早朝5時、上日川峠を出発。まだ薄暗い登山道を歩き始めて、雷岩に着いた瞬間に目の前に広がったのは――富士山と雲海のドーンとした景色。
大菩薩嶺、正直「初心者向けの山でしょ」と思っていた。でも、この展望を見て考えが変わった。稜線から見る富士山、南アルプス、八ヶ岳。これは何度でも来たくなる山だ。百名山19座目にして、展望の満足度はトップクラス。
この記事でわかること
- 上日川峠から大菩薩嶺〜大菩薩峠〜石丸峠の周回ルートの全容
- 雷岩〜大菩薩峠の稜線から見える富士山・南アルプス・八ヶ岳の展望
- 早朝出発のメリットと駐車場の混雑状況
- 大菩薩峠の介山荘で登山バッジが買える話
- 石丸峠経由の下山ルートの様子
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 大菩薩嶺(2,057m) |
| ルート | 上日川峠〜福ちゃん荘〜雷岩〜大菩薩嶺〜大菩薩峠〜石丸峠〜小屋平 周回 |
| 日程 | 2021年6月12日(土)日帰り |
| 行動時間 | 4時間40分 |
| 距離 | 8.3km |
| 累積標高 | 登り700m / 下り698m |
| 天気 | 晴れ ☀️ |

このルートを選んだ理由
上日川峠から登れば、大菩薩嶺の山頂まで比較的楽にアクセスできる。しかも大菩薩峠から石丸峠へ回れば、稜線歩きをたっぷり楽しめる周回コースになる。
今回は弾丸で夜から出発して、早朝スタート。人が少ない時間帯に富士山の展望を独り占めしたかった。結果的に大正解だった。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
上日川峠〜福ちゃん荘(05:03〜05:28 / 約25分)
夜のうちに到着して、駐車場で仮眠。すでに9台ぐらい車が停まっていた。途中の山道では鹿と何回もすれ違ったのが印象的。
空が明るくなってきたので行動開始。上日川峠の登山口からスタートして、まずは福ちゃん荘を目指す。

福ちゃん荘には25分ほどで到着。早朝すぎてまだ開いていなかった。登山バッジは帰りに買おうかと思ったけど、結局この先の介山荘で手に入れることになる。

福ちゃん荘〜雷岩(05:28〜06:40 / 約1時間12分)
福ちゃん荘から先は樹林帯の登り。途中で鹿の親子に遭遇した🦌

そして登りの途中で木の間から富士山が見えた瞬間、テンションが一気に上がる。まだ木が邪魔してるけど、これは期待できる…!
さらに登っていくと視界が開けてきて、雷岩に到着。ここからの景色がこの日のハイライト。



富士山ドーン、雲海ドーン、南アルプスも八ヶ岳も全部見える。早朝に来た甲斐があった。この景色を見るためだけに登る価値がある。
大菩薩嶺 山頂(06:51着)
雷岩から大菩薩嶺の山頂までは約10分。ここが百名山19座目。


ただ、正直に言うと大菩薩嶺の山頂自体は樹林帯の中で展望はない。景色を楽しむなら雷岩やこの先の稜線がメイン。山頂で記念撮影したら、すぐに稜線歩きに向かった。
大菩薩嶺〜大菩薩峠(06:51〜07:41 / 約50分)
ここからが大菩薩嶺の真骨頂。雷岩に戻って、そこから大菩薩峠方面への稜線歩き。


稜線に出ると、ずっと富士山と一緒に歩いているような感覚。左手に富士山、右手に南アルプスと八ヶ岳。この稜線歩きが本当に気持ちいい。
途中、2000年に標高2000mを記念した標柱があった。ちょっとした遊び心が面白い😆



妙見ノ頭、さいの河原避難小屋、親不知ノ頭を経由して大菩薩峠に到着。途中、バランスよく積まれた石が印象的だった。

大菩薩峠・介山荘(07:41〜07:58)
大菩薩峠に到着。ここには介山荘があって、登山バッジを購入できた✌️


大菩薩峠〜石丸峠〜小屋平(07:58〜09:16 / 約1時間18分)
大菩薩峠から熊沢山を越えて石丸峠へ。この区間はまだまだ景色が楽しめる。

石丸峠を過ぎてからは下り。小屋平バス停方面へ下っていく。途中でバスの到着時間と重なったのか、登ってくる人がたくさんいた。早朝出発だと、こういう混雑を避けられるのがいい。



