【049座目】斜里岳 旧道(沢)・新道(尾根)周回コース|沢登りが想像以上に楽しかった北海道遠征

100名山

北海道遠征第1弾は斜里岳。

関西・東北の仲間と合流して、久しぶりのグループ登山。千歳空港から車で6時間走って登山口へ。一睡もしないまま登り始めるという、なかなかのハードスケジュール(笑)

でも、そんな疲れを吹き飛ばすくらい沢登りが楽しかった。何度も渡渉を繰り返しながら登るルートは、他の百名山とはちょっと違う冒険感がある。


この記事でわかること

  • 斜里岳の旧道(沢)・新道(尾根)周回コースの実際のようす
  • 沢登りの難易度と注意点
  • 清岳荘登山口へのアクセスと駐車場情報
  • 行動時間7時間半のリアルなコースタイム
  • 斜里岳に必要な装備

登山データ

項目データ
山名斜里岳(1547m)
ルート旧道(沢)・新道(尾根)周回コース(清岳荘起点)
日程2022年8月11日(木・山の日)日帰り
行動時間7時間29分
距離9.6km
累積標高登り1042m / 下り1044m
天気晴れ→一時ガス→回復

旧道・新道周回コースを選んだ理由

斜里岳の定番ルートがこの旧道(沢)で登り、新道(尾根)で下る周回コース

旧道は沢沿いに何度も渡渉しながら登るルートで、沢の下山は危険なため「登りは旧道、下りは新道」が基本。清岳荘からスタートして、ぐるっと一周できる。


コース詳細|時間帯ごとのレポート

清岳荘〜沢登りスタート(07:44〜08:10)

朝6時頃に駐車場に到着したけど、山の日ということもあってかなり混んでた。50台ほどのスペースがほぼ埋まってる状態。登山口には警察の方が安全啓発活動をされていた。お疲れさまです。

千歳空港から6時間運転して一睡もしてないけど、東北メンバーとも駐車場で合流できてテンション上がる。いざ出発。

しばらく歩くと沢沿いの標識が見えてきて、ここから先が本格的な沢登りルート。

沢登りルートの入口にある標識
沢登りルートの入口付近の標識

いよいよ沢渡りの始まり。ここから先は何度も渡渉を繰り返す。

沢の岩を渡る登山者たち
さっそく岩を渡って沢へ
滝のそばを沢登りするグループ
滝のそばを慎重に進む

沢登り本番(08:29〜10:46)

これがもう、想像以上に楽しい。

岩の上を渡ったり、水の中を進んだり。足元はけっこう滑るから注意が必要だけど、冒険感がすごい。グループで「滑るよ〜」って声をかけ合いながら進む。

沢沿いの道標
沢沿いに立つ道標
急な岩場を登る登山者
急な岩場をよじ登る
広い滑(なめ)を登る
沢登りの核心部。広い滑(なめ)を登っていく

滑(なめ)はぬめりがあるから、足の置き場を慎重に選びたい。沢に滑り落ちる人もいたりして大変だった😆

滝横をグループで沢登り
意外と楽しいかも😆
水が流れる岩場を複数人で登る
水しぶきの中をみんなで登る

でも「意外と楽しいかも」って気持ちが勝ってくるのが不思議。普通の登山とは全然違う感覚で、渡渉を繰り返すたびにワクワクする。

沢を抜けて稜線へ(10:46〜11:09)

沢を抜けると一気に景色が変わる。

沢の最後の登り
沢をぬけると…
緑の山並みが広がるパノラマ
一気に視界が開けて緑の山並みが広がる

胸突八丁と呼ばれる急登を登りきると稜線に出る。高山植物が咲いていて、沢の世界とはまた違った景色。

高山植物と緑の山並み
高山植物が咲く稜線

馬の背まで来れば、山頂はもうすぐ。ただ、このあたりからガスが出てきて…

山頂へ向かう稜線と登山者
あと少し。山頂が見えてきた
ガスに包まれた稜線
ガスってきた☁️ 誰か雨男・雨女いるかも…

山頂(11:27着)

晴れ男パワーで何とかガスが薄くなって、山頂に到着。

山頂直下の稜線を登る
山頂直下。ガスが少し晴れてきた
斜里岳山頂からの眺望
山頂からの眺望。緑の稜線がどこまでも続く

斜里岳は独立峰だから、晴れれば展望は抜群。百名山49座目。グループのみんなと登頂できたのが嬉しかった。

斜里岳山頂標柱の前でポーズ
斜里岳(1547m)山頂。やったー✌️
山頂から見た緑の山並み
山頂からの展望。360度の緑

下山・新道(尾根)ルート(12:53〜14:58)

