
浅間山、登れるのは前掛山(2,524m)まで。火山活動の影響で本峰は立入禁止だけど、前掛山から見る浅間山の火口は大迫力。
今回は車坂峠から表コースでトーミの頭へ、草すべりを下って火山館経由で前掛山に登頂。帰りはJバンドから鋸岳・仙人岳・蛇骨岳・黒斑山と外輪山を周回するフルコースを歩いてきた。
活火山ならではの荒々しい景色と、6月の高山植物。見どころ盛りだくさんの1日だった。
この記事でわかること
- 車坂峠から前掛山+外輪山周回のコース詳細
- 前掛山の山頂から見える浅間山の火口の様子
- Jバンド経由の外輪山周回ルートの実際
- 車坂峠の駐車場事情(朝6時で満車の現実)
- 6月に見られる高山植物の情報
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 浅間山・前掛山(2,524m) |
| ルート | 車坂峠〜表コース〜草すべり〜前掛山〜Jバンド〜外輪山周回 |
| 日程 | 2022年6月4日(土)日帰り |
| 行動時間 | 9時間30分 |
| 距離 | 14.5km |
| 累積標高 | 登り1,357m / 下り1,340m |
| 天気 | 晴れ |

車坂峠からの周回ルートを選んだ理由
前掛山だけのピストンだと、もったいない。せっかくなら外輪山もぐるっと回りたい。
ということで、表コースからトーミの頭に登って、草すべりを下り、火山館経由で前掛山へ。帰りはJバンドを登り返して、鋸岳・仙人岳・蛇骨岳・黒斑山と外輪山の稜線を歩くフルコースを計画した。
距離14.5km、行動時間9時間半。なかなかのボリュームだけど、変化に富んでいて飽きない。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
車坂峠〜トーミの頭(約2時間)
朝6時前に駐車場に到着。ギリギリ停められたけど、ほぼ満車。さすが人気の山。これ以降に着いたら、下のアサマ2000パークに停めるしかない状態だった。

登山口に向かう途中、富士山と雲海が見えた。朝のこの時間帯だけの特権。

噴火警戒レベルはこの日はレベル1。安心して出発。

表コースを進んでいくと、イワカガミやシャクナゲが咲いていた。6月の浅間山は花の季節。


途中から日差しが強くなって暑い💦 避難小屋で一息ついてから、槍ヶ鞘へ。

そこから少し進むとトーミの頭。ここからの眺めがまた最高で、浅間山の外輪山がドーンと広がって見える。しばし見入ってしまった。

草すべり〜火山館(約45分)
トーミの頭から草すべりを下っていく。ここ、見た目以上に急。名前の通り草の斜面を一気に下る感じで、なかなかの傾斜。


途中でハクサンイチゲを発見。こういう出会いがあるから登山はやめられない。

下りきると火山館に到着。ここでトイレを済ませて、いよいよ前掛山に向けて出発。

火山館〜前掛山(約2時間)
火山館から先は、いよいよ火山っぽい景色になってくる。賽の河原を抜けて、前掛山へ向かう。

振り返ると、さっき歩いてきた外輪山の稜線が綺麗に見える。

浅間山、近づくとでかい。圧倒的なスケール感。

登り続けていると、遠くにアルプスの山並みが見えた。ズームすると北アルプスの稜線がはっきりわかる。

あと少しで山頂。最後の登りが地味にきつい。

前掛山の山頂(11:05着)
前掛山に到着。ビクトリーロードと呼ばれる山頂への稜線は、風が強くて寒かった💦


山頂から浅間山の本峰がすぐ目の前。噴火口のある荒々しい山肌が迫力満点。活火山のど迫力をこんなに間近で感じられる山はなかなかない。


前掛山〜Jバンド〜外輪山周回(約3時間半)
下山は前掛山からJバンドへ。地図を見ていたら、ショートカットできそうなルートを発見。相方と相談して一気に下った(自己責任ルートなので注意)。

あっという間にJバンドに到着。ここからが外輪山の稜線歩き。

Jバンドの岩場を登り返す。なかなか変化があっていい感じ。


まずは鋸岳。ここから見ると浅間山と繋がって見えるのが面白い。


稜線を眺めながら仙人岳、蛇骨岳と進んでいく。外輪山の稜線歩きは気持ちいいけど、長い(笑)


