
北海道遠征2日目。目指すは蝦夷富士こと羊蹄山。
天気予報は午後から雨。明るくなったら即スタートで勝負するしかない。結果、山頂付近で爆風に見舞われ、稜線では座り込んで風が弱まるのを待つ場面もあった。正直、やばかった😅
でも、避難小屋で暖を取りながら他の登山者と語り合った時間、雨に濡れた紅葉の美しさ、無事に下山できた安堵感。全部ひっくるめて忘れられない山行になった。
この記事でわかること
- 羊蹄山・倶知安ひらふコースの実際のコースタイムと難易度
- 終始急登の登山道の様子と注意点
- 避難小屋の利用方法(休憩・トイレ・協力金)
- 悪天候時の山頂付近の状況とリスク
- 比羅夫登山口へのアクセスと駐車場情報
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 羊蹄山(後方羊蹄山・マッカリヌプリ)(1,898m) |
| ルート | 倶知安ひらふコース(比羅夫登山口 ピストン) |
| 日程 | 2022年9月18日(日)日帰り |
| 行動時間 | 10時間58分 |
| 距離 | 14.1km |
| 累積標高 | 登り1,710m / 下り1,711m |
| 天気 | 曇りのち雨・強風 |

倶知安ひらふコースを選んだ理由
羊蹄山には4つの登山コースがある。倶知安ひらふコースは真狩コースと並んで人気のルートで、登山口にはバス停もあるからアクセスがいい。
今回は北海道遠征で車を使っていたから、駐車場があって登山口まで歩ける比羅夫登山口を起点にした。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
駐車場〜登山口(05:33〜05:43)
朝5時半すぎ、半月湖畔自然公園の駐車場に到着。雨予報のためか車は少なめだった。トイレもあるから出発前に済ませておける。
本来使う予定だった半月湖駐車場は工事中で使えなかった😭 少し手前の駐車場からアスファルトの道を歩いて登山口へ向かう。


登山口〜避難小屋(05:43〜09:35)
ここからが本番。登山道は終始急登💦
とにかく登る、登る。羊蹄山は「急登が当たり前」の山。途中で石の種類が変わったりして、足元のバリエーションが地味にきつい。


標高を上げていくと、少しずつ秋の気配が漂ってくる。紅葉が始まりかけた木々の色合いが綺麗だった🍁


避難小屋(09:35〜11:06ごろ)
約4時間の急登を経て、避難小屋に到着。
この小屋、普通の小屋みたいな感じで綺麗✨ 休憩・トイレ込みで300円の協力金を支払う仕組み。ストーブもつけてもらえて、雨に濡れた身体を温められた。
ここで他のグループとしばらく雑談で盛り上がったり、今年から発売の手ぬぐいを買ったり。山バッジもここで手に入る。
雨具を完全装備に整えて、いざ山頂へ。

避難小屋〜山頂(11:06〜12:23)
小屋を出ると天気は悪化の一途。雨は強くなり、ガスも出てきた。


岩場コースから山頂を目指す。雨で岩が濡れていて、風もあるから慎重に。
12時23分、何とか羊蹄山の山頂に到着✌️ けど、爆風🍃 展望はゼロ。

山頂〜稜線の爆風地獄(12:23〜)
山頂を踏んだ後が本当にやばかった。
稜線に出ると爆風のお出迎え。道幅が狭いところで吹き飛ばされそうになる場面も。避難小屋の方が「山頂方面は道迷いもあるから、やめた方がいいかも」と言ってた意味がようやくわかった💡
あまりの風に座り込んで、弱まるのを待つ。よく言えば「いい経験」。正直に言えば「もう勘弁」(笑)

下山(〜16:20)
稜線の爆風をやり過ごした後は、ひたすら下山。
ただ、雨で登山道がドロドロ&ツルツル。石が滑る滑る😅 転びまくりながら、ゆっくりと下りていく。
16時20分、何とか比羅夫登山口に到着。約11時間の長い戦いが終わった。


