日本三百名山、箱根外輪山の金時山(きんときさん・標高1,213m)。
静岡県と神奈川県の境に位置し、金太郎伝説の舞台として知られる、箱根エリアで最も人気の高い山のひとつ。
王道は仙石原バス停や乙女峠からのアクセスが多いが、今回は2023年3月末に復旧開通したばかりの足柄側・金時山登山口から丸鉢山を経由するルート(距離3.9km、累積標高398m、日帰り2時間19分)。
梅雨の晴れ間に富士山を眺めて山頂かき氷まで楽しんだ記録を、百名山完登者の本音でレポートする。
この記事でわかること
- 対象読者:金時山に初めて登る人、箱根観光と組み合わせたい人
- 結論:短時間でサクッと登れて山頂茶屋のかき氷が最高。下山後の箱根観光とセットが最強
- 見どころ:富士山の展望スポット・金太郎伝説ゆかりの大斧・山頂のかき氷茶屋
- コースの特徴:丸鉢山経由で変化があるが全体的にやさしい。ただし階段急登あり
- 駐車場情報:足柄側は無料。手前は混むので奥の駐車場が狙い目
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 金時山(きんときさん・1,213m) |
| 分類 | 日本三百名山 |
| ルート | 金時山登山口 → 丸鉢山 → 金時山 ピストン |
| 日程 | 2023年7月2日(日)日帰り |
| 行動時間 | 2時間19分 |
| 距離 | 3.9km |
| 累積標高 | 登り398m / 下り402m |
| コース定数 | 9(やさしい) |
| 天気 | 晴れ(梅雨の合間) |

足柄ルートを選んだ理由
2023年3月末に復旧開通したばかりの足柄方面からアクセスしてみたかった。
新しく通れるようになったルートというのは、それだけで少し気になる。混雑しやすい仙石原側に比べて、足柄側は比較的空いているというのも理由のひとつ。
ただ、登山口に向かう道中にナビのセットミス。まったく違う場所に案内されるというトラブル💦
コース詳細|時間帯ごとのレポート
登山口へのアクセス(注意あり)
登山口へ向かう途中、途中から砂利道になる区間がある。

大きな問題はなかったが、運転注意。というか、ナビのセットミスで先に変な場所に行ったのは内緒😅
駐車場(09:00〜09:01)
手前の駐車場は日曜の朝9時でほぼ満車。

奥の駐車場はまだ余裕があった。料金は無料。トイレは駐車場にはなく、車で少し移動した場所にある(山頂のトイレは利用可能)。

登山道序盤(09:01〜09:22)
スタート直後は気持ちよい樹林帯の道。

道沿いで小さなサプライズもあった。木の上に卵。


しばらく歩くと、富士山が見えるビュースポットが現れる。

7月に入って富士山の山開きが始まったばかりのタイミング。「今年は激混みかなぁ」という気持ちはわかる。
丸鉢山を経由して本格的な登りへ(09:24〜09:52)
丸鉢山のピークを経由して、金時山へ向かう登山道に入ると雰囲気が変わる。

そして現れるのが階段地獄。


124段。数えながら登ったのか、あるいは後で数えたのか。いずれにしてもぼちぼちきつい。コース全体の核心部はここの急登区間だと思う。
金時山 山頂(09:52着)
階段を登りきるとあっという間に山頂。

金時山の山頂でまず目に入るのは、金太郎伝説ゆかりの大斧。

山頂で少しのんびりしてから撮影した一枚。「おりゃ〜って🤣」というキャプションが全てを物語っている。
山頂にはトイレもある。

山頂の見どころ|茶屋とかき氷
金時山の山頂には茶屋が2軒。これが金時山の名物的存在


夏場はかき氷が売られている。今回は「氷金時 抹茶ミルク」をチョイス。

本格的な金時(小豆)で、底までミルクが入っているタイプ。登山後の疲れた体に染みる味だった。
山頂からは箱根と天城方面の眺めも楽しめる。

「時間もあるし箱根に行こうかなぁ〜」。そう思えるくらいのゆとりがある山、それが金時山の良さでもある。
下山(10:36〜11:17)
金太郎茶屋に立ち寄りながら下山。
下りでも道沿いに花が咲いていたり、緑が綺麗だったり。


帰りは影になる箇所も多く、少し涼しく感じた。


あっという間に下山完了。


ぷにゅ〜☝️」は何かを触っている一枚。内容は要目視確認。
下山後の楽しみ方|箱根観光とセットが最強
金時山の最大の魅力のひとつは、下山後の箱根観光との組み合わせ。
今回は大涌谷へ向かう途中でお昼にお蕎麦。

