燕岳・北燕岳 合戦尾根ピストン|燕山荘泊で最高にまったりした晩秋の稜線歩き

燕岳の山頂で 北燕岳の景色もいいから 行ってきなよと おばあちゃん👵に言われて北燕岳に笑 200名山
燕岳の山頂で 北燕岳の景色もいいから 行ってきなよと おばあちゃん👵に言われて北燕岳に笑

燕山荘に泊まりたい。それだけの理由で行ってきた、11月の燕岳。

ピークはぶっちゃけどうでもいい(笑)。天気も微妙な予報。でも、空きがあったら行くしかないでしょ。結果、思いのほか天気に恵まれて、人も少なくて、最高の登山になった。合戦小屋のおしるこ、燕山荘のカレーにモンブラン、そして翌朝は雷鳥のお見送りまで。食べすぎ注意の山旅レポート、いってみよう。


この記事でわかること

  • 11月中旬の燕岳・北燕岳の登山レポート(燕山荘1泊)
  • 合戦尾根の登山道の様子と所要時間
  • 燕山荘の宿泊体験(食事・設備・売店)
  • 晩秋の駐車場事情とアクセス
  • この時期の積雪状況と必要装備

登山データ

項目 データ
山名 燕岳(2,763m)・北燕岳(2,723m)
ルート 合戦尾根ピストン(中房温泉起点)
日程 2024年11月16日(土)〜17日(日)燕山荘1泊
行動時間 7時間54分
距離 12.2km
累積標高 登り1,532m / 下り1,534m
天気 曇りのち晴れ
燕岳登山口からスタート
燕岳登山口からスタート

燕山荘に泊まりたかった、それだけ

週末どこに行こうかなーとネットを見ていたら、ずっと泊まりたかった燕山荘に空きが出ていた。

山は? 燕岳? 大天井岳? 天気も微妙だし、ガスガスでもいいか——ぐらいのノリ。ピークより小屋が目的っていう、わりと珍しいパターンで出発した。

朝の中房温泉駐車場。出発時にはびっしり満車
朝の中房温泉駐車場。出発時にはびっしり満車

コース詳細|時間帯ごとのレポート

中房温泉〜合戦小屋(約2時間50分)

前夜21時頃に駐車場に着いたときはガラガラだった。時期を外しているからかな、と思ったけど、朝起きたら満車。さすが人気の山域。

6時50分過ぎ、ゆっくりスタート。天気も期待できないし、時間もあるし、急ぐ理由がない。

登山道はよく整備されていて、第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチ……と休憩ポイントが多い。初めてのアルプスならここ、選択肢の一つとしてかなりアリだと思う。

第1ベンチで最初の休憩
第1ベンチで最初の休憩
ひたすら続く階段
ひたすら続く階段
スイカを運ぶための荷揚げ用リフト
スイカを運ぶための荷揚げ用リフト

途中、「あと5分」の看板が出てくるんだけど、この5分がなかなか長い💦

あと5分の看板。ここからが地味に長い
あと5分の看板。ここからが地味に長い

そして合戦小屋に到着。今回の目的の一つがここ。

合戦小屋に到着
合戦小屋に到着

合戦小屋のおしるこタイム

11月の合戦小屋といえば、おしるこ。温かくて、甘くて、お餅もやわらかい。晩秋の山で食べるおしるこは反則級のうまさ😍

合戦小屋のおしるこ。冷えた体に染みわたる
合戦小屋のおしるこ。冷えた体に染みわたる

ちなみに「合戦」の名前の由来、ここで初めて知った。

合戦の名前の由来が書かれた看板
合戦の名前の由来が書かれた看板

合戦小屋〜燕山荘(約50分)

