【59・60座目】火打山・妙高山 笹ヶ峰から1泊2日|紅葉と北アルプスの大展望を満喫した秋山行

見えてきた 黒沢池ヒュッテ🛖 100名山
見えてきた 黒沢池ヒュッテ🛖

百名山59・60座目は、火打山と妙高山。笹ヶ峰から1泊2日の山小屋泊で両方登ってきた。

もともと日帰り予定だったけど、直前で黒沢池ヒュッテに泊まることに変更。結果的にこれが大正解。紅葉ど真ん中の登山道、高谷池ヒュッテでのビール、妙高山頂からの北アルプス一望。のんびり山歩きの贅沢さを思い知った山行だった。


この記事でわかること

  • 笹ヶ峰から火打山・妙高山を1泊2日で周回するコース詳細
  • 黒沢池ヒュッテの宿泊レポート(食事・設備・雰囲気)
  • 妙高山山頂から見える北アルプスの大展望
  • 10月中旬の紅葉の見頃と登山道の様子
  • 笹ヶ峰駐車場のアクセスと混雑状況

登山データ

項目データ
山名火打山(2,462m)・妙高山(2,454m)
ルート笹ヶ峰〜火打山〜黒沢池ヒュッテ〜妙高山 周回
日程2022年10月15日(土)〜16日(日) 1泊2日
行動時間14時間19分(2日間合計)
距離23.8km
累積標高登り2,164m / 下り2,163m
天気1日目:晴れのち曇り / 2日目:晴れ
笹ヶ峰登山口
笹ヶ峰登山口

笹ヶ峰から周回ルートを選んだ理由

当初は平ヶ岳・燧ヶ岳に行く予定だった。でも直前の天気予報が怪しい。だったら同じ「ひうち」つながりで火打山にしようと(笑)

火打山と妙高山は笹ヶ峰を起点に周回できる。1日目に火打山を登って黒沢池ヒュッテに泊まり、2日目に妙高山を攻めるプラン。日帰りでも行けなくはないけど、コースタイム的にかなりハード。小屋泊にしたおかげで、ゆっくり景色を楽しめた。

高谷池ヒュッテは満室だったけど、黒沢池ヒュッテに空きがあったのでそちらを予約。翌朝の雨予報もあったし、小屋泊で正解だった。

朝の笹ヶ峰駐車場の様子
朝の笹ヶ峰駐車場の様子

コース詳細|時間帯ごとのレポート

【1日目】笹ヶ峰登山口〜高谷池ヒュッテ(約3時間)

前日の0時過ぎに笹ヶ峰駐車場に到着。その時点で1/3ぐらい車が停まっていた。車中泊して朝6時に目が覚めると、いつの間にか駐車場は満車。人気の山だなぁと実感。

登山口では募金活動をやっていて、500円で木のキーホルダーがもらえる。かわいかったので迷わず募金。

出発するといきなり紅葉がお出迎え。10月中旬、もう山は秋から冬に向かう季節。色づいた木々の中を歩くだけで気分がいい。

登山道の紅葉
登山道の紅葉

しばらく歩くと有名な「十二曲がり」。つづら折りの急登で、番号の看板がついている。1つ見落とすとなんか得した気分になる不思議なやつ(笑)

十二曲がりの看板
十二曲がりの看板
ゴロゴロ岩の登り
ゴロゴロ岩の登り

富士見平の分岐を左に進んで、まずは火打山方面へ。高谷池ヒュッテに到着すると、小屋じまい間近でビールが値下げ中。これは飲まないわけにはいかない。そぼろご飯をおつまみにビールをぐいっと。天気も良くて、最高に優雅な時間。

高谷池ヒュッテ
高谷池ヒュッテ
小屋じまいセールのビール
小屋じまいセールのビール

登山バッジは定番のものは売り切れ。今年は人が多くて先週にはなくなっていたらしい。代わりに限定50個の高谷池ヒュッテバッジをゲット。


【1日目】高谷池ヒュッテ〜火打山山頂(約2時間)

ビールを飲んでご機嫌で出発。天狗の庭を通り、ライチョウ平を登っていく。

……なぜかシンドい。あ、ビールが効いてるのか。山でビールを飲んでからの登りは、なかなかの修行だった💦

天狗の庭
天狗の庭
振り返ると雲海が広がる
振り返ると雲海が広がる

何とか最後の急登を登り終えて、火打山山頂に到着。標高2,462m。雲海がドーンと広がっていて、1歩間違えるとガスに巻かれそうな感じ。焼山方面も見えて、いつか行ってみたいなぁと。

火打山山頂
火打山山頂

ガスが出てきたので雷鳥を期待したけど、最近は人が多くなって焼山方面に移動しているらしい。残念。

火打山を振り返る
火打山を振り返る

【1日目】火打山〜黒沢池ヒュッテ(約1時間30分)

