4月の草津白根山。残雪たっぷりの万座ルートから、本白根山と白根山(湯釜)の両方に登ってきた。
快晴・無風。アルプスの山々から谷川連峰まで360度の大パノラマ。そしてお目当ての湯釜は、子どもの頃に見た阿蘇の中岳を思い出すようなエメラルドグリーン。
踏み抜き地獄でスノーシューとアイゼンを何度も履き替えるバタバタな展開だったけど、帰りに草津温泉で足湯に浸かって、温泉まんじゅう食べて。最高の1日だった。
この記事でわかること
- 万座自然情報館からの残雪期ルートの詳細
- スノーシュー・アイゼンの使い分けポイント
- 本白根山と白根山(湯釜)を1日で回るコース
- 万座ハイウェイの料金と駐車場情報
- 下山後の草津温泉の楽しみ方
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 草津白根山・本白根山(2,171m)/ 白根山(2,160m) |
| ルート | 万座ルート(万座自然情報館 起点 周回) |
| 日程 | 2022年4月9日(土)日帰り |
| 行動時間 | 7時間00分 |
| 距離 | 10.3km |
| 累積標高 | 登り719m / 下り720m |
| 天気 | 快晴☀️ |

万座ルートを選んだ理由
草津白根山は噴火警戒レベルの関係で、時期やルートが限られる山の一つ。この日は噴火警戒レベル1。天気も快晴予報で、残雪もまだ十分ある4月上旬。条件が揃ったタイミングで行くことにした。
ちなみに途中の万座ハイウェイは、朝は誰もいなくて素通り。帰りはしっかり1,070円取られた(笑)
万座自然情報館を起点にすれば、本白根山と白根山(湯釜)の両方を1日で回れる。トイレも暖房もあるし、スタート地点としては申し分ない。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
万座自然情報館〜樹林帯の雪道(07:02〜08:30頃)
朝7時、万座自然情報館を出発。4月とはいえ、まだまだ雪がたっぷり。南国育ちの僕としてはテンションが上がる。
トレースもしっかり残っていて、ルートは明瞭だった。
ただ、雪の罠はしっかりある。かまくらみたいな穴や、ツリーホールがあちこちに。案の定、気が緩んだところで腰まで踏み抜き😅




樹林帯を抜けて稜線へ(08:30〜09:40頃)
樹林帯を抜けると、景色が一気に開ける。写真を撮りまくって全然前に進まない(笑)
雪原の向こうにアルプスの山々が見える。なんだか大台ヶ原に似た雰囲気の場所もあったり、幻想的な景色があったり。自由に歩ける雪山の醍醐味を存分に味わえた。
浅間山も見えるんだけど、角度が変わると雰囲気がガラッと変わるのがおもしろい。




本白根山 山頂(09:43着)
9時43分、本白根山に到着。山頂標識は新しいものとクラシックなものの2つがある。
ここでの景色がまた格別。アルプスの名だたる山々、妙高、黒姫、谷川連峰まで。360度の大パノラマで、しばらく動けなかった。




本白根山〜湯釜(10:00〜11:44)
本白根山から下って湯釜方面へ。ここからが踏み抜きとの本格的な戦い。
ズボズボとハマりまくるので、途中でスノーシューにチェンジ。相方は僕がスノーシューを装着している間に、せっせと雪だるまを制作していた😂 お弁当の空容器を使って帽子を作るという斬新なスタイル。



道中は雲ひとつない青空。途中から車道に出て、トラバースしながら回り込む。標識が雪に埋もれてギリギリ見える状態だった。
そして、ついに湯釜とご対面。エメラルドグリーンの火口湖。子どもの頃に見た阿蘇の中岳を思い出す色。来てよかった。




白根山 山頂(12:20着)
湯釜を眺めた後、白根山にもアタック。途中でまた踏み抜きが始まり、再びスノーシューにチェンジ。この日何回履き替えたことか💦
12時20分、白根山の山頂に到着。山頂には雪がなかった。ここで景色を眺めながらお昼ごはん。カップヌードルの豚骨で腹ごしらえして、デザートは山の形のスイートポテト。



下山(13:04〜14:02)
下山は雪が溶けている箇所もあって、ルートがわかりにくい。最後は急斜面で、滑りながら降りる感じ。写真では伝わらないけど、かなりの急傾斜で、滑り落ちたら車道に出てしまうので注意が必要。ここの軌跡は参考にしない方がいいかも☝️
道路に出てからは、山頂で知り合った百名山ハンターの方たちと一緒に下山。スキー場の斜面を滑り降りて、14時02分に駐車場に帰着。




下山後のお楽しみ|嬬恋・草津温泉をプチ観光
登山が終わってからも楽しみは続く。まずは嬬恋村の観光案内所に寄り道。前々回に買い忘れた四阿山のバッジをようやくゲット! montbell会員だとコーヒーが無料でもらえるサービスもあった☕️
次は草津運動茶屋公園の道の駅で白根山のバッジもゲット。ついでに、ぐんまちゃんのワンカップ梅酒もお土産に🥰