さらにお蕎麦屋さんでもらった割引券を使ってソフトクリームまでいただいた。

大涌谷にも立ち寄り。モクモクとした噴気が迫力満点。





大涌谷から振り返ると、さっきまで登っていた金時山が見えた。

さらに道の駅「金太郎のふるさと」にも立ち寄り。


後ろに回ると……

道の駅でお昼の2回戦。


「お腹も心も満足で今回もおつかれ様でした」。この一言が全てを表している。
箱根観光と組み合わせる宿探し
金時山は日帰りでも十分楽しめるが、箱根に泊まって翌日に登るプランも人気がある。前泊すれば朝イチの空いた時間帯に山頂を独占できる。大涌谷・芦ノ湖・温泉と組み合わせれば、1泊2日の箱根旅行として完結する。
アクセス・駐車場情報
車の場合(足柄側)
- 東名高速「御殿場IC」から県道138号経由で約20分
- 登山口に向かう途中、一部砂利道あり(通常の車で通行可能なレベル)
- 2023年3月末に足柄方面のルートが復旧開通
駐車場
| 駐車場 | 料金 | トイレ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 金時山登山口駐車場(手前) | 無料 | なし | 日曜は早い時間から埋まる |
| 金時山登山口駐車場(奥) | 無料 | なし | 手前が満車でも奥に余裕あることが多い |
トイレは駐車場から車で少し移動した場所にある。山頂にはトイレあり。
公共交通機関の場合
- 御殿場駅からバスで乙女バス停、または仙石バス停へ(仙石原側ルートを利用する場合)
- 足柄側へのアクセスは車が現実的
装備・注意点
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | 階段と急登があるのでしっかりしたソールのもの |
| 雨具 | 梅雨シーズンは急変注意 |
| 水分 | 夏場は多めに。山頂茶屋で購入も可能 |
| 帽子・日焼け止め | 夏の稜線は直射日光がきつい |
登山保険について
行動時間2時間程度のやさしいコースとはいえ、登山中の万が一に備えて登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。
金時山・独断と偏見ランキング
登った上での個人的な評価(あくまで主観)。
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 富士山の眺望 | ★★★★☆ | 登山道の途中にビュースポットあり。山頂からは箱根・天城方面が見える |
| 登りやすさ | ★★★★★ | 2時間少々でサクッと登れる。階段急登が1か所あるが全体的にやさしい |
| 山頂の充実度 | ★★★★★ | 茶屋2軒・かき氷・トイレあり。これは百名山クラスのサービス水準 |
| 下山後の楽しみ | ★★★★★ | 箱根観光・温泉・グルメと組み合わせ放題。これが最大の強み |
| アクセス | ★★★★☆ | 車なら快適。公共交通機関は乗り継ぎが少し手間 |
よくある質問(金時山 Q&A)
Q. 金時山は初心者でも登れますか?
日帰りで2時間少々、コース定数9(やさしい)の山。登山を始めたばかりの人でも挑戦しやすいレベル。ただし階段の急登区間が1か所あるので、足元のしっかりした靴は必要。スニーカーよりトレッキングシューズ推奨。
Q. かき氷はいつ食べられますか?
山頂の茶屋2軒でかき氷が提供されているのは主に夏季。7月に訪問した際はしっかり食べられた。シーズン外や悪天候時は茶屋が閉まっていることもあるので、行く前に情報確認を。
Q. 丸鉢山との組み合わせルートはどれくらいかかりますか?
金時山登山口からのピストンで行動時間約2時間20分(距離3.9km、累積398m)。金時山単体より少し変化があって楽しい。全体的にはやさしいレベルで、体力に自信がない人でも問題ない。
Q. 足柄ルートと仙石原ルートはどちらがおすすめ?
仙石原側は公共交通機関でのアクセスが便利で最もメジャー。足柄側は車でのアクセスに向いており、比較的空いている印象。箱根観光と組み合わせたい場合は仙石原側から下山して箱根へ移動するルートもある。それぞれ特徴が違うので目的に合わせて。
Q. 富士山は山頂から見えますか?
登山道の途中に富士山ビュースポットがある。山頂からは箱根や天城方面の眺めが楽しめる。富士山の見え方は天気次第だが、梅雨の晴れ間でも十分楽しめた。
では、またどこかのお山で👋


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