天気予報はイマイチ。でも「ワンチャンあるかも」と信じて新潟まで車を走らせた。
結果、ガスの中をひたすら登って、前巻機を過ぎたあたりで一気に晴れ間が広がった。あの瞬間のテンションの上がりようったらない(笑)
巻機山は山頂にケルンがあるだけの静かな山。でも、そこに至るまでの高層湿原や池塘の景色がとにかく美しい。粘土質の急登はなかなかの修行だけど、登る価値は十分ある。
この記事でわかること
- 井戸尾根コースの実際のコースタイムと難易度
- 桜坂駐車場の料金・トイレ・混雑状況
- 粘土質の登山道で気をつけるポイント
- 前巻機から山頂までの稜線歩きの様子
- 巻機山避難小屋の設備情報
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 巻機山(1,967m) |
| ルート | 井戸尾根コース(桜坂駐車場 ピストン) |
| 日程 | 2022年8月21日(日)日帰り |
| 行動時間 | 8時間11分 |
| 距離 | 11.1km |
| 累積標高 | 登り 1,377m / 下り 1,379m |
| 天気 | 曇りのち晴れ(山頂付近で晴れ間) |

井戸尾根コースを選んだ理由
巻機山のメインルートといえば井戸尾根コース。桜坂駐車場から直接アクセスできて、日帰りピストンが可能。
土曜日はどこも天気がイマイチだったけど、日曜日なら巻機山がワンチャン晴れそうな予報。夜中に車を出して新潟へ向かい、途中のサービスエリアで仮眠。目が覚めたら周りはガスガスで正直不安だったけど、「せっかく来たんだし、ダメなら観光して帰ろう」くらいの気持ちで登山口に向かった。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
桜坂駐車場〜登山口(06:39〜06:50)
6時30分頃に桜坂駐車場に到着。駐車料金は500円で、後払い方式。バッジも500円で販売されている。
駐車場のトイレは水洗で紙もあり、きれいに管理されている。駐車場の方が掃除をされているとのこと。ありがたい。
足洗い場もあるんだけど……ということは、それだけ汚れるってことだよね😅



登山口〜7合目(06:50〜09:03)
ここからが長い。ひたすら樹林帯の中を登っていく。
特徴的なのが粘土質の階段。これがもう大量にあって、登りはまだいいけど下りが恐ろしいことになるのは容易に想像できた。
ガスの中を黙々と登り続ける修行ゾーン。7合目の標識はわかりにくいところにあるので見落とし注意。


7合目〜前巻機(09:03〜10:10)
7合目を過ぎると、パッと視界が開ける。ここからが巻機山の本番。
とはいえ、この日はまだガスが残っていて、幻想的な雰囲気。写真ではわかりにくいけど、雲の切れ間から光が差し込んで神秘的な景色だった。
途中、蜂が花の蜜を吸っている姿にほっこり。長い階段もあって、なかなかの急登が続く。




前巻機〜巻機山避難小屋(10:10〜10:27)
前巻機が近づくにつれて、空の色が変わり始めた。「晴れろ!」と念じながら登っていくと……



ガスが切れて青空が見え始めた瞬間は、思わず声が出た。信じて登ってきてよかった✨
前巻機(ニセ巻機)に到着。名前のとおり、ここは山頂じゃない(笑)

前巻機から少し下ると巻機山避難小屋がある。中はきれいで、裏にトイレもある。100円の寄付制。

避難小屋〜巻機山 山頂(10:27〜11:21)
避難小屋からまた登り返して、山頂方面へ。
ふとザックを見ると、蝶々が止まっていた。夏の山はこういう出会いがうれしい。

このあたりの高層湿原が本当にきれい。紅白の花が咲いていたり、池塘が点在していたり、なんとも言えない風景が広がる。

途中の池塘が、笑ゥせぇるすまんの顔にしか見えなくて思わず笑ってしまった😂

御機屋(巻機山の山標柱があるところ)を経由して、11:14に巻機山の山頂に到着。山頂にはケルンがあるだけ。でも、それがまたこの山らしくていい。

牛ヶ岳方面は真っ白だったのでUターン。割引岳方面も視界がなさそうだったので、今回はパス。
帰りに山標柱があったことを思い出して、記念撮影。

下山(11:50〜14:42)
名残惜しいけど下山開始。

下山中、ふと目をやると奥に滝が見えた。登りでは気づかなかった。

クワガタにも遭遇。夏の山はこういう出会いがあるのがいい✨

そして予想どおり、ガスが上がってきた。午前中に山頂に着いておいてよかった。

問題の粘土質の下り。案の定、滑りそうになりながらの下山。足洗い場があった理由を身をもって実感した(笑)
14:42に無事下山。あとは林道をてくてく歩いて駐車場へ。

