【028座目】月山 八合目ピストン|ガスと雨の修験の山、でも花は裏切らなかった

よく見ると雪渓❄️ 100名山
よく見ると雪渓❄️

東北遠征の後半戦。本当は朝日岳に登る予定だったけど、天気がいまいちで中止。急きょ月山に変更した。

前日に鳥海山を登っていたので、連チャンの2座目。八合目からのピストンなら体力的にも大丈夫だろうと。着いたときは雨も降っていなくて「今日は行ける」と思ったんだけど…山頂は雨・風・ガスの三重苦。さすが「ガス山」の異名は伊達じゃない(笑)

でも、花の百名山としての実力はすごかった。色とりどりの高山植物と、修験道のほら貝の音色。ガスの中でも十分に楽しめた一座だった。


この記事でわかること

  • 月山八合目ピストンルートのコース詳細と所要時間
  • 弥陀ヶ原の湿原と木道歩きの雰囲気
  • 山頂付近の天候の変わりやすさとガス対策
  • 佛生池小屋や行者返しなどのポイント解説
  • 八合目駐車場のアクセス・混雑情報

登山データ

項目データ
山名月山(1,984m)
ルート月山八合目〜山頂 ピストン
日程2021年8月13日(金)日帰り
行動時間5時間56分
距離10.6km
累積標高登り626m / 下り622m
天気麓は曇り → 山頂は雨・ガス 🌧️
八合目駐車場の様子
八合目駐車場の様子

八合目ルートを選んだ理由

前日に鳥海山を登っていて、この日は東北遠征の後半戦。もともと朝日岳の予定だったけど、天気予報がいまいちで急きょ月山に変更した。

月山の登山ルートはいくつかあるけど、八合目からのピストンが一番メジャー。弥陀ヶ原の湿原を歩けるし、標高差も626mと手ごろ。前日の鳥海山の疲れが残っていても無理なく登れると判断した。

しかも、帰りの飛行機の時間もあったから、効率よく登れるルートがベストだった。

八合目登山口からスタート
八合目登山口からスタート

コース詳細|時間帯ごとのレポート

八合目登山口〜弥陀ヶ原(06:19〜06:46 / 約30分)

早朝6時過ぎに八合目に到着。この天気でもそこそこ車が停まっていた。道中には渋滞注意の看板もあったから、人気の山なんだなと実感。

トイレを済ませてスタート。序盤はひたすら木道歩き。濡れているので滑らないように気をつけながら進む。

弥陀ヶ原の湿原は、ガスがかかっていても雰囲気がいい。雲行きは怪しいけど、まだ雨は降っていない。奥の方に月山が見えるはずなんだけど…雲で見えない😅

濡れた木道を慎重に歩く
濡れた木道を慎重に歩く
雲行きが怪しい弥陀ヶ原
雲行きが怪しい弥陀ヶ原
雲の奥に月山があるはず
雲の奥に月山があるはず

弥陀ヶ原〜佛生池小屋(06:46〜07:46 / 約1時間)

弥陀ヶ原を抜けると、だんだんガスが濃くなってきた。嫌な雰囲気。雲の流れがめちゃくちゃ早い💦

一ノ岳、二ノ岳と通過しながら標高を上げていく。途中で雪渓も見えた。8月中旬でもまだ雪が残っているのは、さすが東北の山。

そして佛生池小屋に到着。ここで修験道のほら貝の音が聞こえてきた。月山は出羽三山のひとつで、今でも修験者が修行している山。ほら貝の音色を聴きながら歩くなんて、なかなかできない体験。

小屋にはワッフルもあったけど、雨が本格的に降りそうだったのでスルー。ちょっと心残り🧇

ガスが濃くなってきた
ガスが濃くなってきた
雲の流れが早い
雲の流れが早い
8月でも残る雪渓
8月でも残る雪渓
修験道のほら貝の音色
修験道のほら貝の音色
佛生池小屋のワッフルが気になる
佛生池小屋のワッフルが気になる

佛生池小屋〜行者返し〜月山山頂(07:46〜08:47 / 約1時間)

佛生池小屋を過ぎると、岩が滑りやすい区間に入る。濡れた岩場は要注意⚠️

そしていきなり急な登り。これが「行者返し」と呼ばれる岩場。修験者でも引き返すほど…とは言われているけど、距離は短い。ただ、雨の日はかなり嫌かも。

行者返しを越えると、山頂に向かって長い木道が続く。ガスで視界が悪い中をひたすら歩く。

そして月山山頂に到着! …と思ったら、気がついたら山頂を通り過ぎてしまっていた😆 ガスで何も見えなくて、いつの間にか頂上小屋まで来てしまった。寒いし風も強いし、ここでレインウェアの下を履いた。

岩が滑りやすい区間
岩が滑りやすい区間
行者返しの急登
行者返しの急登
山頂に向かう長い木道
山頂に向かう長い木道
頂上小屋でレインウェアを装着
頂上小屋でレインウェアを装着

月山山頂(08:47着)

頂上小屋で装備を整えてから、山頂に戻って記念撮影。ここが百名山28座目。

…とはいえ、ガスで何も見えない。寒いし雨もかなり降っている。長居は無用。急いで下山することに。

月山神社本宮もすぐ近く。出羽三山の主峰として、古くから信仰を集めてきた山。ガスの中の神社は、なんだか神秘的な雰囲気だった。

月山山頂に到着
月山山頂に到着

下山(09:39〜12:09 / 約2時間30分)

