【027座目】鳥海山(新山) 鉾立〜千蛇谷〜外輪山周回|雨スタートから晴れ男パワー全開の東北遠征メインディッシュ

綺麗だなぁ〜 100名山
綺麗だなぁ〜

東北遠征の後半戦。今回のメインディッシュは鳥海山。

前日に鉾立山荘で泊まって、朝5時に出発しようとしたら…まさかの雨☔️ 雨雲レーダーを見ても止む気配がない。でも下山時間を考えると待ってられない。「山頂は晴れ男パワーで晴れるはず!」と根拠ゼロの自信で登山開始。

結果? 途中から雨が止んで青空が広がり、花いっぱいの稜線歩きに、新山の迫力ある岩場。変化に富んだ最高の山だった。


この記事でわかること

  • 鉾立〜千蛇谷〜新山〜七高山〜外輪山周回ルートの全容
  • 雨スタートでも途中から晴れるパターンの話
  • 新山の岩場の難易度と注意点
  • 鉾立山荘の宿泊情報(コスパ最強)
  • 花の百名山・鳥海山の高山植物の魅力

登山データ

項目データ
山名鳥海山・新山(2,236m)
ルート鉾立〜御浜小屋〜千蛇谷〜御室小屋〜新山〜七高山〜外輪山〜鉾立(周回)
日程2021年8月12日(木)日帰り
行動時間10時間38分
距離15.8km
累積標高登り1,425m / 下り1,425m
天気出発時 雨 → 途中から晴れ ☀️
スタート地点
スタート地点

このルートを選んだ理由

鳥海山は東北屈指の名峰で、ルートもいくつかある。今回は最もメジャーな鉾立(象潟口)から登って、千蛇谷を経由して新山へ。帰りは七高山から外輪山を通って戻る周回コース。

登りと下りで景色が全然違うのがこのルートの魅力。千蛇谷は雪渓あり花あり、外輪山は稜線歩きの爽快感。1日で鳥海山のいいとこ取りができる欲張りルートだ。

千蛇谷方面への分岐
千蛇谷方面への分岐

コース詳細|時間帯ごとのレポート

鉾立山荘~鉾立登山口(05:15~05:21)

前日は鉾立山荘に宿泊。この山荘、コスパがすごい。部屋も綺麗で、値段を考えたら申し分ない。トイレが和式のバイオトイレなのだけが惜しいけど、このお値段で文句は言えない。

朝5時。外に出たら雨。雨雲レーダーを見ても止みそうにない。予定より1時間強遅れで、カッパを着て出発することにした。

鉾立山荘の外観
鉾立山荘の外観
出発前の登山口案内板
出発前の登山口案内板

鉾立登山口~御浜小屋(05:21~07:15 / 約1時間54分)

どんより雲と小雨の中をスタート。視界はイマイチ。

でも、雨の登山道も悪くない。花が雫をまとって幻想的だった。鳥海山は花の百名山。クルマユリやハクサンチドリ、色とりどりの高山植物が登山道の両脇に咲いている。

途中、雲の切れ間から日本海が見えた。このあたりで「あれ、晴れてきたかも?」という予感。

どんより雲の中の登山道
どんより雲の中の登山道
雨に濡れた花
雨に濡れた花
クルマユリ
クルマユリ
日本海を眺めながらの稜線
日本海を眺めながらの稜線

御浜小屋~千蛇谷分岐(07:15~08:24 / 約1時間9分)

御浜小屋を過ぎたあたりから、空が明るくなってきた。ハクサンシャジンが咲いている横で、ふと顔を上げると…青空! やっぱり来た☀️

ここでカッパを脱いで、一気に快適モードに。涼しくなって足取りも軽い。

千蛇谷と外輪山の分岐に到着。行きは千蛇谷から登って、帰りは外輪山を通る計画。

ハクサンシャジン
ハクサンシャジン
晴れ間が見え始めた空
晴れ間が見え始めた空
カッパを脱いで青空の下へ
カッパを脱いで青空の下へ
太陽が出てきた稜線
太陽が出てきた稜線

千蛇谷~御室小屋(08:24~09:50 / 約1時間26分)

