【091座目】塩見岳 鳥倉登山口ピストン|駐車場争奪戦と晴天の絶景、そして雨撤退の1泊2日

100名山

百名山91座目は塩見岳。南アルプスの奥深くに鎮座する3,052mの名峰。

駐車場争奪戦で有名なこの山、夜20時に第1駐車場に着いたらラスト1〜2台だった。ギリギリセーフ💦

初日は晴天に恵まれて山頂から南アルプス・中央アルプス・富士山がくっきり。最高の景色だった。ただ、翌日は雨で小河内岳は断念。こんな日もあるさ。


この記事でわかること

  • 塩見岳・鳥倉登山口ピストンのコース詳細と所要時間
  • 第1駐車場の混雑状況と到着時間の目安
  • 三伏峠小屋の宿泊情報(食事・トイレ・テント場)
  • 山頂直下の岩場の様子と難易度
  • 天候悪化時の撤退判断のリアル

登山データ

項目データ
山名塩見岳(3,052m)
ルート鳥倉登山口ピストン(三伏峠小屋泊)
日程2024年9月14日(土)〜15日(日)1泊2日
行動時間14時間06分
距離26.5km
累積標高登り 2,443m / 下り 2,438m
天気1日目:晴れ / 2日目:雨
第1駐車場の様子
第1駐車場の様子

鳥倉登山口ピストンを選んだ理由

塩見岳へのメジャールートは鳥倉登山口からのピストン一択と言っていい。三伏峠を経由して塩見岳を目指すルートで、日帰りも可能だけど距離が長いので小屋泊が安心。

僕は三伏峠小屋に1泊して、初日に塩見岳、2日目に烏帽子岳・小河内岳を回る予定で計画した。結果的に2日目は雨で撤退になったけど、塩見岳だけなら初日に登頂できたので問題なし。

三伏峠の分岐
三伏峠の分岐

コース詳細|時間帯ごとのレポート

駐車場〜鳥倉登山口(約40分)

深夜2時56分、駐車場を出発。まずは林道歩きからスタート。出発する頃には駐車場はカオス状態で、路肩にまで車が溢れていた。

林道を約40分ほど歩くと鳥倉登山口に到着。登山口には自転車が放置されていたりもする。帰りの林道歩きを楽にするために自転車をデポする人もいるみたい。

林道歩きのスタート
林道歩きのスタート
鳥倉登山口
鳥倉登山口

鳥倉登山口〜三伏峠小屋(約2時間)

登山口から三伏峠小屋まではわりと急登。途中に「あと○歩」みたいな看板があるんだけど、これが逆に辛く感じる(笑)

木の橋が壊れているところもあって、鉄の階段に修理されている箇所もあった。夜明け前のヘッドライト登山だから足元注意。

少しずつ明るくなってきて、最後は「200歩」の看板。本当に200歩で着くのか?と疑いながら登って、5時54分に三伏峠小屋に到着。荷物をデポして塩見岳へ向かう。

あと何歩の看板
あと何歩の看板
登山道の様子
登山道の様子
200歩の看板
200歩の看板

三伏峠〜塩見小屋(約2時間30分)

三伏峠の分岐を左に進んで塩見岳方面へ。三伏山を越えて、本谷山を経由しながら塩見小屋を目指す。

途中でダニを発見💦 どっと疲れが出たけど、稜線に出てくると景色が一気に開ける。

8時35分、塩見小屋に到着。腹が減ったのでおにぎりを補給。ここのトイレは携帯トイレ用のブースになっている。

三伏峠の分岐標識
三伏峠の分岐標識
稜線からの景色
稜線からの景色
塩見小屋と塩見岳
塩見小屋と塩見岳

塩見小屋〜山頂(約1時間)

塩見小屋から山頂を見上げると「これ、登るのか……」という迫力。最後の岩場は手を使って登るところもあって、好きな人にはたまらないと思う。

あと一つのピークがなかなか長い💧 でも岩場を一つずつクリアしていって、9時49分に西峰に到着。

山頂直下の岩場を見上げる
山頂直下の岩場を見上げる
岩場の登り
岩場の登り
もうすぐ山頂
もうすぐ山頂

山頂(9:49着)

塩見岳西峰(3,047m)に到着。そこから東峰(3,052m)にも足を伸ばす。

この日は晴天で、南アルプス・中央アルプスがくっきり。おまけに富士山まで見えた。天気のよさにまったりしてしまって、しばらく山頂で過ごした。最高の時間。

塩見岳西峰の山頂標
塩見岳西峰の山頂標
塩見岳東峰の山頂
塩見岳東峰の山頂
山頂からの展望
山頂からの展望

下山〜三伏峠小屋(約4時間)

下りの岩場は思ったほど大変じゃなかった。振り返ると「よく登ったなぁ」と思えるくらいの迫力。

本谷山の途中から予想通り雲が湧いてきて、烏帽子岳方面に行ってみたけどガスガス。晴天じゃないと意味がないので、小河内岳は諦めて三伏峠小屋に戻ることにした。

下りの岩場
下りの岩場
振り返ると迫力のある塩見岳
振り返ると迫力のある塩見岳
雲が湧いてきた
雲が湧いてきた
ガスに隠れる塩見岳
ガスに隠れる塩見岳

三伏峠小屋の夜〜翌朝撤退

小屋に戻るとテント場もいっぱい。小屋の晩ごはんはカレー。ボリュームたっぷりで食べきれるか心配になるくらい。

夜中に雨の音で目が覚める。翌朝、テントの人に聞いたら浸水した人もいたらしい。結構降ったみたい。

しばらく様子を見ていたけど天気は回復しそうになかったので、小河内岳は諦めて下山開始。ちょっと名残惜しかったけど、こんな時もある。

三伏峠小屋のカレー
三伏峠小屋のカレー
雨の中の撤退判断
雨の中の撤退判断

2日目の下山(約3時間)

