7月の八甲田山は、お花畑がとにかくすごかった。
酸ヶ湯温泉から登り始めて、仙人岱のお花畑に足を止められ、山頂では360度の大パノラマ。帰りは毛無岱の湿原をのんびり散策して、約5時間の大満足コース。
百名山69座目。週中に天気予報と睨めっこして、青森が晴れ予報だったから新幹線で8年ぶりの青森に乗り込んだ✌️
この記事でわかること
- 酸ヶ湯温泉からの周回コースの詳細(行動時間・距離・標高差)
- 7月の八甲田山で見られるお花畑と雪渓の状況
- 毛無岱湿原の見どころと歩き方
- 酸ヶ湯温泉駐車場の車中泊情報と施設
- 八甲田山に必要な装備と注意点
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 八甲田山・大岳(1,585m) |
| ルート | 八甲田大岳-毛無岱 周回コース(酸ヶ湯温泉起点) |
| 日程 | 2023年7月8日(土)日帰り |
| 行動時間 | 4時間51分 |
| 距離 | 9.2km |
| 累積標高 | 登り734m / 下り736m |
| 天気 | 晴れ |

酸ヶ湯温泉周回コースを選んだ理由
八甲田山の定番ルートといえば、酸ヶ湯温泉から大岳を経由して毛無岱を回る周回コース。
登りは樹林帯→仙人岱のお花畑→山頂と変化があって飽きないし、下りは毛無岱の広大な湿原を歩ける。ピストンじゃなくて周回できるのがいい。コース定数18で、日帰りにちょうどいい距離感。
コース詳細|時間帯ごとのレポート
前日〜車中泊(7月7日夜)
金曜の夕方、新幹線で新青森駅に到着。レンタカーで酸ヶ湯温泉の駐車場へ移動して車中泊。駐車場は無料で、トイレも水洗で清潔。


酸ヶ湯温泉〜樹林帯(4:57〜5:30頃)
朝4時の時点で車は10台程度。まだガラガラ。日の出とともに起きて準備して、出発。

序盤はブナ林の中をゆるやかに登っていく。朝の空気が気持ちいい。

しばらく歩くと、なぜかそこだけ木が枯れているエリアが。火山性ガスの影響かな。

硫黄臭の谷〜仙人岱のお花畑(5:30〜6:40頃)
さらに登ると、道端にぽつぽつと花が咲き始める。

そして6時ごろ、突然くる腐卵臭。硫黄ガスの谷だ。火山の山だなぁと実感する。

硫黄の谷を抜けると視界がひらけてきて、仙人岱のお花畑が広がる。



7月上旬、花が見頃でなかなか前に進めない(笑)
ただし、雪渓もまだ残っていた。ツボ足で問題なく通過できたけど、慎重に。


ふと振り返ると、右と左で景色の雰囲気が全然違う。雪が残っている側と溶けた側のコントラストがおもしろい。

山頂へ(7:17着)
仙人岱を過ぎると森林限界を超えて、火山礫の急登。途中、不思議な水草の池が目を引いた。

遠くには風力発電の風車が見える。青森らしい景色。

階段を登りきると、八甲田大岳の山頂に到着。

山頂からは360度の大パノラマ。遠くには津軽海峡らしき海も見えた。

下山〜毛無岱湿原(7:37〜9:46)
山頂で景色を堪能したら、来た道を戻らずに北側へ下山開始。

下り始めてすぐ、また雪渓。慎重に渡る。


雪渓を降りると避難小屋があった。トイレも使える。ありがたい。

そしてここからが毛無岱湿原のハイライト。木道が整備された広い湿原が続く。

遠くには岩木山も見えて、青森の山をダブルで楽しめる贅沢。


途中の階段がなかなかの段数で、登りには使いたくないなぁと思った💦


湿原を抜けると再び樹林帯に入って、酸ヶ湯温泉に戻ってくる。


下山後、駐車場に戻ると朝とは打って変わって車がびっしり。早朝スタートで正解だった。

アクセス・駐車場情報
車の場合
- 青森自動車道 青森中央ICから国道103号を南へ約30km
- 道路は整備されていて走りやすい
- 冬期は積雪・凍結あり。スタッドレス必須
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 酸ヶ湯温泉上部駐車場 | 約100台 | 無料 | 登山口に近い。鳥居あり |
| 酸ヶ湯温泉下部駐車場 | 約200台 | 無料 | トイレ・足洗い場あり。ブラシ完備 |
朝4時で10台程度だったけど、下山した10時前にはほぼ満車。夏の週末は早めの到着が安心。
トイレは水洗で清潔。足洗い場にはブラシもあって、下山後に靴を洗えるのがありがたい。

