三俣山 長者原から周回|くじゅう連山で5峰とミヤマキリシマを一気に楽しむ

200名山

日本二百名山、くじゅう連山の三俣山(みまたやま・標高1745m)。

大分県九重町に位置し、西峰・本峰・北峰・南峰・Ⅳ峰と5つの峰を持つのに「三俣山」と呼ばれるらしい。どの方向から見ても3つの峰にしか見えないことに由来する名前らしく、実際に歩いてみてもよくわからないってのが本音(笑)。

王道の牧ノ戸峠からの久住山ルートと同じくじゅうエリア。今回は長者原から諏蛾守越を経由し、西峰→Ⅳ峰→本峰→北峰→南峰の5峰を全部踏む周回ルート。距離11.1km、累積標高1,007m、行動時間8時間25分。

2025年6月7日、ミヤマキリシマが見頃という情報を信じて参加した久しぶりの団体行動。結論から言うと、ミヤマキリシマは本当に見頃だった。おまけにイワカガミの群落まで出てきて、花の話題では今年一番の山行になった。


この記事でわかること

  • 三俣山の5峰周回ルート(長者原スタート)の実態
  • 2025年6月上旬のミヤマキリシマ開花状況
  • お鉢周り(波線ルート)は実際どのくらいキツいか
  • 三俣山の名前の由来と5峰の謎(Ⅳ峰だけローマ数字)
  • 長者原の駐車場・アクセス情報

登山データ

項目データ
山名三俣山(みまたやま・標高1745m)
山岳分類日本二百名山
ルート長者原 → 諏蛾守越 → 西峰 → Ⅳ峰 → 本峰 → 北峰 → 南峰 → 長者原(周回)
登山日2025年6月7日(土)日帰り
行動時間8時間25分
距離11.1km
累積標高上り1,007m / 下り1,007m
難易度中級(波線区間あり)
天気晴れ(要目視確認)
さて 何処がどこの山に登るのか わからないのさ
さて 何処がどこの山に登るのか 他の人におまかせでわからないのさ(笑)


久しぶりの団体行動で三俣山へ

単独行が多い私にとって、今回は久しぶりの団体での山行

「ミヤマキリシマが綺麗らしい」。その一言につられて参加を。正直、ルートの詳細もそこまで把握しないまま集合場所に向かったら、途中で高速を降ろされて焦ること焦ること。間に合うか不安だったけど、なんとか長者原に到着。

駐車場が思った以上に広かった。6月の週末、それでも車がずらり。この時期のくじゅうエリアの人気をあらためて実感

今回は久しぶりの団体で登ってみる
今回は久しぶりの団体で登ってみる

三俣山は「三俣」という名前なのに、実際には西峰・本峰・北峰・南峰・Ⅳ峰の5峰ある。どの方向から見ても3つの峰にしか見えないことが名前の由来らしい。歩いてみると「なるほど、確かに稜線が複雑かも」って思ったけどよくわからなかったのが正直なところ


コース詳細

長者原から諏蛾守越へ

8時04分、長者原ビジターセンター前をスタート

まず車道を少し歩く。最初の取り付きまでは舗装路歩き

では まずは道路を歩いていき
まずは道路を歩いていき

道路を抜けるとすぐに景色が変わる。視界がぱっと開けて、九重らしい広大な空間が。これが嬉しい

直ぐに開けてきて
登山道を行くと直ぐに開けてきて
いいとこじゃないですかぁ〜
いいとこじゃないですかぁ〜

「いいとこじゃないですかぁ〜」。これは正直な感想。単独行だと黙々と歩いてしまうけど、団体だと今の気持ちも共有できてそれそれで新鮮!!

硫黄山を横目に稜線へ

この山域で一番の存在感を放つのが硫黄山(硫黄岳)。「登ると危険」の看板がある立入禁止エリアで、近くで見れば見るほど凄みがある。

硫黄岳らしい デカいなぁ
ミヤマキリシマが見える
こう言う所を歩くと 山に登ってると実感が湧いてくる
硫黄岳 思っていたよりもデカいなぁ

こういう開けた稜線を歩いていると、「山に登った」感が湧いてくる。この感覚、わかる人にはわかるはず!!

