【18座目】宮之浦岳 淀川登山口〜荒川登山口 縦走|洋上アルプスと屋久杉の森を歩く

100名山

屋久島の最高峰にして、九州の最高峰。世界自然遺産の島にそびえる宮之浦岳(1,936m)に登ってきた。

淀川登山口からスタートして、宮之浦岳の山頂を越え、縄文杉・ウィルソン株を経由して荒川登山口へ抜ける縦走ルート。ジャングルのような樹林帯、ガスと青空が交互に現れる稜線、そして圧巻の屋久杉の巨木たち。1日で屋久島の魅力を凝縮して味わえるルートだった。


この記事でわかること

  • 淀川登山口〜荒川登山口の縦走ルートの全貌
  • 宮之浦岳山頂からの展望と天候の変化
  • 縄文杉・ウィルソン株など屋久杉の見どころ
  • 縦走時の車の回収方法(バス+タクシー)
  • 登山口のアクセス・駐車場情報

登山データ

項目データ
山名宮之浦岳(1,936m)
ルート淀川登山口〜荒川登山口(縦走)
日程2021年4月25日(日)日帰り
行動時間10時間20分
距離22.5km
累積標高登り1,294m / 下り2,056m
天気曇り時々晴れ(ガスと青空が交互)
淀川登山口に到着
淀川登山口に到着

淀川〜荒川の縦走ルートを選んだ理由

宮之浦岳に登るなら、せっかくなので縄文杉やウィルソン株も見たい。淀川登山口から入って荒川登山口に抜ける縦走ルートなら、宮之浦岳の山頂と屋久杉の名所を1日で回れる。

下山後の車の回収がちょっと面倒だけど、荒川登山口からバスで屋久杉自然館へ行って(700円+α)、そこからタクシーで淀川登山口に戻ってレンタカーを回収した。タクシー代は6,500円、片道40〜50分くらい。この手間を差し引いても、縦走の価値は十分ある。

朝の5時10分頃について 駐車場ラスワンGET✌️ 全てレンタカー( ̄ω ̄;)
朝の5時10分頃について 駐車場ラスワンGET✌️
全てレンタカー( ̄ω ̄;)

コース詳細|時間帯ごとのレポート

淀川登山口〜淀川小屋(約40分)

朝5時10分頃に淀川登山口に到着。駐車場は4台分しかなくて、着いたときにはラスト1台分だった。全部レンタカー(笑)

序盤から木の根っこが多くて歩きにくい。整備された木道もあるけど、雨に濡れるとツルッと滑るから注意。実際、僕も転んでしまった💦

序盤の根っこだらけの登山道
序盤の根っこだらけの登山道
整備された木道
整備された木道

淀川小屋を過ぎると、水がとにかく綺麗。屋久島の水の透明度はほんとにすごい。

淀川小屋
淀川小屋
透き通った水の流れ
透き通った水の流れ

淀川小屋〜樹林帯を抜けるまで(約2時間)

しばらくジャングルのような樹林帯が続く。苔むした岩、絶妙なバランスで岩を支える枝、山水が流れる登山道。屋久島らしい独特の世界。

岩を支える枝
岩を支える枝
ロープ場
ロープ場

途中で鹿に遭遇。朝ごはんの真っ最中だった🍚

鹿を発見
鹿を発見
朝ごはん中の鹿
朝ごはん中の鹿

7時半頃、雨が降り出した。晴れ予報だったのに。屋久島の天気は海からの風の影響で変わりやすいみたい。

ロープ場もいくつかあるけど、迷うところはほとんどない。

樹林帯を抜けて〜洋上アルプスの稜線(約1時間)

8時過ぎ、ようやく樹林帯を抜けた。ここからが「洋上アルプス」の始まり。

海側は晴れ、山側はガス。15分くらいの周期でガスったり青空が見えたりの繰り返し。忙しい天気だった😆

樹林帯を抜けた先の景色
樹林帯を抜けた先の景色
海側は晴れ
海側は晴れ
山側はガス
山側はガス
ガスと青空の境界
ガスと青空の境界

岩場の景色がとにかくいい。奇岩が次々と現れて飽きない。

絶妙なバランスの岩
絶妙なバランスの岩

宮之浦岳 山頂(10:15着)

栗生岳を越えて、10時15分に宮之浦岳の山頂に到着。

ガスが抜けた瞬間を狙って写真をパシャリ📷 山頂でも15分周期でガスったり晴れたりの繰り返し。晴れた瞬間の景色は最高だった。

お昼ごはんはまだ10時だったけど、お腹が空いたのでここで食べた🍙

宮之浦岳山頂
宮之浦岳山頂
山頂からの青空
山頂からの青空
山頂でのお昼ごはん
山頂でのお昼ごはん

宮之浦岳〜縄文杉・ウィルソン株(約4時間)

