東北以北の最高峰、燧ヶ岳。山頂から見下ろす尾瀬ヶ原の景色がとにかく最高だった。
ただ、正直に言うと…山に登るより車の運転の方が疲れた(笑)。アクセスがなかなかハードなんだよね。でも、それを差し引いても登る価値のある山。早朝スタートで午後の雷雨を避けて、サクッとピストンしてきた記録です。
この記事でわかること
- 燧ヶ岳・御池ルートのコースタイムと難易度
- 広沢田代・熊沢田代の湿原歩きの様子
- 俎嵓と柴安嵓、2つのピークの回り方
- 御池駐車場の料金・トイレ・設備情報
- 夏の燧ヶ岳で気をつけたいポイント
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 燧ヶ岳(2,356m) |
| ルート | 御池ルート(御池登山口 ピストン) |
| 日程 | 2023年8月26日(土)日帰り |
| 行動時間 | 5時間53分 |
| 距離 | 8.8km |
| 累積標高 | 登り1,023m / 下り1,022m |
| 天気 | 晴れ(午後から雷雨予報) |

御池ルートを選んだ理由
燧ヶ岳のメインルートは大きく2つ。御池からのピストンと、長英新道で尾瀬沼側に下りるルート。
今回は午後から雷雨の予報が出ていたので、最短で登って下りられる御池ピストンを選んだ。実際、下山途中に福島から来ていた方に聞いたら「普通は沼の方に下りてバスで御池に戻るのが一般的」とのこと。確かに、御池ルートの下りは岩場が多くてあまり下りたくない道ではある😅
でも、天候を考えると御池ピストンが正解だった。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
御池登山口〜広沢田代(05:08〜05:53)
まだ薄暗い中、駐車場奥の登山口からスタート。
いきなり急登が始まる。岩がゴロゴロしていて、しかも湿っている。「帰りにここ下りるのか…」と思いながら登っていく。
しばらくすると木道が出てきて、少しホッとする。新しく整備された木道もあれば、荷降ろし用のモノレール?のようなものも。木道の修復作業をしているみたいだった。



広沢田代〜熊沢田代(05:53〜06:32)
広沢田代を過ぎると、木道がずっと続く。これが気持ちいい。どこまでも続く木道と湿原の景色。
ただ、途中で階段が出てきたり、壊れた木道があったりと、ちょっとしたアドベンチャー要素も。「これどこ登るの?」みたいな場所もあった(笑)
熊沢田代が近づくと視界が開けて、目指す燧ヶ岳の姿がドーンと見える。「あれか…まずはあのピークだな」と気合が入る。



熊沢田代〜俎嵓(06:32〜07:51)
ここからが本番。笹で足元が見えない区間があったり、コロコロした岩場が続いたり。ゆっくり慎重に進む。
標高を上げていくと、振り返れば湿原の絶景。しんどいけど、この景色があるから頑張れる。

登山道脇にはリンドウが咲いていた。秋の花に癒される。

俎嵓〜燧ヶ岳 柴安嵓(07:51〜08:31)
まず俎嵓(まないたぐら)に到着。ここから柴安嵓(しばやすぐら)が見える。「次はあっちだ」と進む。
一度下って登り返す形になるけど、距離はそこまで長くない。
そして柴安嵓に到着。ここが燧ヶ岳の最高点(2,356m)。
山頂からの眺めがもう最高。尾瀬ヶ原がバーンと広がっている。東北以北の最高峰から見下ろす尾瀬の大パノラマ。これを見るためにここまで来たんだよなぁ。



下山(08:31〜11:00頃)
下山は来た道をそのまま戻る。
帰りに俎嵓付近でパシャリ。やっぱりこの景色は撮っておかないと。
コロコロした岩場の下りはやっぱり気を使う。滑りやすい石にコケがついていて、一歩一歩慎重に。
熊沢田代まで下りてくると、湿原がまた綺麗に見える。壊れた木道もなんだかいい味出してる(笑)
最後の急な下りを越えて、御池駐車場に帰還。全行程約6時間、午前中に下山完了。午後の雷雨もセーフ。