公共交通機関の場合
- JR青森駅からJRバス「十和田湖行き」で酸ヶ湯温泉下車(約1時間)
- バスの本数は少ないので、事前に時刻表を確認しておくこと
必要な装備
7月の八甲田山は雪渓が残っている場所がある。基本的な夏山装備に加えて、足元に注意。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | 雪渓通過があるのでハイカットがおすすめ |
| レインウェア | 山の天気は変わりやすい。必ず持参 |
| 飲料水 | 行動時間5時間弱。1L以上は持っていきたい |
| 帽子・日焼け止め | 森林限界を超えると日差しが強い |
| 虫除け | 7月の湿原は虫が多い |
あると便利な装備
- ストック:雪渓の通過やぬかるみで安心感がある
- ゲイター:湿原周辺のぬかるみ対策に
- 軽アイゼン:時期によっては雪渓が固いこともある。念のため
お花畑と湿原に癒された八甲田山
週中に天気予報をチェックしていたら、週末の青森が晴れ予報。「おや? 青森晴れてるやん」ってことで、新幹線で8年ぶりの青森に乗り込んだ。
結果は大正解。仙人岱のお花畑は7月上旬がまさに見頃で、色とりどりの花に何度も足を止められた。山頂の360度パノラマも文句なし。
そして個人的にいちばん印象に残ったのが、下山で通った毛無岱の湿原。木道をのんびり歩きながら、遠くに岩木山を眺めて、幻想的な風景の中を歩く。この周回コースの醍醐味は間違いなくここだと思う。
下山中にスキー板を持った人と何回かすれ違ったのが気になった。7月にスキー…どこで滑るんだろう。八甲田の雪渓は夏スキーができるほど大きいのかもしれない。
今度は紅葉の時期と、冬の樹氷(スノーモンスター)の時期にも行ってみたい。
まとめ|八甲田山に挑戦する人へ
八甲田山は百名山の中でも歩きやすい部類の山。酸ヶ湯温泉からの周回コースなら、変化に富んだ登山が楽しめる。
酸ヶ湯温泉周回コースが向いている人:
- お花畑や湿原をのんびり楽しみたい
- 日帰りで百名山を登りたい
- 温泉とセットで登山を楽しみたい
注意が必要な人:
- 7月上旬は雪渓が残っている。不安なら軽アイゼンを持っていこう
- 硫黄ガスが出ている区間があるので、喘息など呼吸器系が弱い人は要注意
下山後は酸ヶ湯温泉で汗を流せるのもポイント。登山と温泉、青森のいいとこ取りができる山だった。
よくある質問(八甲田山 Q&A)
Q. 八甲田山の難易度は?
百名山の中では初級〜中級レベル。酸ヶ湯温泉からの周回コースはコース定数18で、登山道も整備されている。ただし7月は雪渓が残る箇所があるので、足元には注意。
Q. 八甲田山の登山適期は?
6月下旬〜10月中旬。7月はお花畑、10月は紅葉が見頃。冬は樹氷(スノーモンスター)で有名だけど、冬山装備と経験が必要。
Q. 酸ヶ湯温泉周回コースのコースタイムは?
標準コースタイムは約4時間40分。僕は写真を撮りながらゆっくり歩いて4時間51分だった。
Q. 八甲田山に初心者でも登れる?
登れる。酸ヶ湯温泉からの周回コースは道標もしっかりしていて迷いにくい。ただし雪渓がある時期は注意が必要なので、登山経験がまったくない人は雪がない時期(8月以降)がおすすめ。
Q. 酸ヶ湯温泉で日帰り入浴はできる?
できる。有名な「ヒバ千人風呂」は混浴(湯あみ着OK)で、朝7時から入浴可能。下山後にそのまま入れるのが最高。入浴料は大人1,000円(2023年時点)。
Q. 八甲田山で携帯電話の電波は入る?
酸ヶ湯温泉周辺と山頂付近は電波が入る。ただし樹林帯や谷筋では圏外になる区間もあるので、登山届は事前に出しておくのが安心。
登山をもっと安全に楽しむために
八甲田山は整備された山だけど、油断は禁物。安全に楽しむために。
- 登山届:登山口で提出できる。オンラインでの事前提出も便利
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。万が一のときに自分や家族を守れる
- 天気の確認:山の天気は変わりやすい。出発前に必ず天気予報をチェック
では、またどこかのお山で👋
百名山100座で使い続けた装備
百名山を100座登る中で、本当に使い続けた装備だけをレビュー記事にまとめた。山道具選びの参考にどうぞ。
- 👟 スポルティバ TX4 GTX レビュー — 百名山の相棒だったアプローチシューズ
- 👟 スポルティバ TX5 Low GTX レビュー — 低山用に乗り換えたローカットモデル
- 🦶 YAMAP BMZインソール カーボン レビュー — 膝痛が消えたインソール
- 🧦 Darn Tough 登山靴下レビュー — 生涯保証の最強ソックス
- 🏃 CW-X ジェネレーター レビュー — 膝サポートタイツの決定版















コメント