【044座目】雨飾山 雨飾高原ルート|花と雪渓と灼熱の稜線歩き

奥に北アルプスが見えるよ🗻 山頂では もっと壮大な景色が見えるはず 100名山
奥に北アルプスが見えるよ🗻 山頂では もっと壮大な景色が見えるはず

7月の雨飾山は、花の山だった。

雪渓を越え、急登を詰め、灼熱の稜線を歩いた先に待っていたのは、槍ヶ岳から白馬、立山まで見渡せる大パノラマ。水を3L飲み干すほどの暑さだったけど、道中の花と荒菅沢の絶景で、暑さなんて吹き飛ぶ瞬間が何度もあった。

百名山44座目、雨飾山。花好きにはたまらない山だと思う🌸


この記事でわかること

  • 雨飾高原登山口からのピストンルートの詳細レポート
  • 7月上旬の花と雪渓の状況
  • 駐車場の混雑具合と到着時間の目安
  • 荒菅沢の雪渓トラバースの注意点
  • 山頂からの展望と周辺グルメ情報

登山データ

項目データ
山名雨飾山(1,963m)
ルート雨飾高原ルート(雨飾高原登山口 ピストン)
日程2022年7月2日(土)日帰り
行動時間7時間9分
距離7.7km
累積標高登り1,014m / 下り1,011m
天気晴れ☀️(猛暑)

雨飾高原ルートを選んだ理由

雨飾山の登山口は主に2つ。長野県側の雨飾高原登山口と、新潟県側の雨飾温泉からのルート。

今回は雨飾高原登山口を選んだ。コース定数24、距離7.5kmとコンパクトで、日帰りピストンにちょうどいい。途中の荒菅沢から見上げる主稜線の岩峰群が圧巻らしいというのも、決め手だった。

青空と緑の中に見えてきた雨飾山
青空と緑の中に雨飾山が見えてきた

コース詳細|時間帯ごとのレポート

登山口〜樹林帯(05:08〜06:16)

前日の仕事終わりに車を走らせ、道の駅白馬で仮眠。早朝に駐車場へ向かったんだけど、4時30分の時点でほぼ満車💦

ギリギリ1台分のスペースを見つけて滑り込めた。危なかった……✌️

早朝の雨飾高原キャンプ場駐車場
5時前なのにほぼ満車。ギリギリセーフ

駐車場にはトイレ(水洗)、自販機、足洗い場が完備。裏には携帯トイレの販売機もある。ありがたい🚻

駐車場のトイレ棟
トイレあり。水洗で自販機もある

確実に暑くなるのが分かっていたので、準備ができたら即出発🏃‍♂️ 最初は樹林帯の中を進む。

途中、白い葉っぱが目についた。マタタビかな。登山道沿いにいろんな植物があって、花もいい感じに咲いている。気分が上がる。

登山道沿いの植物
登山道沿いの緑。いろんな植物が出迎えてくれる

ブナの大木が立ち並ぶ森は気持ちいい。木漏れ日が差し込んで、朝の空気がうまい。

ブナの大木が並ぶ樹林帯
ブナの大木たちがお出迎え

荒菅沢の雪渓トラバース(06:16〜06:46)

樹林帯を抜けると、荒菅沢に到着。ここが今回のルートのハイライトのひとつ。

雪渓が残っていて、朝の冷え込みで表面が固まってツルツル😅 アイゼンなしでも渡れたけど、滑ったら奈落の底。ピッケルもないし、慎重に一歩一歩。

朝の雪渓を慎重にトラバース
朝は固まって硬いんだよね。ツルツル

雪渓からは白い冷気がもくもく立ち上っていて、まるで冷凍庫の中みたい。涼しくて気持ちいい(笑)

雪渓から立ち上る冷気
白い煙みたいな冷気。冷凍庫みたい

そして雪渓を渡った先から見上げる景色がすごい。青空と緑のコントラスト、主稜線の岩峰群の迫力。こんな短時間でこの景色に出会えるのは、かなりお値打ち。

荒菅沢から見上げる主稜線の岩峰群
荒菅沢からの景色。短時間でこれはお値打ち
雪渓トラバースの様子
ピッケルないから滑ったら奈落の底だよ😅

しかしいい天気だ。遠くに今日登る雨飾山が見える☀️

遠くに見える雨飾山
いい天気。遠くに今日登る雨飾山が🗻

急登〜笹平(06:46〜08:14)