黒斑山に到着。ここで外輪山は終了。あとは中コースを下って車坂峠に戻るだけ。

下山(約1時間)
黒斑山から中コースで下山。途中、花を見つけたり。

15時半、無事に車坂峠に帰還。9時間半のフルコース、お疲れさまでした。

帰りのサービスエリアで峠の釜飯を食べた。薄味で美味しかった😊

アクセス・駐車場情報
車の場合
- 小諸ICから約30分で車坂峠へ
- チェリーパークライン経由。道は整備されていて走りやすい
- 冬期は路面凍結注意
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 高峰高原ビジターセンター前 | 約50台 | 無料 | 朝6時で満車になることも |
| アサマ2000パーク | 多数 | 無料 | ビジターセンターが満車の場合はこちら |
朝6時前に到着してギリギリ停められた。人気の山なので、早朝着が必須。ビジターセンターのトイレは早朝は使えないので注意。火山館にトイレあり。

公共交通機関の場合
- JR小諸駅からJRバス「高峰高原ホテル前」下車
- 本数が少ないので事前に時刻表を確認しておくこと
必要な装備
活火山である浅間山は、一般的な登山装備に加えて火山対策も意識したい。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | 岩場・ガレ場が多いのでハイカットが安心 |
| レインウェア | 天候急変に備えて |
| ヘルメット | 火山エリアでは推奨。Jバンドの岩場でも役立つ |
| 防寒着 | 前掛山の稜線は風が強く、6月でも寒い |
| 日焼け止め | 標高が高く紫外線が強い |
僕が使っている装備
今回、前掛山の稜線で風が強くて寒かった。ウインドシェルは必携。薄手で軽いものをザックに入れておくだけで全然違う。
Jバンドの岩場ではヘルメットがあると安心。火山エリアだし、落石のリスクも考えると持っておきたい装備。
あると便利な装備
- ゲイター:火山灰のザレ場で靴の中に砂が入るのを防げる
- サングラス:稜線歩きが長いので目の保護に
活火山の迫力に圧倒された1日
浅間山(前掛山)、思っていた以上に迫力があった。
山頂から見る浅間山の火口は、活火山のエネルギーを直に感じられるスポット。こんな場所に立てるのは貴重な体験。
そして外輪山の周回がまた良い。鋸岳からの眺め、仙人岳・蛇骨岳への稜線歩き。浅間山を横から眺めながら歩くのは、ピストンでは味わえない。
14.5km、9時間半。なかなかのボリュームだったけど、大満足のフルコースだった。
まとめ|浅間山(前掛山)に挑戦する人へ
前掛山は日本百名山の中では比較的登りやすい部類。ただし、外輪山周回まで含めるとそれなりの体力が必要。
外輪山周回コースが向いている人:
- 体力に自信がある人(14.5km、9時間半)
- 変化のあるコースを楽しみたい人
- 浅間山をいろんな角度から眺めたい人
前掛山ピストンの方がいい人:
- 体力に不安がある人
- 初めての浅間山で無理せず登りたい人
噴火警戒レベルは必ず事前に確認を。レベル2以上になると前掛山も立入禁止になる。登山前に気象庁の情報をチェックしよう。
よくある質問(浅間山 Q&A)
Q. 浅間山の難易度は?
前掛山までのピストンなら中級者向け。外輪山周回を含めると体力・経験ともにしっかり必要。Jバンドの岩場は足場に注意。
Q. 浅間山の登山適期は?
6月〜10月がベスト。6月はイワカガミやシャクナゲなどの高山植物が楽しめる。秋は紅葉も見事。冬季は積雪・凍結があり上級者向け。
Q. 車坂峠からのコースタイムは?
前掛山ピストンで約6〜7時間。外輪山周回を含めると9〜10時間が目安。
Q. 前掛山に初心者でも登れる?
ピストンなら登山経験がある人なら可能。ただし、火山特有のザレ場や風の強い稜線があるので、しっかりした装備と計画が必要。外輪山周回は初心者にはおすすめしない。
登山をもっと安全に楽しむために
浅間山は活火山。安全対策はしっかりしておきたい。
- 登山届:車坂峠の登山口で提出可能。コンパス(オンライン登山届)での事前提出も便利
- 噴火警戒レベルの確認:登山前に必ず気象庁のサイトで最新の噴火警戒レベルをチェック。レベル2以上で前掛山は立入禁止
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- ガイド付き登山:浅間山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある
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では、またどこかのお山で👋



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