そして草津温泉へ。湯畑を見学して、足湯で疲れを癒して、出来たての温泉まんじゅうを食べて。登山と温泉のセットはやっぱり最強。




アクセス・駐車場情報
車の場合
- 上信越道・碓氷軽井沢ICから国道146号〜万座ハイウェイ経由で約60km
- 万座ハイウェイは通行料1,070円(2022年4月時点)。朝早い時間はゲートに人がいないこともある(帰りにしっかり徴収される)
- 冬期は路面凍結注意。スタッドレスタイヤ必須
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 万座自然情報館 | 約30台 | 無料 | トイレ・暖房あり |
朝6時半でも駐車場はガラガラだった。残雪期は登山者が少なく、満車の心配はほぼなさそう。
公共交通機関の場合
- JR吾妻線・万座鹿沢口駅から路線バスで万座温泉方面へ
- 本数が少ないので事前に時刻表を確認すること
必要な装備
残雪期の草津白根山は、雪の状態が時間帯や場所でコロコロ変わる。足元の装備選びが重要になってくる。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| アイゼン(6本爪以上) | 朝の固い雪面や急斜面で必須 |
| スノーシュー or ワカン | 踏み抜き対策。ワカンの方が取り回しやすいかも |
| ゲイター | 踏み抜いたとき靴に雪が入るのを防ぐ |
| サングラス | 雪面の照り返しが強烈 |
| 日焼け止め | 4月でも標高2,000m超えの雪面は紫外線が強い |
スノーシュー vs ワカン
今回はスノーシューで歩いたけど、正直ワカンの方がよかったかもしれない。樹林帯の中は狭い場所もあるし、スノーシューだと小回りが利きにくい。
アイゼンとスノーシューを何度も履き替えるのがとにかく面倒だった。ワカンなら軽いし、装着も早い。次の残雪期はワカンで行こうと思う。
あると便利な装備
- ストック:雪面でのバランス確保と踏み抜き防止に
- 保温ボトル:山頂での休憩時、温かい飲み物があると最高
まとめ|残雪の草津白根山は最高のご褒美登山だった
噴火警戒レベルの関係で、なかなかタイミングが合わない草津白根山。でも、条件が揃ったときに行けたのは本当にラッキーだった。
踏み抜き地獄でバタバタだったけど、それも含めて残雪期の楽しさ。360度の大パノラマ、エメラルドグリーンの湯釜、山頂で出会った百名山ハンターの仲間たち。全部ひっくるめて最高の1日。
草津白根山は噴火警戒レベルによって登れる時期やルートが変わる。行く前に必ず最新の火山情報を確認しよう。
万座ルート(残雪期)が向いている人:
- 本白根山と白根山(湯釜)を1日で両方登りたい
- 雪山歩きの経験がある(アイゼン・スノーシューの使用経験あり)
- 踏み抜きも含めて雪山を楽しめる
無雪期の方がいい人:
- 雪山装備を持っていない
- 踏み抜きや急斜面の雪上歩行に不安がある
- 確実にルートを辿りたい
残雪期に行くなら、4月上旬くらいがベスト。雪が締まっている早朝に歩き始めるのがコツ。昼近くになると雪が緩んで踏み抜きが増えるから、なるべく午前中に核心部を通過したい。
よくある質問(草津白根山 Q&A)
Q. 草津白根山の難易度は?
残雪期はアイゼン・スノーシューの使用が前提で、中級者向け。踏み抜きへの対処やルートファインディングの経験があった方がいい。無雪期で規制が解除されている時期なら、初中級者でも登れる。
Q. 草津白根山の登山適期は?
噴火警戒レベルに左右されるので、一概には言えない。レベル1なら残雪期(3月下旬〜5月)や夏〜秋が適期。必ず気象庁の火山情報を事前に確認すること。
Q. 万座ルートのコースタイムは?
万座自然情報館から本白根山・白根山(湯釜)を回って戻るルートで、今回は約7時間(休憩込み)。残雪期は踏み抜きやルート探索で時間がかかるので、余裕を持った計画を。
Q. 草津白根山に初心者でも登れる?
残雪期は雪山経験者向け。初心者なら噴火警戒レベル1で規制が解除されている無雪期に、整備された登山道から登るのがおすすめ。ただし火山なので、常に最新情報を確認する意識は持っておこう。
登山をもっと安全に楽しむために
草津白根山は活火山。噴火警戒レベルの確認は絶対に忘れないこと。
- 登山届:群馬県警やコンパスで事前に提出。残雪期は特に重要
- 火山情報:気象庁の噴火警戒レベルを必ず確認。レベル2以上だと登山規制がかかる
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- ガイド付き登山:残雪期の草津白根山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある
では、またどこかのお山で👋
百名山100座で使い続けた装備
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