千蛇谷に入ると、まずは雪渓を渡る。8月でもしっかり雪が残っていた。

雪渓を越えて見上げると、鳥海山の山頂部が見えてきた。ここからの景色が綺麗で、思わず足を止めてしまう。

御室小屋に到着。ここで休憩。御朱印ももらえるので、集めている人はぜひ。大物忌神社にお参りして、いよいよ新山アタックへ。

雪渓を渡る
雪渓を渡る
山頂部が見えてきた
山頂部が見えてきた
千蛇谷の美しい景色
千蛇谷の美しい景色
御室小屋から岩場の始まり
御室小屋から岩場の始まり

新山アタック(09:50~10:55 / 約1時間5分)

ここからが本番。新山への岩場が始まる。

予想と違って、岩がとにかくデカい。「3点支持が大事って、こういうことね」と実感する場面が何度もあった。登ったと思ったら下りがあったり、なかなか手強い。

そして、ついに鳥海山・新山の山頂に到着! 百名山27座目。雨スタートが嘘みたいな青空の下で、最高の気分だった。

帰りのルートには狭い岩の隙間を通る箇所もあって、大きいザックだとちょっと苦労するかも💦

岩場の始まり
岩場の始まり
大きな岩を登る
大きな岩を登る
登ったと思ったら下り
登ったと思ったら下り
狭い岩の隙間
狭い岩の隙間
山頂から来た道を振り返る
山頂から来た道を振り返る

新山~七高山(10:55~11:33 / 約38分)

新山を後にして、次は七高山へ。鳥海山の山頂部には新山(2,236m)と七高山(2,229m)の2つのピークがある。

途中、鳥がお出迎えしてくれた。雪渓を避けてルートを取りながら、七高山に到着。ここからの眺めも素晴らしかった。

鳥のお出迎え
鳥のお出迎え
雪渓を避けてルート取り
雪渓を避けてルート取り
七高山
七高山

外輪山~鉾立(11:33~15:52 / 約4時間19分)

七高山から外輪山ルートで下山開始。行者岳、伏拝岳を経由していく。

外輪山からの眺めは登りの千蛇谷とはまた違う表情。稜線歩きを楽しみながら、ゆっくり高度を下げていく。途中にはイチゴも見かけた。

御浜小屋方面まで戻ってくると、木道歩きに。鳥海湖の近くまで来て、あとは鉾立まで一気に下る。

無事に下山。行動時間10時間38分、距離15.8km。しっかり歩いた一日だった。駐車場は観光客でいっぱいになっていた。

外輪山で見かけたイチゴ
外輪山で見かけたイチゴ
木道を歩く
木道を歩く
木道の先へ
木道の先へ
鳥海湖の近く
鳥海湖の近く
無事に下山
無事に下山
観光客でいっぱいの駐車場
観光客でいっぱいの駐車場

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 酒田みなとIC(日本海東北自動車道)から鳥海ブルーライン経由で鉾立まで約35km
  • 鳥海ブルーラインは11月上旬~4月下旬頃まで冬期閉鎖
  • 道路は整備されているが、カーブが多いので運転注意

駐車場

駐車場台数料金備考
鉾立駐車場約200台無料鉾立登山口すぐ。トイレあり

夏のシーズン中は観光客も多い。下山時にはかなり埋まっていたので、早朝到着がおすすめ。

公共交通機関の場合

  • JR象潟駅から鳥海ブルーライナー(季節運行バス)で鉾立まで約40分
  • 運行期間・本数が限られるので、事前に確認を

必要な装備

新山の岩場はかなり本格的。足元と手元の装備はしっかり準備しておきたい。行動時間も10時間超えになるので、体力面の準備も大事。

必須装備

装備ポイント
登山靴新山の岩場はソールのしっかりしたものが必須。スニーカーは論外
レインウェア今回も雨スタート。鳥海山は日本海側で天気が変わりやすい
水分行動時間10時間超え。最低2Lは持っていきたい
ヘッドランプ早朝出発+長時間行動。万が一に備えて必携
グローブ新山の岩場で手をつく場面が多い。素手だと手を痛める

