今年初の北アルプス。稜線に出た瞬間、目の前にドーンと広がる槍・穂高連峰。この景色が見たかった。
常念岳、百名山66座目。一ノ沢からのピストンは長いけど、稜線に出てからの眺めは北アルプスの中でもトップクラス。しかも山頂直下では雷鳥にも会えた。何年ぶりだろう、雷鳥。最高の一日だった😍
この記事でわかること
- 一ノ沢登山口からのピストンルートの全容
- 胸突八丁の急登と雪渓歩きの様子(5月下旬)
- 常念乗越から見る槍・穂高連峰の絶景
- 山頂直下で雷鳥に出会えるポイント
- 駐車場情報と水分補給の注意点
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 常念岳(2,857m) |
| ルート | 一ノ沢登山口ピストン |
| 日程 | 2023年5月21日(日)日帰り |
| 行動時間 | 11時間09分 |
| 距離 | 15.1km |
| 累積標高 | 登り1,694m / 下り1,692m |
| 天気 | 午前中晴れ → 午後から雲 |

一ノ沢ピストンを選んだ理由
燕岳から大天井岳を経由しての縦走、常念から蝶ヶ岳への周回…色々と計画は立てていた。でも正直、時間が足りなかった。
ということで、今回はシンプルに一ノ沢からのピストン。常念岳の最短ルートで、日帰りで行ける。まずは確実に山頂を踏むことを優先した。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
駐車場~一ノ沢登山口(04:53出発)
朝4時半頃に駐車場に到着。この時点で8割くらい埋まっていた。さすが北アルプスの人気ルート。
駐車場は分岐を左に下ったところにある。右に上がると登山口になるけど、そこには停められないので注意。

林道~登山口(約20分)
駐車場からしばらくアスファルトの林道を歩く。この林道が地味に長い。でも朝の空気は涼しくて気持ちいい。
登山口にはトイレあり(水洗)。登山届のポストもここにある。準備を整えて、いざ出発。


登山口~胸突八丁(05:16~07:36 / 約2時間20分)
まずは山の神に手を合わせてからスタート。

沢沿いの登山道をぼちぼち登っていく。5月下旬だけど、途中から雪渓が出てきた。ただ、雪はシャリシャリで、ツボ足で問題なく歩けるレベル。アイゼンは不要だった。


胸突八丁~常念乗越(07:36~08:58 / 約1時間20分)
名前の通り、ここから本格的な登りが始まる。


途中にまた雪渓あり。ここも慎重に越えていく。



そして稜線に出た瞬間…

ドーンと目の前に広がる槍・穂高連峰の大パノラマ。これだよ、この景色が見たかったんだ✨

奥には常念小屋も見える。テント場もあるし、次回は泊まりで来るのもいいかも。

常念乗越~常念岳 山頂(09:12~10:33 / 約1時間20分)
さて、ここからが最後の登り。目の前に常念岳がそびえている。

ガレ場の急登が続く。途中で振り返ると、槍ヶ岳がまだきれいに見えていた。この時間帯で槍が見えているのは運がいい。


山頂が近づいてきたあたりで、景色を眺めながら何かを探している自分がいた。雷鳥だ。

そしたら…いた! 三股方面にちょっと外れたところに、雷鳥がいた!


何年ぶりだろう、雷鳥に会えたの。しかもつがいで出てきてくれた。最高すぎる😍
常念岳 山頂(10:33着)
山頂に到着! 百名山66座目✌️



槍ヶ岳と穂高連峰、どっちの眺めが好み? 僕は…どっちも最高で選べない(笑)
下山(10:58~16:01 / 約5時間)
山頂を堪能して下山開始。常念小屋まで下って、お腹ペコペコだったので牛丼をいただいた。山で食べる牛丼は格別🍚

お昼を過ぎると予定通り雲が出てきた。午前中に山頂を踏めてよかった。

帰りの雪渓は、登りよりも滑りやすくて気を使う。慎重に下っていく。

下山あるあるだけど、「こんなところ通ったっけ?」と思う場所がちらほら(笑)

登山口に到着。ここから駐車場までの林道がまた地味に辛い…。下りとはいえ、11時間歩いた後のアスファルトは脚にダメージがくる💦


途中でたんぽぽに癒されつつ、なんとか駐車場に到着。おつかれさま!


