槍ヶ岳 新穂高から日帰り|3,000m峰4座の贅沢稜線歩き&18時間の死闘

(^0^)/ヤッホー 100名山
(^0^)/ヤッホー

北アルプスの象徴、槍ヶ岳。

今回は新穂高温泉から飛騨沢ルートで槍ヶ岳に日帰りアタック。しかもそれだけじゃ終わらず、大喰岳・中岳・南岳と3,000m峰を4座つなぐ贅沢な稜線歩きまでやっちゃいました😆

…ただし、その代償は大きかった。下山は真っ暗な林道を延々と歩くハメになり、トータル18時間超💦

いい思い出…と言っておこう(笑)


この記事でわかること

  • 新穂高温泉から槍ヶ岳への飛騨沢ルートの詳細
  • 大喰岳・中岳・南岳の3,000m峰縦走レポート
  • 南岳から槍平経由の下山ルートの注意点
  • 新穂高温泉の駐車場・アクセス情報
  • 日帰りで必要な装備と注意点

登山データ

項目 データ
山名 槍ヶ岳(3,180m)・大喰岳(3,101m)・中岳(3,084m)・南岳(3,033m)
ルート 新穂高温泉 → 飛騨沢 → 槍ヶ岳 → 大喰岳 → 中岳 → 南岳 → 槍平 → 新穂高温泉
日程 2021年8月6日(金)日帰り
行動時間 18時間28分
距離 30.8km
累積標高 登り 2,663m / 下り 2,673m
天気 晴れ ☀️
深夜の新穂高温泉を出発
深夜の新穂高温泉を出発

飛騨沢ルートを選んだ理由

槍ヶ岳に登るルートはいくつかあるけど、今回は新穂高温泉からの飛騨沢ルートを選択。

理由はシンプルで、アクセスしやすいのと、槍ヶ岳だけじゃなく南岳方面への縦走ルートが取りやすいから。上高地側からだと同じルートのピストンになりがちだけど、新穂高起点なら周回ルートが組める。

ただし距離は30km超。日帰りでやるには深夜発が必須になる。


コース詳細|時間帯ごとのレポート

新穂高温泉 → 槍平小屋(約4時間)

深夜1時59分、新穂高温泉の無料駐車場を出発。平日だからガラガラかと思いきや、けっこう車が停まっていた(笑)

真夜中の林道を歩き始める。誰もいないかなと思っていたら、同じように深夜スタートの人たちと何人かすれ違った。みんな考えることは一緒。

新穂高から林道をまっすぐ進む
新穂高から林道をまっすぐ進む

4時50分ごろ、ようやく空が明るくなってきた。ここまでは単調な林道歩きだけど、暗闘の中を歩くのもなかなか楽しい…いや、やっぱちょっと怖い😅

空が白んできた
空が白んできた

6時すぎ、槍平小屋に到着。ここまで約4時間。トイレと水場があるので、しっかり補給。この先は長いぞ。

槍平小屋でトイレ&水補給
槍平小屋でトイレ&水補給

槍平小屋 → 飛騨乗越 → 槍ヶ岳山荘(約3時間)

槍平小屋から先が本番。飛騨沢をひたすら登っていく。

ある程度の標高まで上がると、お花畑が広がっていた🌼 この時期(8月上旬)の飛騨沢は花が本当にきれい。

飛騨沢のお花畑
飛騨沢のお花畑

標高を上げていくと、槍の穂先が見えてくる。でもこの角度から見ると、意外とショボく見えるんだよね(笑)

飛騨沢から見上げる槍ヶ岳
飛騨沢から見上げる槍ヶ岳

8時55分、飛騨乗越に到着。ここまで来ると一気に展望が開ける。槍ヶ岳山荘のヘリが荷降ろしをしていた。

ヘリが荷降ろし中
ヘリが荷降ろし中
槍ヶ岳山荘までもうすぐ
槍ヶ岳山荘までもうすぐ

9時17分、槍ヶ岳山荘に到着。ここまで約7時間。

…ところが、ここでちょっと問題発生。寝不足のせいか、なんだかフラフラする😵 軽い高山病っぽい症状。山頂アタックどうしようか迷っていたら、山友さんに「せっかく来たんだから行こう!」と背中を押された。


槍ヶ岳 山頂アタック

フラフラしながらも、槍の穂先に取りつく。ハシゴと鎖場を登って…

10時28分、槍ヶ岳(3,180m)山頂に到着! 🗻

槍ヶ岳山頂!
槍ヶ岳山頂!

