千葉県の観光地・鋸山(のこぎりやま、標高329m)。
南房総の鋸南町に位置し、日本寺の境内に広がる石切場跡と「地獄のぞき」が有名な関東屈指の低山。
車でもロープウェイでも山頂付近まで行けるが、今回は浜金谷から歩いて登り、地獄のぞき・百尺観音・大仏まで周回するフルコース(7.7km、行動4時間12分)に挑戦。
名前が気になってようやく行動に移した記録を、写真多めに。
この記事でわかること
- 浜金谷起点のフルコースの全体像(距離・コースタイム・写真の流れ)
- 地獄のぞき・百尺観音・大仏エリアの実際の様子(有料ゾーン含む)
- 階段地獄の実態と登りに使うと後悔する分岐
- 下山後の波留菜亭(はるなてい)のアジ丼情報
- 初心者・観光ハイカーへのルートアドバイス
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 鋸山(のこぎりやま・標高329m) |
| ルート | 浜金谷駅 → 猫丁場 → 東京湾展望台 → 鋸山山頂 → 地獄のぞき → 百尺観音 → 大仏 → 下山 |
| 日程 | 2023年9月24日(日)日帰り |
| 行動時間 | 4時間12分 |
| 距離 | 7.7km |
| 累積標高 | 登り738m / 下り739m |
| エリア | 千葉県・南房総 |

勧められ続けて2年、ようやく動く
「鋸山、行ったことある?絶対いいから」と言われたのがいつ?
その間ずっと「そのうちね」と言い続けて、やっと重い腰を上げた。急に思い立って、当日の行き当たりばったりで出発。

計画性ゼロだけど、山はそういう動き方も楽しい。装備もかなり軽くしてのんびり歩くつもりだった。
コース詳細
浜金谷から登山道へ
9時15分、浜金谷海浜公園駐車場を出発。浜金谷駅の前を通って、鋸山案内所を過ぎたあたりから山道に向かう。
最初の分岐で「左か右か」を迷う場面があった。勘で左を選んだが、これが正解。後でわかったことだが、右の階段ルートを登りに使うと激階段になる。

分岐を過ぎると、しばらく舗装路が続く。今回はかなり軽装で来たので足取りは軽い。

道中、地面に固定された謎の物体を発見。なんでここに?と気になったが、後でわかったところではザックをかける台だったらしい。


本格的な山道へ(猫丁場エリア)
この辺りから本格的な山道に入る。

岩の割れ目か何かにハート型の模様があった。屋久島以来、こういう自然??の形を見るのが好き。

登りながら振り返ると、石切場跡の岩壁が見えてくる。「天空の城」みたいだ、という言葉がぴったりな景観。

東京湾展望台(10時19分着)
尾根に上がると東京湾が見えるポイントがある。

晴れた日の展望は気持ちいい。ここから先、鋸山の山頂へはもう少し。
鋸山山頂(10時46分着)
山頂に到着。ただし正直なところ、頂上そのものはあまり眺望が開けていない。標識にタッチして、次の日本寺エリアへ向かう。


山頂から少し下ると、また例のザック掛けが所々にある。これが何かわかったのはここで。多分合ってると思う

階段地獄エリア
日本寺の境内に入ると、とにかく階段が多い。段数が多いどころか、勾配もきつい。

岩を切り込んだ「秘密の階段」みたいな場所も。石切場の遺構と一体化した独特の雰囲気がある。


石切場の岩壁を間近に見る。「よくここまで切ったな」という感心しかない。

岩の壁面にも仏像が彫られている。「ここにも!」という驚きが続く。

地獄のぞき
お立ち台、つまり地獄のぞき。清水寺の舞台みたいに突き出た岩場から下を覗く。

足がすくむ人もいるが、個人的にはこの高度感が好きだ。観光客も多かった
さらに階段が続く。本当に多い


切り立った岩壁が目の前に迫る箇所もある。

日本寺有料ゾーン(11時39分入場)
ここから先は有料エリア。入場料を払って百尺観音・大仏へ。

有料ゾーンに入ると最初の階段がまた急。


百尺観音(11時54分着)
まずは百尺観音にご挨拶。

よくSNSや雑誌の写真で見る「あれ」。岩を切り込んで彫られた巨大な観音像で、実物は想像より迫力がある。

周辺の羅漢像は、首から上がない像が多い。理由は何かあるのだろうが、わからないまま眺めた。


大仏(12時27分着)
日本寺の大仏。これがデカい。

奈良の大仏より大きいとの話もある。石に直接彫られた仏像で、スケールが違う。

山頂展望台(12時40分着)
大仏のあと、山頂展望台へ立ち寄り。東京湾と房総半島の景色が一望できる。
下山前の最後の眺望ポイントとして、ここで一息。
下山
下山開始。