下山・ゴール(09:16〜09:41)
小屋平バス停から車道を歩いて上日川峠の駐車場に戻ってきた。


駐車場に戻ったら、すでに満車。Uターンして帰る車もいた💦 早朝出発して正解だった。これから行く人はお早めに。
寄り道|そば切り発祥の地へ
下山後、帰り道にお寺に寄り道。なんと、このあたりはそば切り発祥の地らしい。


ということで、お昼はお蕎麦屋さんへ。登山後のお蕎麦は最高だった😁


アクセス・駐車場情報
車の場合
- 勝沼ICまたは大月ICから国道411号・県道218号経由で上日川峠まで約30〜40分
- 途中の山道は細いところもあるので注意
- 夜間は鹿の飛び出しが多い(僕も何回もすれ違った)
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 上日川峠駐車場 | 約80台 | 無料 | 第1・第2あり |
| 第2駐車場 | 約30台 | 無料 | トイレあり |
早朝5時の時点で9台程度。しかし下山時(9:40頃)には満車でUターンする車も。土日は早めの到着が必須。第2駐車場の付近にトイレあり。
公共交通機関の場合
- JR甲斐大和駅から栄和交通バスで上日川峠まで約40分(季節運行)
- バスの本数が限られるので、事前に時刻表を確認しておこう
必要な装備
上日川峠からの周回ルートは、百名山の中でも比較的歩きやすい部類。ただし石丸峠からの下りは滑りやすい箇所もあるので、足元はしっかりしたものを。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | 石丸峠からの下りは滑りやすい。ソールのしっかりしたもの |
| レインウェア | 山の天気は変わりやすい。稜線は吹きさらし |
| 水分 | 6月でも稜線は暑い。1L以上は持っていきたい |
| 帽子・日焼け止め | 雷岩〜大菩薩峠の稜線は遮るものがない |
あると便利な装備
- ストック:石丸峠からの下りで膝への負担を減らせる
- 防寒着:早朝スタートの場合、山頂付近は冷える
富士山と雲海の展望が圧巻だった
この日のベストショットは、間違いなく雷岩からの景色。富士山の裾野まで見えて、手前には雲海。南アルプスも八ヶ岳も全部見渡せる360度の大パノラマ。
大菩薩嶺の山頂自体は展望がないから「あれ?」ってなるけど、その分、雷岩〜大菩薩峠の稜線が全部持っていく。富士山を眺めながらの稜線歩きは、百名山の中でもトップクラスの気持ちよさだった。
そして下山後のそば切り発祥の地でのお蕎麦。登山+ご当地グルメのセットは鉄板。

まとめ|大菩薩嶺に挑戦する人へ
大菩薩嶺は、百名山デビューにもおすすめできる山。上日川峠からなら標高差も少なく、しっかり整備された登山道。それでいて雷岩〜大菩薩峠の稜線からの展望は百名山レベル。
上日川峠〜大菩薩峠〜石丸峠 周回が向いている人:
- 富士山・南アルプス・八ヶ岳の大展望を楽しみたい人
- 気持ちのいい稜線歩きをしたい人
- 日帰りでサクッと百名山を踏みたい人
唐松尾根ピストン(上日川峠〜雷岩〜大菩薩嶺の往復)の方がいい人:
- とにかく最短で山頂を踏みたい人
- 体力に不安がある人
ただし、駐車場は早い者勝ち。土日は特に。早朝出発をおすすめする。
よくある質問(大菩薩嶺 Q&A)
Q. 大菩薩嶺の難易度は?
百名山の中では初心者向け。上日川峠からの標高差は約700mで、危険箇所もほとんどない。登山を始めたばかりの人にもおすすめできる。
Q. 大菩薩嶺の登山適期は?
5月下旬〜11月上旬がベストシーズン。6月は新緑、10月は紅葉が美しい。冬期は上日川峠までの林道が閉鎖されるので注意。
Q. 上日川峠〜大菩薩峠〜石丸峠 周回のコースタイムは?
僕の場合は約4時間40分(距離8.3km)。標準コースタイムは約5時間半〜6時間。大菩薩峠まで行って折り返すなら、もう少し短くなる。
Q. 大菩薩嶺に初心者でも登れる?
登れる。上日川峠からなら、百名山入門にぴったりの山。ただし石丸峠経由の周回は少し距離が伸びるので、不安なら大菩薩峠からのピストンがおすすめ。
登山をもっと安全に楽しむために
大菩薩嶺は初心者向けとはいえ、稜線は天候が急変することもある。基本的な安全対策は忘れずに。
- 登山届:コンパス(電子登山届)で事前に提出できる。スマホからでも簡単
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- ガイド付き登山:大菩薩嶺が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある
では、またどこかのお山で👋




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