下山は新道(尾根)ルートで。青空が広がって、稜線歩きが気持ちいい。

青空と緑の稜線
新道の稜線。青空が広がって最高の景色

ただ、ここからが意外と大変。熊見峠を経由して下るんだけど、下りのはずなのに登り返しがあったり、滑りやすかったり。

熊見峠の道標
熊見峠。ここから激下りが始まる

途中でヒカリゴケらしきものを発見。岩に緑色に光る苔がびっしり。自然の神秘。

ヒカリゴケらしき緑色の苔
ヒカリゴケ? 岩に緑色の苔がびっしり

「気持ち的に長かったぁ〜」というのが正直な感想。下りのはずが登り返しもあって、疲れた体にはなかなか堪えた💦

清岳荘駐車場に無事帰還
無事に下山。お疲れさまでした

14:58、無事に下山完了。7時間半の山行、お疲れさま。


下山後のお楽しみ

下山後は近くで食料を買い出しして、クリオネキャンプ場のログハウスへ。北海道遠征の拠点はここ🏠

一睡もしないで6時間運転→登山7時間半というハードスケジュールだったけど、仲間と乾杯できたら全部チャラ。北海道遠征の初日としては最高のスタートになった🍻


アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 女満別空港から約70km、車で約1時間30分
  • 千歳空港からは約350km、6時間程度かかる(僕らは夜通し走った)
  • 登山口までの道は舗装されているが、最後は林道

駐車場

駐車場台数料金備考
清岳荘登山口駐車場約50台無料山の日は朝6時で混雑

山の日(8/11)の朝6時時点でかなりいっぱいだった。人気の山なので、早めの到着がおすすめ。

公共交通機関の場合

  • JR知床斜里駅からタクシーで約40分
  • 公共交通機関でのアクセスは限られるため、レンタカーが現実的

必要な装備

沢登りがメインのルートだから、装備選びは重要。特に足回りの対策がポイントになる。

必須装備

装備ポイント
沢対応の登山靴ソールのグリップ力が重要。沢で滑りやすいのでしっかりしたものを
ストック渡渉時のバランス確保に。ただし沢では邪魔になる場面も
防水スパッツ(ゲイター)沢で足元が濡れるので必須
速乾性のウェア沢で濡れることを前提に
グローブ岩をつかむ場面が多い

あると便利な装備

  • 沢靴(沢タビ):本格的な沢装備があればさらに安心。登山靴でも行けるけど、フェルトソールの沢靴があると滑りにくい
  • 防水バッグ(スタッフサック):カメラやスマホの防水対策に
  • タオル:沢で濡れた手足を拭くのに重宝する

沢登りの冒険感がたまらない山

正直、斜里岳のことは「北海道の百名山のひとつ」くらいの認識だった。

でも実際に登ってみると、沢登りが本当に楽しい。普通の登山道を歩くのとは全然違う感覚で、何度も渡渉を繰り返すのがワクワクする。仲間と声をかけ合いながら沢を登っていくのは、まさに冒険。

一睡もしないで6時間運転からの登山というハードスケジュールだったけど、それでも「来てよかった」と思える山だった。


まとめ|斜里岳に挑戦する人へ

沢登りがあるぶん、普通の登山とは少し勝手が違う。でもそこが斜里岳の魅力でもある。

旧道・新道周回コースが向いている人:

  • 沢登りの冒険感を楽しみたい人
  • 渡渉の経験がある、もしくはチャレンジしたい人
  • 7〜8時間歩ける体力がある人

注意したほうがいい人:

  • 増水時は沢ルートが危険。天候・水量は事前に確認を
  • 足元が不安定な場所が多いので、登山初心者はグループでの登山がおすすめ

登りは旧道(沢)、下りは新道(尾根)。この周回ルートが定番で、一番楽しめると思う。


よくある質問(斜里岳 Q&A)

Q. 斜里岳の難易度は?

中級者向け。沢の渡渉が何度もあり、足元が滑りやすいポイントが多い。基本的な体力と登山経験があれば問題ないけど、沢が初めての人は経験者と一緒に行くのが安心。

Q. 斜里岳の登山適期は?

7月〜9月がベスト。特に7月下旬〜8月が安定している。残雪期は沢ルートが使えない場合があるので注意。

Q. 旧道・新道周回コースのコースタイムは?

僕の場合は7時間29分(休憩含む)。標準コースタイムは約7時間前後。沢の状態やペースによって変わるけど、7〜8時間を見込んでおけばいい。

Q. 斜里岳に初心者でも登れる?

単独の初心者にはおすすめしない。沢の渡渉は慣れていないと危険だし、下山の新道も滑りやすい。経験者と一緒なら十分楽しめる。

Q. 清岳荘に宿泊はできる?

清岳荘は避難小屋として利用可能(有料)。寝具や食事は持参する必要がある。トイレあり。前泊して早朝スタートするのもいい選択肢。

Q. 熊は出る?

北海道なのでヒグマの生息域。下山ルートの新道には「熊見峠」という地名もある。熊鈴やホイッスルは必携。グループで声を出しながら歩くのが一番の対策。


登山をもっと安全に楽しむために

斜里岳は沢ルートがあるぶん、安全対策はしっかりしておきたい。

  • 登山届:清岳荘で提出できる。オンラインでコンパス(登山届システム)から事前提出もおすすめ
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。沢ルートは転倒リスクが高いので、保険加入は強くおすすめしたい
  • 天候と沢の水量確認:増水時は旧道ルートが通行不可になることもある。前日の天気も含めて事前に確認を

では、またどこかのお山で👋

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