アクセス・駐車場情報
車の場合
- 安曇野ICから県道495号経由で一ノ沢登山口まで約25km
- 道は整備されているが、登山口付近は狭い箇所あり
- ナビは「一ノ沢登山口」で検索
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 一ノ沢登山口駐車場 | 約30台 | 無料 | 分岐を左に下ったところ。トイレなし |
| 登山口 | – | – | 駐車不可。上に上がると登山口だが停められない |
4時半頃の到着で8割くらい埋まっていた。人気ルートなので、早めの到着が必須。登山口にはトイレ(水洗)と登山届のポストあり。
公共交通機関の場合
- JR大糸線・穂高駅からタクシーで約30分
- 登山バスの運行は時期によるので、事前に確認を
必要な装備
一ノ沢ピストンは標高差約1,700m、距離15km超のロングルート。5月下旬は雪渓も残っているので、しっかり準備して臨みたい。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | ガレ場+雪渓があるので、ハイカットでソールのしっかりしたもの |
| レインウェア | 午後から天気が崩れやすい。防寒にもなる |
| 水分 | 1.5Lでは足りなかった。夏場は2L以上推奨。常念小屋でも補給可能 |
| 日焼け止め・帽子 | 稜線は遮るものがない。5月でも紫外線は強い |
僕が使っている装備
今回は水を1.5L持っていったけど、下山時に足りなくなって常念小屋で補給した。夏はもっと暑くなるだろうし、水分は多めに持っていった方がいい。
ハイドレーションがあると歩きながら飲めるから便利。長時間行動のルートでは特に重宝する。
あると便利な装備
- トレッキングポール:胸突八丁の急登と長い下りで脚への負担を軽減できる
- 軽アイゼン:5月下旬はツボ足で行けたけど、残雪の状況次第では必要かも
- 行動食:11時間の行動。常念小屋で食事もできるけど、予備は持っておきたい
槍・穂高の大パノラマと雷鳥に感動した一日
常念乗越に出た瞬間の、あの景色。何度北アルプスに来ても、稜線から槍ヶ岳が見えると胸が熱くなる。
そして雷鳥。山頂直下で三股方面にちょっと外れたところで、つがいが出てきてくれた。久しぶりの再会に思わず足が止まった。雷鳥は高山でしか会えないから、出会えると本当にうれしい。
反省点は水分。1.5Lでは足りなかった。常念小屋で補給できたからよかったけど、夏場は2L以上持っていくべき。今年の夏はさらに暑くなりそうだし、水分計画はしっかり立てないと。
帰りの林道のアスファルト歩きは地味にキツかった。11時間歩いた後の舗装路は脚に響く(笑)
でもそんな辛さも、あの稜線の景色と雷鳥で全部帳消し。常念岳、最高だった。
まとめ|常念岳に挑戦する人へ
一ノ沢ピストンは距離も標高差もしっかりあるルート。体力に自信がある人向けだけど、稜線に出た瞬間の感動は北アルプスでもトップクラス。
一ノ沢ピストンが向いている人:
- 日帰りで常念岳に登りたい人
- 槍・穂高の大パノラマを堪能したい人
- 体力に自信がある人(行動時間10時間超)
三股ルートや縦走の方がいい人:
- 蝶ヶ岳とセットで周回したい人
- 燕岳からの縦走でじっくり楽しみたい人
午前中に山頂を踏むのがポイント。午後から雲が出てくるから、早朝出発は必須。水分は多めに。常念小屋で補給できるのは心強い。
よくある質問(常念岳 Q&A)
Q. 常念岳の難易度は?
一ノ沢ピストンは中~上級者向け。標高差約1,700m、距離15km超で行動時間は10時間前後。技術的に難しい箇所は少ないけど、体力勝負のルート。胸突八丁の急登と、残雪期は雪渓歩きもある。
Q. 常念岳の登山適期は?
7月~10月がベストシーズン。5月下旬~6月は雪渓が残っているので、残雪の状況を事前に確認しておきたい。紅葉は9月下旬~10月上旬が見頃。冬季は上級者のみ。
Q. 一ノ沢ピストンのコースタイムは?
僕の場合は11時間09分(距離15.1km)。標準コースタイムは登り5~6時間、下り4~5時間で、トータル10~11時間程度。早朝出発が必須。
Q. 常念岳に初心者でも登れる?
一ノ沢ピストンは初心者には厳しい。行動時間が長く、標高差も大きい。登山経験を積んでから挑戦した方がいい。常念小屋に1泊する計画なら、体力的なハードルはかなり下がる。
登山をもっと安全に楽しむために
常念岳は北アルプスの2,800m級。天候の急変や残雪への備えは必須。
- 登山届:コンパス(電子登山届)で事前に提出できる。スマホからでも簡単
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- ガイド付き登山:常念岳が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。北アルプス初挑戦なら心強い
では、またどこかのお山で👋

