用意されています。

項目内容
主なツアー日程日帰り〜2泊3日
料金の目安24,900〜112,230円
難易度初級〜中級
添乗員・ガイド同行あり
宿泊吉田・富士宮ルートの各山小屋

※料金・日程・空き状況は公式サイトで最新情報を確認してほしいです。ツアー参加経験がないため、上記はサイト掲載情報をそのまま記載しています。

クラブツーリズムで国内登山ツアーを探す(”富士山”で絞り込み可能)(外部の登山ツアー一覧ページへ移動します)


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百名山100座で使い続けた装備

百名山を100座登る中で、本当に使い続けた装備だけをレビューにまとめました。山道具選びの参考にどうぞ。

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