「御座山」——これ、なんと読む?
「おぐらさん」と読む。初見でスラスラ読める人はそう多くない。そんな読めない山名に惹かれてやってきたのが、長野・南佐久の日本二百名山、御座山(2112m)。
樹林帯をひたすら登り続け、鎖場を越えると、突然視界が開ける。山頂は360°の大パノラマ。八ヶ岳、南アルプス、視線の先にいくつもの名峰——。ご褒美感が半端じゃない✨
すれ違ったのは3組だけ。そのひっそりとした雰囲気も、また良かった。
この記事でわかること
- 御座山(おぐらさん)の読み方と特徴
- 栗生登山口ピストンのコース詳細と所要時間
- 急登・鎖場の状況と難易度
- 山頂からの眺望(八ヶ岳・南アルプス等)
- 駐車場・トイレ情報とアクセス
登山データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 御座山(おぐらさん) |
| 標高 | 2,112m |
| 分類 | 日本二百名山 |
| 山域 | 長野県(南佐久) |
| コース | 栗生登山口ピストン |
| 距離 | 4.5km |
| 累積標高差 | 744m↑ / 745m↓ |
| 行動時間 | 3時間53分 |
| 日程 | 日帰り |
| 登山日 | 2024年8月12日(月) |
| 駐車場 | 栗生口駐車場(無料) |
| トイレ | なし |
栗生登山口を選んだ理由
御座山の登山口は複数あるけど、今回は栗生登山口からのピストン。山の記録を調べると、このルートが最もオーソドックスで標識やリボンも整備されている。人が少ない穴場感があって、逆にそれが魅力的に見えた。
当日は駐車場に一番乗り。出発時点で他に誰もいなかった。
コース詳細
07:32 栗生登山口スタート

栗生口駐車場は無料。トイレなし。登山前に済ませてから来るのが必須。
駐車場から少し歩くと登山口の標識が現れる。

登山口近くには前泊できる安くてきれいな施設もあり。前夜入りでアクセスするのもアリかも。

道中の標識を見ると、整備がわりと最近行われていた様子。安心感がある。
道中の標識を見ると、整備がわりと最近行われていた様子。安心感がある。
07:35〜08:00 沢沿いの樹林帯・九十九折の急登



登山口から先は沢に沿って高度を上げていく。最初から傾斜がそこそこあり、九十九折の急登が続く。
ひたすら樹林帯。空も見えない。ただ、道ははっきりしていて、標識とリボンがこまめにあるので迷う心配はなし。


08:14 不動の滝
急登をしばらく登ると、不動の滝に到着。落差のある滝で、冬は氷瀑になるとのこと。夏でも涼しげで、暑い登りの一休みにちょうどいい場所。
ここを過ぎると沢から離れ、さらに急登が始まる。鎖場も出てくるので、足元は慎重に。
08:58〜09:10 稜線直下・鎖場エリア

「やっと視界が開けた!」と思ったら、また樹林帯に引き戻される。この繰り返しがなかなかのメンタル攻撃(笑)

「あそこが山頂か?」と思って登ると、違う。また偽ピーク。このあたりはテンションの上げ下げが激しいゾーン💦
鎖場は上り下りともに設置されており、難易度はそこまで高くないが、濡れているときは要注意。
09:22〜09:35 御座山山頂・絶景タイム


避難小屋が見えてきたら山頂はもうすぐ。

樹林帯を抜けると、一気に景色が開ける。ここからが最高🏔

山頂まであとひと踏ん張り。到着!