雨で濡れた下りは気を使う。でも途中から晴れてきた。ただ上の方はまだ雲の中だったと思う。

登山口にサクッと降りてきて、噂の「帰りは地獄の林道歩き」。でも途中で一緒に下山した方と話しながら歩いたのであっという間だった😁

8時15分、無事に駐車場に帰還。

濡れた登山道
濡れた登山道
帰りの林道
帰りの林道
無事に駐車場に到着
無事に駐車場に到着

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 松川ICから県道59号・林道経由で約40km
  • 林道は舗装されているが、すれ違いが厳しい区間あり
  • 鳥倉林道は冬期閉鎖あり(例年11月〜5月頃)

駐車場

駐車場台数料金備考
第1駐車場約30台無料トイレあり(簡易水洗)

僕が夜20時に到着した時点でラスト1〜2台。シーズン中の週末は早めの到着が必須。出発する頃にはカオス状態で、路肩にまで車が溢れていた。

公共交通機関の場合

  • JR伊那大島駅から鳥倉登山口行きバスあり(夏季限定)
  • バスの本数が少ないので事前に要確認

必要な装備

鳥倉登山口から塩見岳は距離が長く、山頂直下に岩場がある。小屋泊装備+岩場対応が必要。

必須装備

装備ポイント
登山靴(ハイカット)岩場のグリップと足首の保護
ヘッドライト早朝出発が基本。予備電池も忘れずに
レインウェア天候急変に備えて。今回も2日目は雨だった
ヘルメット山頂直下の岩場で落石のリスクあり
携帯トイレ塩見小屋のトイレは携帯トイレ用ブース

あると便利な装備

  • トレッキングポール:長い林道歩きと登り返しで重宝する
  • ダニ対策スプレー:樹林帯でダニに遭遇する可能性あり

晴天の塩見岳と雨撤退、両方を味わった山行

今回は1泊2日で塩見岳+小河内岳の予定だったけど、結果的に塩見岳のみになった。

でも、初日の塩見岳は文句なしの晴天。山頂から南アルプス・中央アルプス・富士山が全部見えて、「来てよかった」と心から思えた。

翌日の雨撤退は残念だったけど、無理して登っても何も見えなかっただろうし、正しい判断だったと思う。小河内岳はまたいつか。

それにしても、最後の岩場は面白かった。高度感もあるし、手を使って登るのはやっぱり楽しい。


まとめ|塩見岳に挑戦する人へ

塩見岳は南アルプスの中でもアクセスに時間がかかる山。でも、その分だけ静かで奥深い山歩きが楽しめる。

鳥倉登山口ピストン(小屋泊)が向いている人:

  • 長距離歩行に耐えられる体力がある
  • 岩場が好き、もしくは抵抗がない
  • 南アルプスの静かな山歩きを楽しみたい

日帰りを検討している人:

  • 行動時間14時間前後を覚悟する必要がある
  • 体力に自信がある健脚向け
  • 早朝(深夜)出発が必須

駐車場は週末だと夜の時点で埋まり始めるので、金曜の夜に到着しておくのがベスト。


よくある質問(塩見岳 Q&A)

Q. 塩見岳の難易度は?

中級者〜上級者向け。距離が長く累積標高も2,400m超え。山頂直下に岩場があるので、岩稜帯の経験があると安心。

Q. 塩見岳の登山適期は?

7月〜10月上旬。鳥倉林道が冬期閉鎖になるため、それ以外の時期はアクセスが困難。紅葉シーズンの9〜10月もおすすめだけど、天候が崩れやすい時期でもある。

Q. 鳥倉登山口ピストンのコースタイムは?

一般的なコースタイムは往復12〜14時間程度。僕は三伏峠小屋泊で2日に分けたけど、健脚なら日帰りも可能。ただし距離26.5km・累積標高2,400m超えなので余裕を持った計画を。

Q. 塩見岳に初心者でも登れる?

正直、初心者にはおすすめしない。距離・標高差・岩場のどれをとってもハードルが高い。まずは同じ南アルプスの仙丈ヶ岳や北沢峠からの甲斐駒ヶ岳で経験を積んでから挑戦した方がいい。

Q. 三伏峠小屋の予約は必要?

小屋泊は予約が必要。テント場も混雑するシーズンは早めの到着がおすすめ。小屋のトイレは綺麗で臭いもほとんどなかった。


登山をもっと安全に楽しむために

塩見岳は距離が長く、岩場もある本格的な登山ルート。安全対策はしっかりと。

  • 登山届:登山口にポストがある。事前にオンラインで提出しておくのもあり
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
  • 天候判断:今回のように、天気が悪ければ撤退する勇気も大事。山は逃げない

では、またどこかのお山で👋

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