おしるこパワーで再スタート。しばらく登ると雲を抜けて、思いのほか天気がいい。

雲の上に出た
雲の上に出た
稜線が見えてきた
稜線が見えてきた

遠くに燕山荘が見えてきたんだけど、想像以上にデカい。こんな大きい山小屋だったとは😅

遠くに見える燕山荘。思ったよりずっと大きい
遠くに見える燕山荘。思ったよりずっと大きい

稜線に出ると、槍ヶ岳がドーン。久しぶり。

稜線から望む槍ヶ岳
稜線から望む槍ヶ岳

雪は残っているものの、この時点ではアイゼンなしで問題なく歩けた。2024年はほんとに雪が少ない。

稜線上の残雪。この程度ならそのまま歩ける
稜線上の残雪。この程度ならそのまま歩ける

10時半前、燕山荘に到着。

燕山荘に到着
燕山荘に到着

燕山荘で嬉しい誤算

到着してすぐ受付を済ませたら、なんと2人分のスペースを1人で使っていいとのこと。個室と同じ扱い✌️ 晩秋の平日……じゃなくて土曜だけど、この時期ならではの贅沢。

2人分のスペースを独占。快適すぎる
2人分のスペースを独占。快適すぎる

少し登った場所からの景色がこれ。人気がある理由、わかる。

燕山荘から少し登った場所からの展望
燕山荘から少し登った場所からの展望

天気がいいなら大天井岳まで行こうかとも考えたけど、スタートが遅かったし帰りがギリギリになりそう。無理せず、予定通り燕岳へ。

燕岳〜北燕岳(約1時間20分)

荷物を小屋に置いて、身軽に燕岳へ向かう。

燕岳に向かって出発
燕岳に向かって出発

途中、お約束のイルカ岩。花崗岩の自然の造形、何度見ても面白い。

イルカ岩。燕岳のシンボル
イルカ岩。燕岳のシンボル

稜線歩きが気持ちいい。人が少ないこの時期、最高かも。

燕岳への稜線。人が少なくて贅沢な景色
燕岳への稜線。人が少なくて贅沢な景色

11時47分、燕岳に登頂。

燕岳の山頂に到着
燕岳の山頂に到着
山頂の風景
山頂の風景

山頂からの展望がすごい。立山、劔岳、針ノ木岳……北アルプスの名峰がずらり。

立山・劔岳方面の大展望
立山・劔岳方面の大展望

反対側には雲海、そして珍しく富士山まで見えた。

雲海と遠くに富士山
雲海と遠くに富士山

山頂にいたおばあちゃんに「北燕岳の景色もいいから行っておいで」と言われて、素直に北燕岳へ(笑)

振り返ると燕岳の美しい姿
振り返ると燕岳の美しい姿
北燕岳への道中にもイルカ岩が
北燕岳への道中にもイルカ岩が

12時14分、北燕岳に到着。

北燕岳の山頂
北燕岳の山頂

この先の稜線もいつか歩いてみたい。大天井岳方面への縦走、いつかやるぞ。

この先の稜線。いつか歩きたい
この先の稜線。いつか歩きたい

燕山荘グルメレポート

ここからが本番と言っても過言ではない(笑)