山頂からの景色はもう最高。360度の大パノラマ。雲ひとつない快晴で、周囲の山々が全部見える。

山頂からの眺望
山頂からの眺望
一気に標高を稼いだ
一気に標高を稼いだ

高山病の気持ち悪さも、この景色を見たら吹っ飛んだ…とは言わないけど(笑)、来てよかったと心の底から思えた瞬間。

山頂を満喫して下山
山頂を満喫して下山

3,000m峰 贅沢稜線歩き(大喰岳 → 中岳 → 南岳)

さて、普通ならここで下山するところだけど…

「せっかくなので、体力的に行けるなら」ということで、大喰岳・中岳・南岳と3,000m峰を縦走することに。…これが後から大誤算になるとは、この時はまだ知らない💦

ここから贅沢な稜線歩き!
ここから贅沢な稜線歩き!

大喰岳(3,101m)— 11:30着

槍ヶ岳から南へ稜線を歩く。振り返ると槍の穂先がどんどん遠くなっていく。

槍が遠くなっていく
槍が遠くなっていく
大喰岳山頂…って槍さんが主張してくる(笑)
大喰岳山頂…って槍さんが主張してくる(笑)

中岳(3,084m)— 12:08着

ハシゴを上がると山頂。ここでも後ろを振り返ると、やっぱり槍が目立っている😆 記念撮影しても槍が映り込んでくる。目立ちたがり屋さんだね(笑)

中岳のハシゴ
中岳のハシゴ
記念撮影…の後ろにまた槍が
記念撮影…の後ろにまた槍が

南岳(3,033m)— 13:14着

3,000m峰4座目。稜線歩きのフィナーレ。

南岳山頂。ここでも槍が(笑)
南岳山頂。ここでも槍が(笑)

南岳小屋でトイレ休憩とコーラ補給🥤 ここまでの稜線歩きは最高に贅沢だった。天気も良くて、雲もなくて、まさにご褒美ルート。

南岳小屋に到着
南岳小屋に到着
コーラで回復!
コーラで回復!

下山(南岳小屋 → 槍平 → 新穂高温泉)

13時すぎから下山開始。南岳小屋から槍平方面への下りは、ザレ場と岩場の連続でなかなか厳しい。

南岳新道を下山開始
南岳新道を下山開始
雪渓を渡ってハシゴを登る
雪渓を渡ってハシゴを登る
ミニ稜線。左右切れ落ちてます…
ミニ稜線。左右切れ落ちてます…

槍平小屋まで下りてきたところで、すでにかなり疲労が蓄積。そしてここから新穂高温泉まで、あの長い林道が待っている…

ここから一気に下降。この先、写真なし
ここから一気に下降。この先、写真なし

結果、駐車場に着いたのは20時27分。あたりは真っ暗。

暗い林道をヘッドライト頼りに延々と歩く。暗すぎ、長すぎ、ヤバすぎ😅

トータル18時間28分。北アルプスでまたやっちゃいましたね…(笑)


アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 松本ICから国道158号→安房トンネル→国道471号→県道475号で約60km(約1時間30分)
  • 高山ICからは国道158号→国道471号→県道475号で約45km(約1時間)
  • 安房トンネルは有料(普通車 790円)

駐車場

駐車場 台数 料金 備考
新穂高温泉 県有無料駐車場(P5) 約150台 無料 登山者用。夏季は前夜泊が必要
新穂高温泉 登山者用有料駐車場 約100台 6時間300円 無料が満車の場合