道中に「×」マークの標識が何箇所か立っていた。自己主張が強い。通行禁止や通行注意を示す標識だろうけど、それ自体が一種の見どころになっている。

自己主張の強い✕と一緒に
ここにも 自己主張が強いやつがいる
ここにも自己主張が強いゴリラがいる
ここにも自己主張が強いゴリラがいる

西峰(10時47分着)

要目視確認
いい景色

最初のピーク、西峰に到着。

まずは西峰
まずは西峰

ここからの眺めは良い。久住山や星生山の稜線が横に広がって、九重エリアの広さを実感できる。そして目の前には「登ると危険」の硫黄山。

あと 登ると危険らしいここの硫黄岳
あと 登ると危険らしい硫黄岳の全容が

団体行動のいいところは、話しながら登るのであっという間に登ってしまうとこ。そして自撮りが撮ってもらえるのもありがたい(笑)

本峰(11時37分着)

本峰からグルっといくよ
本峰からグルっといくよ
要目視確認
ミヤマキリシマの群生

三俣山の最高点、本峰(1745m)に到着。

まずは本峰
まずは本峰
いつも様にぽちっとな
いつものぽちっとな

山頂三角点にタッチ。これは毎回やってる。達成感の確認みたいなもの。

ここから「グルっといく」。お鉢周りのスタートだ。

ミヤマキリシマが見頃だった

本峰の稜線を歩き始めると、ピンク色が目に飛び込んでくる。

ミヤマキリシマが咲いている。「綺麗らしい」という情報で来たが、本当に見頃だった。いや、それ以上だったかもしれない。稜線のところどころにピンクが広がっていて、九重らしいスケール感の中で映える。

ミヤマキリシマを満喫していたら、さらにもう一つの収穫があった。

この辺りに イワカガミ咲いているとは知らなかった
この辺りに イワカガミ咲いているとは知らなかった

イワカガミ。これは予想外。「この辺りに咲いているとは知らなかった」。まさにその通り。6月上旬の三俣山、ミヤマキリシマだけでなくイワカガミまで楽しめるとは。得した気分。

波線ルートの急下り

ここから激下ってお鉢周り / 地図で波線ルートじゃん / 行けるのか不安になる
ここからお鉢周り 行けるのか不安になる

本峰を過ぎて北峰方面へ向かう道。地図をよく見たら、波線ルート(難路)になっていた。

団体行動のノリで「行こう行こう」と先に進んでしまったが、いざ斜面を見ると結構な急下り。足元を選びながら、ゆっくり慎重に降りる。

ただ、行けないことはなかった。足場さえ確認すれば問題ない。波線とはいえ、技術的な難所というより「斜度がキツい」系の難しさ。

要目視確認
激下り💦

要目視確認
激登り

要目視確認
ミヤマキリシマ

北峰(12時36分着)

北峰に
北峰に
要目視確認
ほかにも春を感じる花たち

北峰から見下ろすと、坊ガツルのテント場が見える。

テントも多いね 夜見たら綺麗かも
テントも多いね 夜見たら綺麗かも

テントがいくつも張ってある。夜に見たら綺麗かも。九重でテント泊、いつかやってみたいな

空を見ていると小さなシルエット。

そして セスナも飛んでいたりして
そして セスナも飛んでいたりして

セスナが飛んでいた。山の上でセスナを目撃するのはなかなか珍しいね

南峰で周回完了(13時45分着)