アクセス・駐車場情報
車の場合
- 札幌方面から国道230号→中山峠経由で約2時間
- 新千歳空港からは約2時間30分
- 比羅夫登山口までの道は舗装されていてアクセスしやすい
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 半月湖畔自然公園駐車場 | 約30台 | 無料 | トイレあり |
| 半月湖駐車場 | 約20台 | 無料 | 工事で閉鎖の場合あり |
僕が行ったときは半月湖駐車場が工事中で使えなかった。手前の半月湖畔自然公園駐車場からだと、登山口まで10分ほど舗装路を歩く。雨予報のおかげか駐車場はガラガラだった。
公共交通機関の場合
- JR比羅夫駅から登山口まで徒歩約40分
- 登山口にバス停あり(ニセコバス)。ただし本数が少ないので事前に時刻表を確認すること
必要な装備
羊蹄山は標高差約1,500mの急登が続く体力勝負の山。天候も変わりやすいから、装備はしっかり準備したい。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| レインウェア上下 | 山頂付近は天候急変が多い。今回も午後から本降り |
| 登山靴(ハイカット推奨) | 岩場・泥濘が多く、足首の保護が重要 |
| 水分2L以上 | 途中に水場がない。避難小屋にも水場はないので全量持参 |
| 防寒着 | 山頂付近は風が強く、体感温度がかなり下がる |
| ヘッドランプ | 行動時間が長いので、暗い時間帯の行動に備える |
僕が使っている装備
今回のように雨風が強い山行では、レインウェアの性能が命綱。防水透湿性の高いものを選んでおくと、雨の中でも蒸れにくくて行動しやすい。
急登が続く羊蹄山ではトレッキングポールがあるとだいぶ楽。特に下山時、濡れた石の上を歩くときにバランスが取りやすい。
あると便利な装備
- ゲイター:泥はねがひどいので、あると靴の中への浸水を防げる
- 手ぬぐい・タオル:避難小屋で濡れた体を拭くのに重宝する
- 協力金用の小銭:避難小屋は300円の協力金制
爆風の羊蹄山を振り返って
正直、この山行は「楽しかった」より「生きて帰れてよかった」の方が強い。
山頂付近の爆風は、登山歴の中でもトップクラスに怖かった。道幅の狭い稜線で飛ばされそうになったとき、「これは本気でまずい」と思った。避難小屋の方の忠告を甘く見てたなぁと反省😅
でも、小屋でストーブにあたりながら見知らぬ登山者と語り合った時間は最高だった。雨の山行って、小屋での出会いが記憶に残るもの。手ぬぐいも買えたし(笑)
翌朝、ホテルからニセコ方面を眺めたら、羊蹄山の綺麗なシルエットが見えた。あの爆風の中にいたとは思えないくらい穏やかな姿。蝦夷富士の名にふさわしい美しさだった😊

まとめ|羊蹄山に挑戦する人へ
羊蹄山は北海道を代表する名峰だけど、甘く見ると痛い目に遭う。標高差1,500m超の急登、変わりやすい天候、山頂付近の強風。しっかり準備して臨みたい。
倶知安ひらふコースが向いている人:
- アクセス重視(バス停・駐車場あり)
- 真狩コースと並ぶ人気ルートで情報が多い
- 避難小屋経由で山頂を目指したい人
真狩コースの方がいい人:
- 最もメジャーなルートで安心感が欲しい人
- 山頂からの展望(洞爺湖方面)を楽しみたい人
天気予報はしっかりチェックして、悪天候なら潔く撤退する判断も大事。僕みたいに「午後から雨だけど行っちゃえ」は、結果オーライだっただけで推奨はしない(笑)
よくある質問(羊蹄山 Q&A)
Q. 羊蹄山の難易度は?
体力的にはかなりハード。標高差約1,500m、行動時間10時間前後を見ておきたい。技術的な難所は少ないけど、急登が延々と続くのでペース配分が重要。
Q. 羊蹄山の登山適期は?
6月下旬〜10月上旬が一般的。7〜8月が最も安定しているけど、9月は紅葉が楽しめる。ただし天候が崩れやすい時期でもあるから、雨具は必須。
Q. 倶知安ひらふコースのコースタイムは?
標準コースタイムは登り約5時間、下り約3時間30分の合計約9時間。僕は悪天候・避難小屋での長めの休憩込みで約11時間かかった。
Q. 羊蹄山に初心者でも登れる?
正直、初心者にはおすすめしにくい。急登が長く続くので、ある程度の体力と登山経験が必要。最低でも標高差1,000m以上の山をいくつか経験してからの方がいい。
登山をもっと安全に楽しむために
羊蹄山のように天候が急変しやすい山では、事前の備えが大切。
- 登山届:登山口にポストがある。オンラインでの提出も可能(コンパス等)。必ず出しておこう
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。特に爆風や視界不良のリスクがある山では入っておきたい
- ガイド付き登山:羊蹄山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に悪天候時の判断はベテランに頼るのが一番
では、またどこかのお山で👋


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