アクセス・駐車場情報
車の場合
- 西那須野塩原ICから国道400号→352号で約100km(約2時間半)
- 小出ICから国道352号(樹海ライン)で約70km(約2時間)
- どちらのルートもかなり遠い。山道も長いので、運転の疲労対策は必須
- 冬期は国道352号(御池〜沼山峠間)が通行止め。例年5月下旬〜11月上旬が通行可能
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 御池駐車場 | 約420台 | 1,000円/回 | 山の駅(売店・食堂)隣接 |
早朝5時頃の到着でガラガラだった。夏の土曜でもこの時間なら余裕。トイレは水洗でウォシュレット付きという快適さ。山の駅には靴洗い場もあって、下山後にドロドロの靴を洗えるのがありがたい。


公共交通機関の場合
- 会津高原尾瀬口駅からバスで御池まで約90分
- バスの本数が少ないので、事前にダイヤを確認しておくこと
- シーズン中(6月〜10月)のみ運行
必要な装備
御池ルートは岩場と木道のミックスルート。湿った岩やコケで滑りやすい箇所が多いので、足元の装備が特に重要。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | ハイカットがおすすめ。岩場が多く、足首の保護が大事 |
| レインウェア | 夏の尾瀬は午後の雷雨が多い。必ず携行 |
| 熊鈴 | 尾瀬エリアはツキノワグマの生息地。鳴らしながら歩こう |
| 水分 | 夏場は最低2L。途中に水場はない |
僕が使っている装備
岩場と木道が交互に出てくるルートだから、ソールのグリップ力がしっかりした登山靴がいい。コケで滑りやすい石がオンパレードだったから、ソールが減った靴だと厳しいと思う。
あと、夏の早朝スタートだけど、標高が高い場所は思ったより涼しい。薄手のウインドブレーカーがあると安心。
あると便利な装備
- ストック:岩場の下りで膝への負担を軽減できる。特に御池ルートの下りはあると助かる
- ゲイター:朝露で笹が濡れている区間があるので、足元の濡れ防止に
山に登るより運転が大変だった話
正直、今回いちばん疲れたのは車の運転(笑)。
前日ほぼ徹夜気味で、さらにアクセスがとにかく遠い。山道をひたすら走って、ようやく御池に到着。着いた時にはもうヘトヘト。
でも、登り始めたら空気が変わった。湿原の木道、岩場の急登、そして山頂からの尾瀬ヶ原の絶景。「来てよかった」としか言いようがない。
燧ヶ岳は東北以北の最高峰。その肩書きに恥じない、スケールの大きな山だった。


まとめ|燧ヶ岳に挑戦する人へ
御池ルートは距離8.8km・累積標高差約1,000mと、百名山の中では中程度の難易度。ただし、湿った岩場と壊れた木道には注意が必要。
御池ピストンが向いている人:
- 午後の雷雨を避けて午前中に下山したい人
- マイカーで来ていて、バスの時刻を気にしたくない人
- サクッと往復して体力を温存したい人
長英新道(尾瀬沼経由)の方がいい人:
- 尾瀬沼の景色も楽しみたい人
- 下りの岩場を避けたい人(御池側の下りは滑りやすい)
夏は午後の雷雨に要注意。早朝スタートが鉄則。僕は5時過ぎにスタートして11時前に下山できたので、十分余裕があった。
よくある質問(燧ヶ岳 Q&A)
Q. 燧ヶ岳の難易度は?
中級者向け。標高差約1,000m、距離8.8kmで、健脚な人なら日帰り可能。ただし岩場が多く、湿ったコケで滑りやすい箇所があるので、登山経験がある人向け。
Q. 燧ヶ岳の登山適期は?
6月〜10月。7〜8月は高山植物が見られるけど、午後の雷雨が多い。9〜10月は紅葉が楽しめる。積雪期は上級者のみ。
Q. 御池ルートのコースタイムは?
往復で5〜7時間程度。僕は5時間53分(休憩込み)だった。早朝スタートすれば午前中に下山できる。
Q. 燧ヶ岳に初心者でも登れる?
登山初心者にはおすすめしない。岩場が多く、足元が悪い区間が長い。少なくとも何度か標高差1,000m前後の山を経験してからチャレンジした方がいいと思う。
登山をもっと安全に楽しむために
- 登山届:御池登山口にポストがある。コンパス(登山届提出サイト)でオンライン提出も可能
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。特に尾瀬エリアは山深いので、万が一に備えておきたい
- ガイド付き登山:燧ヶ岳が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。尾瀬エリアは自然保護の観点からもガイドがいると学びが深い
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では、またどこかのお山で👋



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