平日でもかなりの車が停まっていたので、夏のハイシーズンは前夜20時くらいには到着しておいた方がいい。

公共交通機関の場合

  • JR高山駅から濃飛バスで新穂高ロープウェイ駅まで約1時間40分
  • 松本からは新島々経由で上高地行きバス+タクシー
  • 深夜発は公共交通では難しいので、日帰りの場合は車が現実的

必要な装備

30kmオーバー・18時間の行程。日帰りとはいえ装備はしっかり揃えたい。

必須装備

装備 ポイント
ヘルメット 槍の穂先(ハシゴ・鎖場)で必須。落石リスクあり
ヘッドライト 深夜発&ナイトハイク必須。予備電池も
登山靴 ハイカットのしっかりしたもの。岩場・ザレ場が多い
レインウェア 3,000m級は天気が急変する。上下セパレートタイプ
防寒着 夏でも山頂付近は10℃以下。フリースかダウン



あると便利な装備

  • トレッキングポール:長い林道と飛騨沢の登りで脚の負担を軽減
  • 行動食を多めに:18時間行動だとカロリー消費が半端ない。ジェルやナッツ類を多めに

3,000m峰4座を歩いて思ったこと

正直、槍ヶ岳だけでも十分すぎる山行だった。でも、あの稜線を見たら歩きたくなっちゃうんだよね😆

大喰岳、中岳、南岳…どの山頂からも槍の穂先が見える。振り返るたびに槍が「まだ見てるよ」って言ってるみたいで、なんだか面白かった(笑)

ただ、反省点もある。

  • 寝不足で高山病になりかけた。前夜20時着→深夜2時発では睡眠が足りない
  • 南岳からの下山を甘く見ていた。ザレ場の連続で想像以上に時間がかかる
  • 林道のナイトハイクは精神的にキツい。ヘッドライトの予備は絶対必要

でも、快晴の北アルプスで3,000m峰を4座つなぐ稜線歩きは、間違いなく人生トップクラスの山行だった。


まとめ|槍ヶ岳に挑戦する人へ

新穂高からの日帰りは、体力に自信がある人向けの上級者ルート。通常は槍ヶ岳山荘で1泊するのが一般的で、無理のない計画を立てよう。

新穂高 飛騨沢ルートが向いている人:
– 槍ヶ岳だけでなく、南岳方面への縦走も楽しみたい
– 上高地の混雑を避けたい
– 車でアクセスしたい(上高地はマイカー規制あり)

上高地側(槍沢ルート)の方がいい人:
– 初めての槍ヶ岳で安全にピストンしたい
– 公共交通機関でアクセスする
– 距離を短めに抑えたい

では、またどこかのお山で👋



よくある質問(FAQ)

Q. 槍ヶ岳は日帰りできる?

できるけど、かなりの体力と経験が必要。新穂高から飛騨沢ルートで往復約23km、行動時間は12〜15時間が目安。深夜の出発が必要になる。通常は山小屋で1泊するのがおすすめ。

Q. 新穂高の駐車場は何時に着けばいい?

夏のハイシーズンは前夜20時頃には到着を。平日でもかなり混雑する。無料駐車場(P5)が満車なら、有料駐車場を利用しよう。

Q. 槍ヶ岳にヘルメットは必要?

穂先のハシゴ・鎖場エリアでは必須。落石のリスクもあるので、必ず持参を。槍ヶ岳山荘でレンタルもある。

Q. 飛騨沢ルートと槍沢ルート、どっちがいい?

飛騨沢は新穂高起点で車アクセスに便利。南岳方面への周回が可能。槍沢は上高地起点でルートがわかりやすい。初心者なら槍沢、周回したいなら飛騨沢がおすすめ。

Q. 高山病対策は?

3,000m級では誰でも高山病のリスクがある。十分な睡眠、こまめな水分補給、無理のないペースが基本。僕は寝不足で高山病になりかけたので、前日はしっかり寝ることを強くおすすめする。


コメント

タイトルとURLをコピーしました