山頂からは来た道をピストンで戻る。登りで苦労した行者返しも、下りは慎重に。

面白かったのが、下山して標高を下げていくと、だんだん天気が回復してきたこと。山頂はあんなにガスと雨だったのに、下の方は雨が降っていない。

弥陀ヶ原まで下りてくると、なんと遠くに昨日登った鳥海山が見えた🗻 朝日連峰の山並みも。上は真っ白なのに下は展望がある。山の天気って不思議。

12時過ぎに無事下山。帰りの飛行機の時間がギリギリだったから、のんびりしている余裕はなし💦

下山すると雨が止み、遠くに鳥海山
下山すると雨が止み、遠くに鳥海山
朝日連峰の山並み
朝日連峰の山並み
無事に下山
無事に下山

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 月山ICから月山八合目駐車場まで約25km
  • 道路は整備されているが、カーブが多いので注意
  • 夏場は駐車場への道路で渋滞が発生することもある

駐車場

駐車場台数料金備考
月山八合目駐車場約150台無料レストハウス・トイレあり

朝6時過ぎの到着でもそこそこ車が停まっていた。道中に渋滞注意の看板があるくらいなので、ハイシーズンは早めに到着したい。トイレは有料(100円以上)。

公共交通機関の場合

  • JR鶴岡駅から月山八合目行きバスで約2時間(1日4便)
  • 便数が少ないので事前に時刻表の確認を
  • 登山シーズン(7月〜9月)のみ運行

必要な装備

八合目からのピストンは木道が多くて歩きやすいけど、天候が変わりやすいのが月山の特徴。雨・ガス対策は必須。

必須装備

装備ポイント
レインウェア(上下)山頂は高確率でガス&雨。上下セパレートで
登山靴濡れた木道・岩場があるので、グリップの効くもの
防寒着8月でも山頂は寒い。風が強いと体感温度がかなり下がる
水分行動時間が長いので1L以上推奨

あると便利な装備

  • メガネの曇り止め:ガスの中だとメガネが曇って視界不良になる。僕はかなり苦労した
  • ストック:木道歩きが長いので、膝への負担軽減に
  • 手袋:行者返しの岩場で手をつくことがある。濡れた岩は冷たい

ガスの月山、それでも花は裏切らない

正直、山頂の景色はゼロだった。ガスと雨で何も見えない。しかも寒い。山頂を通り過ぎてしまうほどの視界不良(笑)

でも、月山は花の百名山としても知られている山。ガスの中でも足元にはいろんな高山植物が咲いていて、登山道を華やかにしてくれていた。修験道のほら貝の音色を聴きながら花を眺めて歩く。ガスの月山には、ガスの月山なりの良さがある。

それにしても「ガス山」の異名はよく言ったもの。月山(がっさん)とガス山(がすさん)。語呂もいい。次に来るときは晴れた月山を見てみたいけど、たぶんまたガスなんだろうなぁ😆

帰りは飛行機の時間がギリギリで、結局仙台空港でお弁当とビールの昼夜兼用ごはん。東北遠征の締めくくりとしては、これもまた悪くない🍺

仙台空港でお弁当とビールの打ち上げ
仙台空港でお弁当とビールの打ち上げ

まとめ|月山に挑戦する人へ

八合目からのピストンは、標高差も距離もほどほどで歩きやすい。ただし、山頂付近の天候の変わりやすさだけは覚悟しておこう。

八合目ピストンが向いている人:

  • 弥陀ヶ原の湿原と高山植物を楽しみたい人
  • 出羽三山の信仰の山を体験したい人
  • 半日〜1日でサクッと百名山を踏みたい人

別ルート(リフト利用の姥沢ルート)の方がいい人:

  • 紅葉シーズンに行きたい人
  • 湯殿山への縦走を考えている人

レインウェアだけは絶対に持っていこう。月山で雨に降られない方が珍しいかもしれない。


よくある質問(月山 Q&A)

Q. 月山の難易度は?

八合目からのピストンなら初中級者向け。木道が多くて歩きやすいけど、行者返しの岩場と、濡れた木道での滑りやすさには注意が必要。天候が変わりやすいので、雨・ガス対策ができることが前提。

Q. 月山の登山適期は?

7月〜9月がベスト。8合目への道路は例年6月下旬〜10月下旬に開通する。7月は高山植物の最盛期、8月はニッコウキスゲなどが見ごろ。9月下旬〜10月は紅葉シーズン。

Q. 八合目ピストンのコースタイムは?

僕の場合は5時間56分(距離10.6km)。標準コースタイムは約5時間〜5時間30分。山頂での滞在時間や天候によって前後する。

八合目のトイレ施設
八合目のトイレ施設

Q. 月山に初心者でも登れる?

八合目からなら初心者でも十分チャレンジできる。ただし、レインウェアと防寒着は必須。山頂は8月でも10℃前後になることがある。天気が悪いときに無理はしないこと。


登山をもっと安全に楽しむために

月山は出羽三山のひとつで、修験道の山。夏場でも天候の急変があるので、万全の準備を。

  • 登山届:コンパス(電子登山届)で事前に提出できる。スマホからでも簡単
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
  • ガイド付き登山:月山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。出羽三山を巡るツアーもあって、信仰の歴史を学びながら歩ける

では、またどこかのお山で👋



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