火打山から下って、茶臼山を経由して黒沢池ヒュッテへ。途中、ガスが幻想的な雰囲気を作っていた。写真だとなかなか伝わらないけど、あの空気感はたまらない。

ガスに包まれた登山道
ガスに包まれた登山道

妙高山が見えてくるんだけど、活火山みたいに異様な雰囲気。なんか構えちゃうよね。

ガスの中に浮かぶ妙高山
ガスの中に浮かぶ妙高山
黒沢池ヒュッテが見えてきた
黒沢池ヒュッテが見えてきた

【1日目】黒沢池ヒュッテの夜

黒沢池ヒュッテに到着。デザインが独特で面白い建物。天気がガスっていたので、妙高山は翌日に回して、受付まで時間があるのでまたビール(笑)

黒沢池ヒュッテ外観
黒沢池ヒュッテ外観

小屋の中は独特な作りで、周りをぐるっと囲むように寝床が配置されている。

黒沢池ヒュッテの内部
黒沢池ヒュッテの内部

晩ごはんは身体に良さそうなメニューとコーンスープ。お味噌汁が身に染みてうまい。山小屋の食事って、なんでこんなにおいしく感じるんだろう。

黒沢池ヒュッテの夕食
黒沢池ヒュッテの夕食

食事のあと外に出ると、すごい星空。星が多すぎて星座がわからないレベル。スマホじゃ限界があるけど、肉眼で見る星空は格別だった。

黒沢池ヒュッテからの星空
黒沢池ヒュッテからの星空

【2日目】黒沢池ヒュッテ〜妙高山山頂(約2時間)

朝4時30分に電気がついて強制起床(笑)。朝ごはんはクレープに桃缶、コンソメスープにコーヒー飲み放題。なかなかユニークなメニュー。

黒沢池ヒュッテの朝食
黒沢池ヒュッテの朝食
朝焼け
朝焼け

小屋に荷物をデポして、身軽に妙高山へ出発。大倉乗越までサクッと登ると、朝日に照らされた妙高山がドーンと目の前に。期待が膨らむ。

大倉乗越からの朝日と妙高山
大倉乗越からの朝日と妙高山

大倉乗越から長助池分岐までは道幅が狭くて、片側が崖。ここは慌てずに慎重に。

大倉乗越からの細い道
大倉乗越からの細い道

最後の急登をガシガシ登って、妙高山の北峰に到着。そして南峰へ向かうと……

北アルプスが一望。これはたまらん😊

剱岳、立山、槍ヶ岳、穂高連峰。全部見える。この方向から見る剱岳がまたかっこいい。しばらくウットリ見とれてしまった。

妙高山北峰に到着
妙高山北峰に到着
北アルプスの大パノラマ
北アルプスの大パノラマ
剱岳方面のアップ
剱岳方面のアップ
昨日登った火打山を望む
昨日登った火打山を望む

【2日目】妙高山〜黒沢池ヒュッテ〜笹ヶ峰(約4時間30分)

帰りたくないなぁと思っていたら雲が出てきた。「帰りなさい」ってことね。

下山は大倉乗越付近の滑りやすい箇所に注意しながら慎重に。紅葉がきれいで足を止めたくなるポイントが多い。

滑りやすい箇所
滑りやすい箇所
紅葉の登山道
紅葉の登山道

小屋に戻って荷物を回収。お弁当を頼み忘れていたので、非常食の赤飯とお味噌汁で腹ごしらえ。バーナーで温かいおみそ汁。身体に染みる。

黒沢池付近から見える景色がまたすごくて、ついつい足が止まる。黄金色に染まった湿原は圧巻。

黒沢池付近の絶景
黒沢池付近の絶景
黄金色の湿原
黄金色の湿原
新しい木道
新しい木道

富士見平まで戻り、あとは笹ヶ峰へ下るだけ。帰りの登山道がまた紅葉のトンネルで、最後の最後まで秋を楽しませてくれた。

見事な紅葉
見事な紅葉
紅葉のトンネル
紅葉のトンネル
もうすぐゴール
もうすぐゴール

12時44分、無事に笹ヶ峰登山口に帰還。紅葉と展望を満喫した、最高の1泊2日だった。

今回の戦利品(登山バッジとキーホルダー)
今回の戦利品(登山バッジとキーホルダー)

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 上信越自動車道 妙高高原ICから県道39号線経由で約16km(約30分)
  • 笹ヶ峰までの道は舗装されているけど、カーブが多いので注意
  • 冬期閉鎖あり:例年11月中旬〜翌5月下旬は通行止め