下山後のお楽しみ|南魚沼の道の駅
せっかく南魚沼市に来たので、道の駅に寄り道。サーモンとわさび菜の漬け丼をいただいた。あっさりして香りもよく美味しい。新潟に来たら食も楽しまないとね。

アクセス・駐車場情報
車の場合
- 関越自動車道 塩沢石打ICから国道291号経由で約20km
- 登山口手前の道は狭い箇所があるので注意
- 冬期は道路閉鎖あり
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 桜坂駐車場 | 約50台 | 500円(後払い) | トイレあり(水洗・紙あり)、足洗い場あり |
6時30分頃の到着でぼちぼち空きがあった。近くに何ヶ所か駐車場がある。下山時(15時頃)は帰った人も多く、隙間ができていた。
バッジも駐車場で購入可能(500円)。
公共交通機関の場合
- JR上越線 六日町駅からバスで清水バス停へ。清水バス停から登山口まで徒歩約40分
- バスの本数が少ないので事前に時刻表を確認すること
必要な装備
井戸尾根コースは粘土質の急登が続くルート。滑りやすい足元対策が重要。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴(ハイカット) | 粘土質の急斜面で足首の安定が必要 |
| ストック | 粘土質の下りで転倒防止に活躍 |
| レインウェア | 山の天気は変わりやすい。8月でも必須 |
| 十分な水分 | 途中に水場がないので多めに持参 |
僕が使っている装備
今回の巻機山は粘土質の下りがとにかく滑る。ストックがあるとないとで安心感がまったく違った。足場が不安定な区間が長いので、ハイカットの登山靴は必須。
あると便利な装備
- スパッツ(ゲイター):粘土質の道で靴やパンツの汚れを防げる
- 替えの靴下:下山後に履き替えるとリフレッシュできる
ガスから晴れへ。天気を信じた甲斐があった
正直、サービスエリアで仮眠して目が覚めたときは「これ、今日は観光パターンかな」と思った。周りはガスガスだし、テンション下がりかけた。
でも、せっかく夜中に車を走らせて新潟まで来たんだから、とりあえず登山口まで行ってみようと。登山口に着いたら「なんとかなるかも」という空気感で、天気予報と自分の勘を信じて出発。
結果、前巻機あたりから晴れ間が広がって、あのときの感動は忘れられない。巻機山の高層湿原を青空の下で歩けたのは、粘り勝ちだったと思う。
山頂にはケルンがあるだけの静かな場所。でも、そこに至るまでの池塘や湿原の美しさ、そして天気の劇的な変化。巻機山は「地味」と言われることもあるけど、僕にとってはかなり印象に残った山になった。
まとめ|巻機山に挑戦する人へ
巻機山は標高差約1,400m、行動時間8時間超の体力勝負の山。でも危険箇所は少なく、道迷いの心配もほとんどない。粘土質の急登をひたすら耐えた先に、あの高層湿原が待っている。
井戸尾根コースが向いている人:
- 日帰りで巻機山に登りたい人
- 体力に自信があり、長い登りが苦にならない人
- 高層湿原や池塘の景色を楽しみたい人
注意が必要な人:
- 膝が弱い人(粘土質の下りは膝への負担が大きい)
- 雨の日や雨上がりに登る人(滑りやすさが倍増する)
天気が微妙でも、午前中に晴れる可能性があるなら挑戦してみる価値はある。僕みたいに粘り勝ちできるかもしれない。
よくある質問(巻機山 Q&A)
Q. 巻機山の難易度は?
技術的な難所はほとんどない。ただし、累積標高差が約1,400mあるので体力が必要。粘土質の登山道は濡れていると滑りやすいので、下りは慎重に。登山中級者向け。
Q. 巻機山の登山適期は?
6月下旬〜10月中旬。夏は高山植物が楽しめる。紅葉の時期もきれい。残雪期は雪渓の通過があるのでそれなりの装備と経験が必要。
Q. 井戸尾根コースのコースタイムは?
標準コースタイムは約8時間50分。僕は8時間11分で歩いた。山頂での滞在時間や休憩ペースによって前後する。
Q. 巻機山に初心者でも登れる?
登山道は明瞭で危険箇所も少ないので、道迷いの心配はない。ただし標高差と距離を考えると、いきなり挑戦するのは厳しい。日帰りで累積1,000m以上の登山経験があると安心。
登山をもっと安全に楽しむために
巻機山は累積標高差が大きく、行動時間も長い。安全面の準備はしっかりしておきたい。
- 登山届:登山口にポストがある。事前にオンラインで提出しておくと安心
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- ガイド付き登山:巻機山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある
では、またどこかのお山で👋












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