荒菅沢を越えると、ここからが本番。急登が始まる。

木漏れ日の中を登っていくんだけど、標高が上がるにつれて樹林が低くなり、やがて遮るものがなくなる。太陽が容赦なく照りつけて、とにかくあぢぃ🥵

木漏れ日が差し込む樹林帯
木漏れ日が美しい✨
太陽との戦いが始まる稜線
ここからは☀️との戦い

遮るものは何もない。岩からの照り返しも暑い。水がどんどんなくなっていく……🫠

遮るものがない稜線
遮るものは何もない

それでも途中、花がたくさん咲いていて、暑さの中のちょっとした癒し🌸

稜線に咲く花
稜線に咲く花。暑さの中の癒し

振り返ると、奥に北アルプスの山々が見えてくる。山頂ではもっと壮大な景色が見えるはず。そう思って足を進めた。

奥に見える北アルプス
奥に北アルプスが見える🗻 山頂ではもっと壮大な景色が待っているはず

笹平〜山頂(08:14〜08:47)

笹平に出ると、山頂へのビクトリーロード……のはずが、最後にもうひと登り。簡単には終わらせてくれないね😅

笹平からのビクトリーロード
笹平からのビクトリーロード。のはずがもうひと登り💦

反対側には日本海が広がっていた。山側と海側、両方の景色を楽しめるのが雨飾山の魅力。

反対側に広がる日本海
反対側には日本海が広がる

そしてここからだと双耳峰には見えないんだよね。それにしても今日は暑すぎる🥵

雨飾山を望む
ここからだと双耳峰には見えない🗻

山頂(08:47着)

無事に山頂に到着😊 遠くに槍ヶ岳、近くに白馬岳、立山連峰……名峰たちがずらりとお出迎えしてくれた。これは来た甲斐があった✨

山頂からの展望
無事に到着。名峰たちがお出迎え
山頂からの北アルプスのパノラマ
山頂からの大パノラマ。北アルプスの山々が一望

景色を眺めながらおにぎりを頬張る。冷やし中華も買っておけばよかったなぁ。夏の山頂では、ちょっと酸っぱい冷やし中華が最高なんだけど……頭の中は相変わらず食べることでいっぱい😍

笹平からは有名な「女神の横顔」も見える。雪が残る時期に、山肌の雪形が横顔に見えるという話。誰が気がついたのか、面白い😆

山肌に見える女神の横顔
これが女神の横顔。誰が気づいたのか面白い😆

下山(09:30〜12:19)

山頂で景色を堪能して、下山開始🗻

下山開始
さて下山開始。名残惜しいけど

帰りもやっぱり暑い。あの涼しい雪渓に早く行きたい。けど、近くて遠いんだよね。

雪渓を目指して下山
あの涼しい雪渓に早く行きたい。けど近くて遠い

途中、登っている時に音が聞こえていた場所を通ると、落石の跡があった。雪渓周辺は落石にも注意が必要。

落石の跡
登りで音がしてたのはこれか。落石の跡

12:19に駐車場に帰還。この時間でもまだ満車で、奥にはテントを張っている人もいた⛺️ 人気の山だと改めて実感。

キャンプ場の方と話したら、こんなに暑い日は珍しいらしい。水を3L飲んだと話したら笑われた😅

下山後も満車の駐車場
下山後もまだ満車。奥にはテントも⛺️

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 北陸自動車道 糸魚川ICから国道148号〜県道で約35km
  • 長野自動車道 安曇野ICから国道147号〜148号経由で約80km
  • 最後の数kmは細い山道。すれ違いに注意

駐車場

駐車場台数料金備考
雨飾高原キャンプ場駐車場約50台無料トイレ(水洗)・自販機・足洗い場あり

早朝4:30の時点でほぼ満車だった。7月の週末は4時前着くらいの気持ちで行った方がいい。階段を登ったところのキャンプ場売店では登山バッジやアルコール飲料も販売している。