ランチ:チキンインドカレー

昼食は燕山荘の食堂で。チキンインドカレーにサラダを付けて。山の上でこのクオリティ、ありがたすぎる。

チキンインドカレーとサラダ
チキンインドカレーとサラダ
暖かい食堂の様子
暖かい食堂の様子

デザート:モンブランとコーヒー

食後にモンブランとコーヒー。山の上のカフェタイム☕️

モンブランとコーヒー。至福のひととき
モンブランとコーヒー。至福のひととき
食堂のメニュー
食堂のメニュー

売店も種類が豊富で、財布のひもが緩みそう💸

品揃え豊富な売店
品揃え豊富な売店

食べすぎたので食後の散歩に出かけたのは内緒。

食後の散歩。大天井岳方面の景色
食後の散歩。大天井岳方面の景色

夕食:ハンバーグと煮魚

夕食はハンバーグと煮魚。普段はお味噌汁らしいんだけど、小屋締めが近いからか今回は豚汁🐷 活動量と摂取量、完全に釣り合ってない。

夕食のハンバーグと煮魚。豚汁がうれしい
夕食のハンバーグと煮魚。豚汁がうれしい
燕山荘の館内
燕山荘の館内

朝食

翌朝もしっかりいただく。

朝ごはん
朝ごはん

2日目:雷鳥と虹に見送られて下山

泊まりたかった燕山荘に泊まれて大満足。名残惜しいけど、下山開始。

燕山荘、またね
燕山荘、またね

……と思ったら、いきなり雷鳥が走って登場。見送りに来てくれたのかな。こいつ、めちゃくちゃ足が速い😳

見送りに来てくれた雷鳥。足がめちゃくちゃ速い
見送りに来てくれた雷鳥。足がめちゃくちゃ速い

さらに虹まで出現。最高の見送り。

虹も見送りに来てくれた
虹も見送りに来てくれた

そしてあっという間に駐車場へ。

無事に駐車場到着。おつかれさまでした
無事に駐車場到着。おつかれさまでした

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 安曇野ICから中房温泉まで約30km
  • 中房線は細い道が続くので運転注意
  • 冬期(12月〜4月頃)は中房線が通行止め

駐車場

駐車場 台数 料金 備考
第1駐車場 約50台 無料 トイレあり(※状態注意)
第2駐車場 約40台 無料 登山口まで徒歩数分
第3駐車場 約30台 無料 登山口まで徒歩数分

夜21時頃はガラガラだったけど、朝にはしっかり満車だった。人気シーズンは夜のうちに到着した方がいい。

ちなみに、第1駐車場のトイレはなかなかの状態だったので、登山口のトイレを使うことをおすすめする💦

公共交通機関の場合

  • JR大糸線「穂高駅」から中房温泉行きバス(南安タクシー・定期バス)
  • 運行期間は例年4月下旬〜11月上旬頃(要確認)

必要な装備

11月中旬の合戦尾根。稜線上は風が冷たいので防寒対策をしっかり。

必須装備

装備 ポイント
防寒着 稜線上は風が冷たい。ダウンジャケット必須
手袋・ニット帽 11月は体感温度がかなり低い
ヘッドライト 日が短いので念のため
登山靴 残雪がある場合もあるのでハイカットが安心

あると便利な装備

  • 軽アイゼン/チェーンスパイク:残雪状況次第。2024年11月は不要だったけど年による
  • 保温ボトル:温かい飲み物があると稜線歩きが快適

晩秋の燕岳、正直かなりおすすめ

11月の燕岳、実は穴場かもしれない。

人が少ない。景色はいい。燕山荘ではスペースに余裕がある。合戦小屋のおしるこは温かさが身に沁みる。稜線上の空気が澄んでいて、遠くまで見渡せる。

ピークハントだけが登山じゃない。小屋でまったり、食べて飲んで、雷鳥に会えて——こういう山旅もいいもんだよね。


まとめ|燕岳に挑戦する人へ

晩秋の燕山荘泊が向いている人: – 山小屋でゆっくり過ごしたい – 混雑を避けたい – 北アルプスの稜線を静かに楽しみたい – 山小屋グルメを堪能したい

夏〜紅葉シーズンの方がいい人: – 高山植物を見たい – 合戦小屋のスイカを食べたい – テント泊がしたい

初めてのアルプス登山なら、合戦尾根ルートは本当にいい選択肢だと思う。登山道がよく整備されていて、休憩ポイントが多く、ペース配分がしやすい。そして燕山荘のホスピタリティは噂どおり。


よくある質問(FAQ)

Q. 11月の燕岳にアイゼンは必要?

年によるけど、2024年11月中旬は残雪があってもアイゼンなしで歩けた。ただし念のためチェーンスパイクは持っていった方が安心。

Q. 燕山荘の予約は取りにくい?

夏〜紅葉シーズンは激戦だけど、11月に入ると空きが出やすい。ネット予約できるので、こまめにチェックするのがおすすめ。

Q. 中房温泉の駐車場は何時に行けば停められる?

時期によるけど、人気シーズンは前日夜のうちに到着するのが確実。11月の土曜でも朝には満車だった。

Q. 合戦尾根の登りはきつい?

北アルプス三大急登の一つと言われるけど、ベンチが多く休憩しやすいので、ペース配分すればそこまでキツくない。初めてのアルプスでも十分いける。

Q. 燕山荘の食事はどう?

カレー、モンブラン、ハンバーグ……山小屋とは思えないクオリティ。ランチ営業もしているので、日帰りでも楽しめる。


では、またどこかのお山で👋

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