日本三百名山、鈴鹿セブンマウンテン北端の藤原岳(ふじわらだけ・標高1,140m)。
三重県と滋賀県の境にある石灰岩の山で、春は福寿草の名所として関西で親しまれている1座。
表登山口(大貝戸)から往復するのが定番ルート。今回もこの大貝戸コースを歩いた(8.1km、累積1,082m、行動時間6時間23分)。12月初旬は雪と泥が交互に出る、冬山入門の関西版というべき1日☃️
百名山完登者の本音で、軽アイゼンを着けるタイミングや藤原山荘でのランチまで詳しく紹介。
この記事でわかること
- 12月初旬の藤原岳で雪がどのあたりから出てくるか
- 大貝戸コースで軽アイゼンを装着するタイミング
- 山荘でのランチや下山時の泥対策など、冬の鈴鹿の「あるある」
鈴鹿の北端、関西から日帰りできる冬山入門におすすめの1座。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 藤原岳(ふじわらだけ) |
| 標高 | 1,140m |
| 山域 | 鈴鹿山脈(三重・滋賀) |
| 分類 | 日本三百名山 |
| 登山日 | 2019年12月7日(土) |
| コース | 大貝戸コース(往復) |
| 行動時間 | 6時間23分 |
| 距離 | 8.1km |
| 累積標高 | ↑1,082m ↓1,081m |
| 天気 | 曇り(山頂付近で晴れ間あり) |
12月の鈴鹿、気がついたら銀世界
藤原岳は鈴鹿山脈の最北端に位置する三百名山。石灰岩の山で、春のフクジュソウが有名だけど、冬は冬でいい顔を見せてくれる。
今回は12月に大貝戸コースから日帰り。九十九折の道を黙々と登っていたら、パッと視界が開けて一面の銀世界に変わった。
曇り空なのにガスは少なく、山頂からは鈴鹿の山々と伊勢湾までバッチリ
帰りはドロドロの泥地獄
コースタイム(実績)
| 時刻 | 地点 |
|---|---|
| 09:36 | 藤原岳登山口駐車場 スタート |
| 12:26 | 藤原山荘 着 |
| 12:57 | 藤原岳 山頂 着 |
| 15:59 | 藤原岳登山口 ゴール |
スタート〜神武神社:駐車場から登山口へ

今日のスタートはここから。駐車場のすぐ奥に登山口がある。

大貝戸コースはコース定数23の「ふつう」。距離の割に標高差がしっかりあるので、準備不足は禁物。

登山口のすぐ脇に神武神社。無事を祈ってからお邪魔します。
登山道:スギ林をジグザグに

登山道はよく整備されている。スギ林の中を緩やかに登ったかと思えば、急坂をジグザグに切って標高を稼いでいく。

12月。足元は落ち葉だらけ。踏むたびにカサカサと音が鳴って、冬の到来を感じる。

天気予報は曇りだったけど、雲のすき間から日が差し込む瞬間もあり。歩いているうちに身体が温まってくる。
中腹で雪が登場。テンション爆上がり

標高を上げていくと、ついに雪が顔を出した。12月初旬でこの積雪、ちょっと予想外。

どんどん雪が増えてくる。こういうの、地味にうれしい。

ザクザク踏みしめながら歩く感触が楽しい。冬山の醍醐味ってこれかも。
藤原山荘:避難小屋で一息&軽アイゼン

12:26、藤原山荘に到着。周辺は思っていたより雪が多く、一面の銀世界。

雪の上に動物の足跡。誰の足跡かな🐾

山荘から山頂への区間は急傾斜が続く。「なくても行けそう」と思ったけど、念のため軽アイゼンを装着。
冬の雪道は油断が一番危ない。「念のため」が結局いちばん早い。
藤原山荘→山頂:一気に景色が開ける

山荘から山頂へは、南の鞍部に下ってから登り返す。この区間がいちばん雪が多い。

冬らしい天気の稜線歩き。空気が凛としていて、気持ちいい。

山頂が近づくと、太陽が雲間から顔を出してくれた☀️

雪と岩と空。自然の造形を眺めながら、ゆっくり稜線を歩く。
藤原岳 山頂(1,140m)

12:57、藤原岳 山頂に到着。鈴鹿3座目、祝!
鈴鹿の山々が一望できる展望で、奥には伊勢湾までうっすら見える。山頂は雪に覆われていて、足を踏み出すとズボッと埋まるほど。

山頂のタッチパネル式標識をポチッとな。

雪の上にちょっとだけ落書き🤣 無邪気な時間。

ズボズボはまりながら雪遊び。童心に戻る瞬間。
山荘でランチタイム:冬山の温かいご飯は正義

山頂を楽しんだら、藤原山荘に戻ってランチ。うどんに鳥の燻製をのせて温める。
卵とネギを忘れたのが小さな後悔。でもそれを差し引いても十分うまい。冬の山荘で食べる温かいうどんは、最強。

食後は干し芋をいただいて、コーヒーで一服☕ 山の中で飲む温かいコーヒーは格別。
下山:雪道→泥地獄の二段構え

13:48、お腹もいっぱいになったところで下山開始。

山荘から下はまだ雪道。ゆっくりテクテク踏みしめながら、景色を楽しみつつ下る。

標高が下がってくると、そこは泥地獄💦 溶けかけの雪と落ち葉と土がミックスされて、滑る・汚れる・疲れるの三重苦。
下山後の洗濯は覚悟だな
神武神社でゴール

15:59、神武神社に戻ってゴール。行動時間6時間23分、充実した1日だった。
朝スタートした場所で手を合わせて、無事に下山できたことに感謝。
装備メモ・反省点
持って行ってよかったもの
- 軽アイゼン:山荘〜山頂の急傾斜区間で本当に安心
- 温かいランチ食材:気温が低い分、うどんやコーヒーの威力が倍増
反省点
- ネギと卵を忘れた(小さい話だけど、山飯のトッピングは地味に大事)
- 下山後の靴・ゲーターの泥汚れがひどい。ゲーターは必須レベル
冬期の注意点
- 大貝戸コースは八合目以上で急傾斜が続く。雪がついているときはスリップ注意
- 12月以降はアイゼン必携で臨みたい
- 登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがあるので、冬山に行くなら備えておくと心強い
天狗岩はまた今度
藤原山荘から往復1時間ほどの位置にある天狗岩。山頂と同様に展望がすばらしいらしい。
今回は時間の都合で見送り。次回セットで歩きたい、と心のメモに残しておく。
よくある質問(FAQ)
Q. 藤原岳の登山口へのアクセスは?
A. 三岐鉄道西藤原駅から徒歩約15分で藤原岳登山口休憩所。車なら登山口近くの駐車場が利用できる。
Q. 12月に軽アイゼンは必要?
A. 山荘より上は積雪があることが多く、特に山頂ルートは急傾斜。軽アイゼンは必携で持ち込みたい。実際に使うかはその日の積雪次第。
Q. 大貝戸コースの難易度は?
A. コース定数23(ふつう)。距離は8km超、標高差1,000mオーバー。体力面はそれなりにハードだけど、道は整備されていて歩きやすい。
Q. 春のフクジュソウはいつ頃が見頃?
A. 例年3〜4月にかけて。九合目付近から花の数が増えて、稜線が黄色に染まる時期もある。
Q. 下山後に泥汚れは避けられる?
A. 冬〜春の雪解け期は正直きびしい。ゲーター着用と、汚れてもいい靴・パンツで行くのが無難。
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では、またどこかのお山で👋