下山路にはトイレが一箇所ある。長い登山道では助かる情報。

そして問題の階段。永遠に続くのかと思うほど長い。

最初の分岐まで階段が続く。登りにここを選ばなくてよかった、と心底思った。

ちょっと寄り道しながらのんびり下山。

下山後:波留菜亭のアジ丼が本命だった
実はこの日、下山後の食事が楽しみの半分を占めていた。
フェリーターミナル内にある「波留菜亭(はるなてい)」。メニューを見て何にしようか迷う。


南房総といえばアジ。ということでアジ丼にアジフライをプラス。

これが正解だった。アジの新鮮さが全然違う。ここは個人的に強くおすすめしたい店。

食後、のこぎり山カフェの存在を発見。「あれ?こんなとこにカフェが」と思わず2度見。


下山後のソフトクリームで締め。これが別腹というやつ。

独断と偏見でまとめる鋸山ベスト3
第1位:地獄のぞき
足がすくむ高度感。突き出た岩の先端から下を覗く体験は、低山とは思えないスリル。写真で見るより実物の方が迫力がある。
第2位:波留菜亭のアジ丼
登山の後にアジ丼とアジフライ。アジの鮮度が段違い。フェリーターミナルの中にあるので見つけにくいが、絶対に寄ってほしい。
第3位:石切場跡の岩壁
「天空の城」と称したくなる切り立った岩壁の景観。人の手で切り出された跡が生々しく残っていて、独特の迫力がある。
よくある質問(鋸山 Q&A)
Q. 鋸山は初心者でも登れますか?
低山(329m)で危険な箇所はほとんどないが、階段が非常に多く足への負担は侮れない。スニーカーよりトレッキングシューズ推奨。日本寺の有料エリアは境内が広く、歩き回るとトータルでかなりの距離になる。
Q. 鋸山はロープウェイと登山、どちらがいい?
登山目的ならフルコースで歩く方が断然楽しい。石切場跡の雰囲気を全身で感じられる。体力に自信のない人や観光メインの人はロープウェイで山頂付近まで行き、日本寺エリアだけ歩くのもアリ。
Q. 日本寺の入場料はいくらですか?
大人700円(2023年時点)。境内が広く、地獄のぞき・百尺観音・大仏がすべて含まれる。正直コスパはいい。
Q. 浜金谷駐車場の混雑は?
週末は混みやすい。浜金谷海浜公園駐車場のほか周辺に複数ある。フェリーで来る選択肢もある(久里浜からのアクセスが可能)。
Q. 下山後におすすめのグルメは?
フェリーターミナル内の波留菜亭(はるなてい)一択。アジ丼とアジフライのセットが絶品。この辺のアジは鮮度が違う。
アクセス・駐車場情報
車の場合
- 館山自動車道「富津金谷IC」から約5分
- 浜金谷海浜公園駐車場が登山口に近くて便利
- 週末は早め到着を推奨
公共交通機関の場合
- JR内房線「浜金谷駅」が最寄り(東京駅から約1時間40分)
- 久里浜港から東京湾フェリーを利用する方法もある(車でも可)
装備について
標高329mの低山なので、重装備は不要。ただし階段が多く足への負担が思ったより大きい。
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | スニーカーでも歩けるが、トレッキングシューズの方が安心。石畳・階段の多さに対応できる |
| 水分 | 行動時間4時間以上。1L以上持参 |
| 入場料 | 日本寺の有料エリア700円。財布を忘れずに |
| 日焼け対策 | 稜線歩きが多く日差しが強い(特に夏・秋) |
これから鋸山に行く人へ
「低山だから楽」と思っていくと、階段の多さに面食らう。観光地の顔もあるが、歩き応えは本物。
分岐の選択(左が正解)と、日本寺の有料エリア700円の準備さえ忘れなければ、あとは楽しむだけ。
地獄のぞき、百尺観音、大仏、そして波留菜亭のアジ丼まで全部セットで楽しんでほしい。
では、またどこかのお山で👋





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