
薩摩富士の異名を持つ開聞岳。標高924mと百名山の中では低い部類だけど、海に突き出た円錐形のシルエットは唯一無二。
山頂から見下ろす海、遠くに煙を上げる桜島。南国らしい空気の中を螺旋状にぐるぐる登っていく、他の山にはないユニークな登山体験だった。
駐車場は無料、日帰りで行けて、下山後は指宿の温泉やグルメも楽しめる。鹿児島遠征にはぴったりの一座。
この記事でわかること
- 開聞岳の登山ルートと所要時間
- 螺旋状の登山道の実際の様子
- 山頂からの展望(海・桜島)
- 駐車場・アクセス情報
- 必要な装備と注意点
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 開聞岳(924m) |
| ルート | かいもん山麓ふれあい公園ピストン |
| 日程 | 2020年11月28日(土)日帰り |
| 行動時間 | 4時間16分 |
| 距離 | 7.9km |
| 累積標高 | 登り842m / 下り844m |
| 天気 | 晴れ |

このルートを選んだ理由
開聞岳の登山ルートは基本的に一つ。かいもん山麓ふれあい公園から二合目登山口を経由して山頂を目指すピストンルート。
駐車場が無料で、公園内にはトイレも完備。迷う要素がほぼないから、初めてでも安心して登れる。鹿児島市内から車で約1時間半とアクセスもしやすい。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
駐車場〜二合目登山口(約15分)
9:22にふれあい公園の駐車場をスタート。公園内の舗装された道を進んでいく。
パークゴルフ場やゴーカートのコースがあったりして、なんだか遊園地気分(笑)。登山口に向かってるのに遊びたくなるという。

二合目〜五合目(約50分)
二合目の登山口から本格的な登山道に入る。開聞岳の特徴は、山頂に向かって時計回りに螺旋状に登っていくこと。ぐるぐる回りながら少しずつ高度を上げていく感じ。
道は全体的に狭め。樹林帯の中を進むから展望はあまりないけど、木漏れ日が気持ちいい。
二合目半なんて中途半端な標識もあって、ちょっと笑える😅


五合目〜仙人洞(約30分)
五合目あたりから展望が開けるポイントがちらほら出てくる。海が見える! 長崎鼻方面の海岸線が美しい。
木の隙間から差し込む光が綺麗で、南国の山だなぁと実感。


仙人洞に到着。昔はここから修行に行っていたらしい。洞窟の中は何かいそうな雰囲気で、ちょっとドキドキする。

仙人洞〜山頂(約1時間20分)
仙人洞を過ぎると、徐々に岩場が増えてくる。道も急になって、ロープが設置されている箇所もある。
ここが開聞岳の核心部。足元に気をつけながら慎重に登っていく。


山頂(12:13着)
山頂に到着! 団体さんも多くて、なかなかの賑わい💦
でもそんな混雑も気にならないくらい、山頂からの景色が最高。薩摩半島の海岸線がぐるっと見渡せて、遠くには桜島がうっすら煙を上げている。
海に囲まれた山の頂から見下ろす景色は、他の百名山とはまったく違う。南国らしい開放感がたまらない。



下山(約1時間20分)
山頂で景色を堪能したら下山開始。来た道を戻るピストンルート。
登りで見逃した景色を楽しみながら降りていく。13:33に登山口まで戻ってきた。
下山後、駐車場近くで登山バッジもゲット。開聞岳のバッジ、いいデザインだった。


下山後のお楽しみ|おぐらのチキン南蛮&天文館むじゃきのしろくま
鹿児島遠征3日目。韓国岳、開聞岳と2座を登り終えて、帰路は宮崎経由で。せっかくなので宮崎名物を食べに「おぐら」へ。

チキン南蛮発祥の店「おぐら」。たっぷりのタルタルソースとデミグラスソース、エビフライも添えられた贅沢なプレート。登山の疲れが一気に吹き飛ぶうまさだった。
そして鹿児島に戻って、天文館むじゃきで名物のしろくまをデザートに。