公共交通機関の場合

  • JR大糸線 南小谷駅からタクシーで約40分
  • バスの便は少ないため、マイカーかタクシーが現実的

必要な装備

7月の雨飾山は、雪渓トラバースと灼熱の稜線歩きの両方に対応する装備が必要。

必須装備

装備ポイント
登山靴雪渓歩きがあるのでハイカットが安心
水分夏場は最低3L。僕は3L飲み干した
帽子・日焼け止め笹平から上は遮るものゼロ
軽アイゼン7月上旬は雪渓が残る。朝は表面が凍結してツルツル
レインウェア午後は天気が急変することも

あると便利な装備

  • 速乾性のベースレイヤー:汗を大量にかくから、コットンだと不快すぎる。行動中はずっと汗だくだったけど、速乾素材のおかげで体が冷えることはなかった
  • ハイドレーション:急登中でも立ち止まらずに飲める。3Lの水を持っていって全部飲み切った
  • ストック:急登の登り下りで膝の負担を軽減できる
  • 冷却タオル:稜線の暑さ対策に。首に巻いておくだけでだいぶ違う

下山後のお楽しみ|ジェラートとお蕎麦

暑かったから、さっさと帰ることに(笑)

途中、オタリアンジェラートでジェラートをいただき🍨 ここのジェラートは安くて美味しかった😍

オタリアンジェラート
番外編。オタリアンジェラートで一息🍨

そして小谷(おたり)の道の駅でお蕎麦を🥢 登山の後の蕎麦は最高。

小谷の道の駅でお蕎麦
お蕎麦を食べて🥢

花と雪渓と灼熱の稜線|雨飾山を振り返って

雨飾山は「花飾山」と呼びたくなるような山だった。

樹林帯では白い花、稜線では色とりどりの高山植物。7月上旬のこの時期はちょうど花の最盛期だったみたいで、歩くたびに新しい花に出会えた。

一方で、7月の晴天は容赦ない暑さとの戦い。笹平から上は日陰がまったくなくて、水分補給が追いつかない。キャンプ場の方が「こんなに暑いのは珍しい」と言っていたけど、夏場に登るなら水は多めが正解。

荒菅沢から見上げる主稜線の迫力、山頂からの北アルプスの大パノラマ、そして日本海まで見える贅沢な展望。コースは決して楽ではないけど、それに見合うだけの景色が待っている。


まとめ|雨飾山に挑戦する人へ

雨飾高原ルートは距離7.7km、累積標高1,000mちょっと。コンパクトだけど、雪渓トラバースと急登があるので、体力・技術ともにそれなりに必要。

こんな人におすすめ:

  • 日帰りで百名山を1座ピークハントしたい人
  • 花と雪渓、両方楽しみたい人
  • 北アルプスの展望を手軽に楽しみたい人

注意ポイント:

  • 駐車場は早い者勝ち。夏の週末は4時前着を推奨
  • 7月は雪渓が残る。軽アイゼンがあると安心
  • 稜線は日差しを遮るものがない。水と暑さ対策は万全に
  • 雪渓周辺は落石にも注意

よくある質問(雨飾山 Q&A)

Q. 雨飾山の難易度は?

中級者向け。雪渓のトラバースや急登があるので、基本的な登山経験は必要。コース定数は24で、日帰り登山としてはやや体力が求められる部類。

Q. 雨飾山の登山適期は?

6月下旬〜10月中旬。花を楽しむなら7月上旬がベスト。紅葉は9月下旬〜10月上旬。雪渓は7月上旬でもまだ残っているので、軽アイゼンがあると安心。

Q. 雨飾高原ルートのコースタイムは?

標準コースタイムは約6時間20分(往復)。僕の実績は7時間9分(休憩含む)。山頂でゆっくり景色を眺めたり、写真を撮りながらだとこのくらい。

Q. 雨飾山に初心者でも登れる?

完全な初心者にはおすすめしない。雪渓のトラバース(7月頃)や急登があるので、ある程度の登山経験を積んでから挑戦した方がいい。夏場は暑さ対策も重要。


登山をもっと安全に楽しむために

雨飾山は雪渓トラバースや急登があるルート。安全対策はしっかりしておきたい。

  • 登山届:登山口に登山届のポストがある。事前にコンパス(登山届提出システム)で提出しておくとスムーズ
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。雪渓のある山は特に入っておきたい
  • ガイド付き登山:雪渓が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に残雪期は経験者と一緒に行くのが安心

では、またどこかのお山で👋

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