要目視確認
紫もチラホラ遠くに

南峰
南峰

南峰に到着。5峰のうち4つ目。

要目視確認
岩岩

要目視確認
よく降りて登ったもんだ

最後のピークはⅣ峰。

Ⅳ峰 なぜここだけ数字なのか気になる
Ⅳ峰 なぜここだけ数字なのか気になる

西・本・北・南ときて、なぜここだけローマ数字の「Ⅳ」なのか。ちょっと気になるけど不明。山頂で「なんでだろうなぁ」と思いながら通過した。これ今でもずっと気になる。

16時11分、長者原に下山。行動時間8時間25分。

下山後のソフトクリーム

最後はお約束のソフトクリーム400円なり
最後はお約束のソフトクリーム400円なり

長者原に戻って、ソフトクリーム400円。これがお約束。

疲れた身体に甘さが染み渡る〜。帰ってきたら足がイタタになっていたけど、久しぶりの団体行動は楽しかった


アクセス・駐車場情報

項目詳細
登山口長者原ビジターセンター(大分県九重町)
駐車場長者原ビジターセンター駐車場(無料・大型)
混雑状況6月の週末は早朝から混み始める。7時台到着推奨
最寄りIC大分自動車道「九重IC」から車で約30分
公共交通由布院・別府からくじゅう登山バス(運行時期限定)

今回は高速で途中まで来たら工事中で降ろされた。ナビ任せで来るとこういうこともある。余裕を持って出発するのが賢明。


独断と偏見で選ぶ、三俣山の見どころベスト3

第1位:ミヤマキリシマ(6月上旬)

これが本命。5月下旬〜6月中旬が見頃で、稜線にピンク色が広がる。くじゅうエリアはミヤマキリシマで有名な山域だが、三俣山も十分に楽しめる。当たり外れはあるけど、当たった時の景色は格別。2025年6月7日は当たり年だった。

第2位:北峰前後の波線ルートとお鉢周り

「怖い」と「面白い」が隣り合わせの区間。事前に地図で確認しておけば心構えができる。行く前に確認しなかった私が言うのもなんだけど。急下りのあとに稜線が続いて、眺めが開けてくる。このコントラストがいい。

第3位:硫黄山の圧倒的な存在感

登れない山をこれだけ間近で眺めるのは楽しい。「登ると危険」の看板に守られながら、火山らしい荒々しい山容を遠くから拝む。


登山をもっと安全に楽しむために

久住エリアは整備が行き届いているが、お鉢周りの波線区間など、地形図での事前確認は必須。

項目内容
登山届長者原ビジターセンターで提出可能。コンパスからのオンライン提出も対応
登山保険年間数千円で遭難時の捜索費用をカバーするものがある。くじゅうでも油断は禁物
地図確認波線区間(北峰前後)は出発前に必ず確認。スマホアプリと紙地図を両方持つのが理想

よくある質問

Q. 三俣山の周回ルートの難易度は?
A. 距離11.1km・累積標高1,007m・行動時間8時間超が目安。技術的な難所は北峰前後の急下り(波線区間)のみで、鎖場はない。中級者向けのルート。初心者には距離・行動時間が少し長め。

Q. 2025年6月上旬のミヤマキリシマはどうだった?
A. 2025年6月7日は見頃だった。稜線のところどころにピンク色が広がり、おまけにイワカガミの群落まで見られた。例年の見頃は5月下旬〜6月中旬だが、当たり外れがある。

Q. 三俣山という名前なのになぜ5峰あるの?
A. どの方向から見ても3つの峰にしか見えないことに由来する。実際は西・本・北・南・Ⅳ峰の5峰あるが、遠くから眺めると確かに3つに見える。Ⅳ峰だけローマ数字なのは謎のまま。

Q. 長者原の駐車場は何時に着けばいい?
A. 6月の週末は車中泊組が多いから、早めがおすすめ。7時前から混み始めて、7時台にはほぼ満車。

Q. 三俣山のYAMAPデータが取れなかったらどうする?
A. 今回まさにそれ。YAMAPの記録が取れていなかったので、ヤマレコのデータで補完した。万が一のためにYAMAP以外のバックアップアプリを並行起動しておくと安心。


では、またどこかのお山で👋

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