僕が使っている装備

鳥海山の岩場では、グリップの効く登山靴が本当に大事だった。大きな岩を3点支持で登る場面が何度もあるので、ソールの硬さとグリップ力は妥協しない方がいい。

登山靴はソールが硬めのものがおすすめ。新山の岩場でしっかりグリップが効くかどうかで、安心感が全然違う。

あると便利な装備

  • ストック:鉾立〜御浜小屋の区間で活躍。ただし新山の岩場では邪魔になるので、折りたたみ式がベスト
  • スパッツ(ゲイター):雪渓を渡るときに靴の中に雪が入るのを防げる
  • 日焼け止め:晴れると稜線は遮るものがない。標高2,000m超えの紫外線は強烈

雨から青空へ。変化が楽しい山だった

正直、朝の雨を見た時は「マジかよ…」と思った。でも待ってても止まないし、行くしかない。

結果的に、途中から天気が回復して最高の登山になった。花の百名山の名に恥じない高山植物の豊かさ、千蛇谷の雪渓歩き、新山の迫力ある岩場、外輪山の稜線歩き。1つの山でこれだけ変化があるのは鳥海山ならでは。

特に新山の岩場は印象的だった。大きな岩をよじ登ったり、狭い隙間を通ったり、ちょっとしたアドベンチャー感がある。体力的にはキツいけど、飽きない。

下山後は比内地鶏丼でご褒美。東北遠征、最高の一日だった😊

下山後の比内地鶏丼
下山後の比内地鶏丼
青空が広がった稜線
青空が広がった稜線

まとめ|鳥海山に挑戦する人へ

鳥海山は日帰りで登れるけど、行動時間10時間超えのロングコース。体力と計画に余裕を持って挑みたい山だ。

鉾立〜千蛇谷〜外輪山周回ルートが向いている人:

  • 登りと下りで違う景色を楽しみたい人
  • 岩場が好きな人(新山は楽しい)
  • 花と雪渓と岩の変化を一度に味わいたい人

千蛇谷ピストンの方がいい人:

  • 初めての鳥海山で不安がある人
  • 行動時間を短めに抑えたい人

前日に鉾立山荘に泊まると、朝イチで出発できて時間に余裕ができる。コスパも最強なので、遠方から来る人にはおすすめ。


よくある質問(鳥海山 Q&A)

Q. 鳥海山の難易度は?

中級者向け。距離15.8km、累積標高1,425m、行動時間10時間超えとロングコース。新山の岩場は3点支持が必要な場面もあるので、岩場に慣れていない人は注意。

新山の岩場
新山の岩場

Q. 鳥海山の登山適期は?

7月~9月がベストシーズン。特に7月中旬~8月上旬は高山植物が見頃。鳥海ブルーラインは11月上旬~4月下旬頃まで冬期閉鎖されるので、車でのアクセスは5月~10月に限られる。

Q. 千蛇谷と外輪山、どっちから登る?

僕は千蛇谷から登って外輪山で下りた。千蛇谷は雪渓や花を楽しみながら山頂部へ直接アプローチできる。外輪山は稜線歩きの爽快感がある。体力のあるうちに岩場の多い千蛇谷を登る方が安全だと思う。

Q. 鳥海山に初心者でも登れる?

鉾立からの往復なら登山経験者の初心者でも可能だけど、新山の岩場はハードル高め。周回ルートは行動時間が長いので、日帰り10時間以上歩ける体力が前提になる。まずは他の山で経験を積んでからの方がいい。

Q. 鉾立山荘に泊まれる?

泊まれる。コスパ最強で、部屋も綺麗。前日泊で早朝出発するのがおすすめ。トイレは和式のバイオトイレ。


登山をもっと安全に楽しむために

鳥海山は標高2,236mの大きな山。天候の急変や新山の岩場でのケガに備えて、安全対策はしっかりしておきたい。

  • 登山届:コンパス(電子登山届)で事前に提出できる。スマホからでも簡単
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
  • ガイド付き登山:鳥海山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に新山の岩場は、初めてならガイドがいると心強い

では、またどこかのお山で👋



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