山頂は360°の大パノラマ。八ヶ岳は目と鼻の先、南アルプスの稜線も雄大に見える。天気が良ければ北アルプスまで望めるとか。この日は夏らしい空で、視界は良好だった☀️

山頂から見下ろすと、登ってきた斜面が絶壁のように見える。「あそこ、登ってきたのか」という達成感が改めてこみ上げてくる。


南アルプス、八ヶ岳、どちらを向いても山。贅沢な時間。

山頂から奥に見える稜線。「あそこも行けるのか?」と気になったけど、今回はここまで。次回の宿題に。
09:27 避難小屋
山頂直下に避難小屋あり。中はとても清潔に保たれている。緊急時の心強い拠点。
10:55 下山中・不動の滝(再訪)

下りも同じルートをピストン。再び不動の滝に立ち寄る。登りで汗をかいた後の滝は格別の涼しさ🚰
11:25 下山完了

無事に下山。駐車場には車がほとんどいなかった。人気のない静かな山だとよくわかる光景。
11:57 下山後の温泉・ランチ

下山後は近くの温泉施設でひとっ風呂。お盆の連休ということもあって、こちらは意外と人が多かった。

締めはお蕎麦。登山後のそばは沁みる😊
アクセス・駐車場情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最寄りIC | 中部横断自動車道 佐久南IC |
| 駐車場 | 栗生口駐車場(無料) |
| 駐車台数 | 数台程度 |
| トイレ | なし(登山口・山頂ともになし) |
| アクセス注意 | 登山口までの林道は未舗装区間あり。低車高の車は注意 |
トイレは登山前に済ませることが必須。コンビニは遠いので、早めに準備しておきたい。
必要な装備
| カテゴリ | アイテム |
|---|---|
| 靴 | 足首サポートのあるトレッキングシューズ(鎖場あり) |
| 雨具 | 必携(夏山は午後から天気が変わりやすい) |
| 水分 | 1L以上(水場は不動の滝付近のみ) |
| グローブ | 鎖場用に薄手のものがあると安心 |
| ヘッドライト | 日帰りでも必携 |
| 行動食 | 休憩ポイントは少ないので補給食を持参 |
登山で使っているおすすめギア
感想:静かな山でひとり占めの絶景
正直、御座山はマイナーな部類の山だと思う。人気ルートと比べると登山者は圧倒的に少ない。でも、それがいい。
ひたすら続く樹林帯の急登。偽ピークに騙される稜線歩き。そして山頂で突然広がる360°パノラマ——。ご褒美の落差がとにかく大きい⛰
山頂で誰とすれ違うこともなく、南アルプスと八ヶ岳を独り占めにできた時間は、じんわりと良かった。
コース定数16の「ふつう」難易度だけど、急登と鎖場があるので、初心者よりは中級者向けかな。体力に自信があれば日帰りで十分楽しめる。
まとめ|御座山に挑戦する人へ
御座山(おぐらさん)、こんな人におすすめ:
- 静かな山をひとりでじっくり歩きたい
- 人が少ない穴場の二百名山を登りたい
- 八ヶ岳や南アルプスを別の角度から眺めたい
- 4時間以内の日帰り登山を探している
樹林帯が長くて地味に見えるかもしれないけど、山頂の眺めはその分だけ感動が大きい。読めない山名の山には、それだけの理由がある。
よくある質問(FAQ)
Q. 御座山はどう読む?
A. 「おぐらさん」と読む。初見では読めない人がほとんど。
Q. 登山レベルはどのくらい?
A. 急登と鎖場があるため、初心者よりは中級者向け。コース定数16で「ふつう」相当。体力があれば問題なく日帰りできる。
Q. 駐車場とトイレは?
A. 栗生口駐車場は無料。トイレは登山口にも山頂にもないため、出発前に必ず済ませること。
Q. 山頂からの眺望は?
A. 360°の大パノラマ。八ヶ岳・南アルプスがよく見え、天気次第では北アルプスまで望める。
Q. 登山の最適シーズンは?
A. 雪のない5月〜11月頃。夏は緑の樹林帯、秋は紅葉も楽しめる。冬は不動の滝が氷瀑になるが積雪・凍結に注意。
登山をもっと安全に楽しむために
山に登るなら、登山保険への加入は真剣に検討したい。
遭難や滑落があった場合、捜索・救助にかかる費用は数十万〜数百万円になることも。年間数千円の保険で、万が一の時の捜索費用や救助費用をカバーできるものがある。
ガイドを雇う選択肢も。初めて行くルートや難易度の高い山は、プロに同行してもらうと安全性がグッと上がる。
では、またどこかのお山で👋


コメント