駐車場

駐車場台数料金備考
笹ヶ峰駐車場(上段)約50台無料登山口に近い。早朝で満車になることも
笹ヶ峰駐車場(下段)約100台無料トイレあり。上段が満車の場合はこちら

僕は前日0時過ぎに到着して上段に停められたけど、朝6時にはもう満車だった。紅葉シーズンの土曜日は特に混むので、前日入りがおすすめ。

公共交通機関の場合

  • JR妙高高原駅からバスで笹ヶ峰まで約50分(妙高市営バス)
  • 本数が少ないので事前に時刻表を確認すること
  • 紅葉シーズンは臨時便が出ることもある

必要な装備

1泊2日の山小屋泊で、累積標高2,000m超え。しっかりした装備が必要。

必須装備

装備ポイント
登山靴岩場と急登が多い。ミドルカット以上推奨
レインウェア山の天気は変わりやすい。10月は急な冷え込みも
防寒着10月中旬の山小屋は夜冷える。フリースかダウン必須
ヘッドライト早朝出発や小屋泊での行動に
行動食・水小屋で補給できるけど、行動中の分は自前で

僕が使っている装備

今回は急遽山小屋泊に変更したので、即席パッキングだった。それでもバーナーを持っていったのは正解。翌朝のお弁当を頼み忘れていたので、非常食を温めて食べられた。

山小屋泊でも最低限の非常食とバーナーは持っておくと、いざというとき助かる。

あると便利な装備

  • ストック:十二曲がりの急登や大倉乗越からの下りで膝が楽になる
  • カメラ:紅葉と北アルプスの大展望。スマホだけじゃもったいない景色が広がっている

山小屋泊で「のんびり登山」の良さを知った

正直、僕は日帰り登山派だった。でもこの火打山・妙高山で考えが変わった。

小屋でビールを飲みながら景色を眺める時間。知らない人と食事をしながらおしゃべりする夜。星空を見上げるあの静けさ。日帰りじゃ味わえない山の時間がそこにあった。

広島や名古屋や東京から来た人たちと食事をしながらおしゃべりして、就寝まで楽しい時間を過ごせた。山の出会いっていいよね。

お金と時間があれば、こういう「のんびり登山」をもっとやりたい。黒沢池ヒュッテは斬新なデザインの小屋で、居心地がよかった。


まとめ|火打山・妙高山に挑戦する人へ

火打山・妙高山は、1泊2日で回るのがベスト。日帰りも可能だけど、コースタイムが14時間超えなので相当な健脚が必要。小屋泊にすれば、景色をじっくり楽しめるし、体力的にも余裕が出る。

1泊2日の周回が向いている人:

  • 紅葉や高山植物をゆっくり楽しみたい
  • 山小屋泊を体験してみたい
  • 百名山2座を一気に登りたい

日帰りで行く人の注意点:

  • 早朝出発が必須(5時前にはスタート)
  • 行動時間14時間以上を覚悟する
  • 体力に自信がない場合は無理をしない

10月の紅葉シーズンは本当におすすめ。登山道が黄金色に染まって、妙高山からは北アルプスが一望できる。天気の良い日を狙って行ってほしい。


よくある質問(火打山・妙高山 Q&A)

Q. 火打山・妙高山の難易度は?

中級者向け。距離23.8km、累積標高2,000m超えなので、日帰りなら上級。1泊2日なら中級者でも十分楽しめる。十二曲がりの急登と、大倉乗越から長助池分岐の細い道が核心部。

Q. 火打山・妙高山の登山適期は?

7月〜10月。高山植物なら7〜8月、紅葉なら10月上旬〜中旬がベスト。冬期は笹ヶ峰への道路が閉鎖される。

Q. 笹ヶ峰からのコースタイムは?

1泊2日の場合、1日目は約7〜8時間(笹ヶ峰→火打山→黒沢池ヒュッテ)、2日目は約6〜7時間(黒沢池ヒュッテ→妙高山→笹ヶ峰)。日帰りだと14時間以上。

Q. 火打山・妙高山に初心者でも登れる?

日帰りは厳しい。1泊2日なら、それなりに登山経験があれば大丈夫。ただし累積標高2,000m超えなので、日頃からトレーニングしておくこと。大倉乗越からの道は片側が切れ落ちている箇所があるので、高所が苦手な人は注意。


登山をもっと安全に楽しむために

火打山・妙高山は百名山の中でも距離が長いコース。しっかり準備して臨みたい。

  • 登山届:笹ヶ峰登山口にポストがある。出発前に必ず提出しよう。オンラインで事前提出もできる
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。特にこのルートは行動時間が長いので、万が一に備えておきたい
  • 天気予報:山の天気は変わりやすい。僕も当初の平ヶ岳から火打山に変更したように、天候判断は柔軟に

では、またどこかのお山で👋


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