11月末なのにかき氷?と思うかもしれないけど、登山後の火照った体にはちょうどいい。鹿児島遠征は山もグルメも大満足の3日間だった。
アクセス・駐車場情報
車の場合
- 指宿スカイライン・頴娃ICから国道226号経由で約20分
- 鹿児島市内からは約1時間30分
- 道は整備されていてわかりやすい
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| かいもん山麓ふれあい公園 | 約200台 | 無料 | トイレ・自販機あり |
無料なのがありがたい。土曜日だったけど、9時過ぎの到着で問題なく停められた。
公共交通機関の場合
- JR指宿枕崎線「開聞駅」から登山口まで徒歩約20分
- 本数が少ないので、時刻表は事前に要チェック
必要な装備
開聞岳は標高924mと低いけど、山頂付近の岩場はそれなりにしっかりしている。油断は禁物。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| トレッキングシューズ | 岩場が多いのでしっかりした靴が必要 |
| 雨具 | 天気が変わりやすい海沿いの山 |
| 飲料水(1L以上) | 山中に水場なし。南国なので汗をかきやすい |
| 帽子・日焼け止め | 展望ポイントは日差しが強い |
あると便利な装備
- グローブ:山頂付近の岩場で手をつくことが多い
- ストック:下りの樹林帯で膝の負担軽減に
海と桜島、螺旋登山の不思議な達成感
開聞岳は、登りながら「今どのへんだろう?」と方向感覚がなくなる不思議な山だった。ぐるぐる回りながら少しずつ高度を上げていくから、気づいたら山頂にいるという感覚。
そして山頂からの海の景色。百名山の中でも、こんなに海が近い山は開聞岳くらいじゃないかな。桜島が煙を上げている姿も見えて、鹿児島に来たんだなぁと実感した。
下山後は池田湖の近くを通って、帰り道に桜島を眺めながらドライブ。翌日は宮崎でチキン南蛮、鹿児島の天文館でシロクマアイスと、南九州グルメも満喫できた。山だけじゃなくて、旅全体が楽しかった遠征だった✌️

まとめ|開聞岳に挑戦する人へ
開聞岳は百名山の中でもアクセスしやすく、日帰りで登れるコンパクトな山。ただし山頂付近の岩場は侮れないので、しっかりした装備で臨んでほしい。
開聞岳が向いている人:
- 海の見える山に登りたい人
- 日帰りでサクッと百名山を一つ稼ぎたい人
- 鹿児島観光と組み合わせたい人
注意が必要な人:
- 岩場が苦手な人(山頂付近はそれなりに険しい)
- 夏場は暑さ対策を万全に(南国なので相当暑い)
螺旋状のユニークな登山道と、山頂からの海の大パノラマ。開聞岳でしか味わえない体験が待っている。
よくある質問(開聞岳 Q&A)
Q. 開聞岳の難易度は?
技術的には中級者向け。山頂付近に岩場があるけど、鎖場やハシゴはない。体力的にはコースタイム約4時間、累積標高840mなので、普段から登山をしている人なら問題ないレベル。
Q. 開聞岳の登山適期は?
10月〜5月がベスト。夏場は気温が高く、かなり汗をかく。冬でも雪が積もることは稀で、年間を通じて登れる。僕が登った11月下旬は気温もちょうどよくて快適だった。
Q. コースタイムはどのくらい?
登り約2時間30分、下り約1時間30分が目安。僕の場合は休憩込みで約4時間16分だった。
Q. 開聞岳に初心者でも登れる?
登山口から五合目くらいまでは問題ない。ただし山頂付近の岩場は初心者にはちょっとハード。登山経験が数回以上ある人向け。
登山をもっと安全に楽しむために
開聞岳は道迷いの心配は少ないけど、山頂付近の岩場での転倒には注意が必要。
- 登山届:登山口に提出ポストがある。事前にオンラインで提出しておくと楽
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- 天候チェック:海沿いの山なので、天気が急変することもある。事前に天気予報を確認しておこう
では、またどこかのお山で👋


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