山頂から先、平石あたりまでは景色がいい。そこから先はまたジャングルに突入。

山頂付近からの展望
山頂付近からの展望
お猿さんに遭遇
お猿さんに遭遇

途中、アイアンマンみたいな形の岩を発見。自然って面白い。

アイアンマンっぽい岩
アイアンマンっぽい岩

高塚小屋でホテルからもらったおやつを食べて休憩。名前は「旧」高塚小屋だけど、建物は新しい感じだった。

高塚小屋で休憩
高塚小屋で休憩

そして13時過ぎ、有名な縄文杉に到着。推定樹齢2,000年以上とも言われる巨木。存在感がすごい。

縄文杉
縄文杉

大王杉も立派だった。個人的にはこっちの方が好きかも😁

大王杉
大王杉

ウィルソン株は中に入れる。見る角度によってハート型に見えるらしい❤

ウィルソン株の中からの眺め
ウィルソン株の中からの眺め

トロッコ道〜荒川登山口(約1時間30分)

大株歩道入口からトロッコ道に出る。ここからは線路の上をひたすら歩く。

思ったより距離が長かった。ショートカットがあったらしいけど、後から気づいた🤣

トロッコ道に合流
トロッコ道に合流
線路が続くトロッコ道
線路が続くトロッコ道
橋からの川の眺め
橋からの川の眺め

トンネルを抜けて、15時54分に荒川登山口に到着。約10時間20分の縦走、お疲れさまでした😊

トンネルを抜けて
トンネルを抜けて
荒川登山口に到着
荒川登山口に到着

アクセス・駐車場情報

車(レンタカー)の場合

  • 屋久島空港や宮之浦港からレンタカーで淀川登山口へ
  • 淀川登山口までは山道。道幅は狭いところもあるので注意

駐車場

駐車場台数料金備考
淀川登山口4台無料トイレあり(水洗)

朝5時10分で最後の1台だったから、早めの到着が必須。全部レンタカーだった。

縦走時の車の回収方法

縦走する場合、下山後の車の回収が必要になる。

  1. 荒川登山口からバスで屋久杉自然館へ(700円+α)
  2. 屋久杉自然館からタクシーで淀川登山口へ(6,500円、片道40〜50分)
  3. レンタカーを回収

※荒川登山口は時期によって一般車通行止め。その場合はバスかタクシーのみ。

公共交通機関の場合

  • 鹿児島空港から屋久島空港へ(飛行機で約35分)
  • 鹿児島港からフェリーで宮之浦港・安房港へ
  • 登山口へはバスまたはタクシーを利用

必要な装備

屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるくらい雨が多い島。晴れ予報でも雨具は必須。木道が滑りやすいので足元にも注意が必要。

必須装備

装備ポイント
レインウェア屋久島は天気が変わりやすい。晴れ予報でも必携
登山靴木道・木の根が滑りやすい。グリップの効くソールが必要
ヘッドライト早朝出発になるため必須
行動食・昼食縦走は10時間超。エネルギー補給をこまめに
水(1.5L〜)途中に水場はあるが、十分な量を携帯

僕が使っている装備

雨対策はレインウェアだけじゃなく、ザックカバーも必須。屋久島の雨は急に降ってくるから、すぐに出せる場所にパッキングしておくのがポイント。

木道・木の根で滑りやすいから、ソールのグリップ力が大事。岩場もあるのでミッドカット以上の登山靴がおすすめ。

あると便利な装備

  • ゲイター:ジャングル区間で泥や水たまりが多い
  • ストック:長丁場の縦走で脚の負担を軽減。ただしトロッコ道では不要

洋上アルプスと屋久杉の森、1日で2つの世界を歩いた

樹林帯のジャングルを抜けた瞬間に広がる洋上アルプスの稜線。ガスと青空が15分おきに入れ替わる忙しい天気だったけど、晴れた瞬間の海と山の眺めは格別だった。

山頂を越えてからの縄文杉・大王杉・ウィルソン株も圧巻。何千年もこの島で生き続けてきた巨木たちには、ただただ圧倒される。

トロッコ道は正直長かったけど(笑)、この縦走ルートだからこそ味わえる「1日で屋久島を丸ごと体験する」感覚は忘れられない。


まとめ|宮之浦岳に挑戦する人へ

淀川登山口〜荒川登山口の縦走は、宮之浦岳の山頂と屋久杉の名所を1日で回れる欲張りなルート。ただし22.5km・10時間超のロングコースなので、体力は必要。

淀川〜荒川の縦走ルートが向いている人:

  • 宮之浦岳と縄文杉を1日で両方見たい人
  • ロングコースに慣れている人
  • 車の回収(バス+タクシー)の段取りができる人

淀川ピストンの方がいい人:

  • 宮之浦岳の山頂が目的で、縄文杉は別の日に行く人
  • 車の回収が面倒な人

ホテルで朝食をお弁当に変更してもらえるなら、ぜひお願いしよう。早朝出発の登山では本当にありがたい。


よくある質問(宮之浦岳 Q&A)

Q. 宮之浦岳の難易度は?

技術的に難しいところは少ないけど、距離が長い(縦走で22.5km)。木の根や木道が濡れると滑りやすいので注意。体力勝負のルート。

Q. 宮之浦岳の登山適期は?

4月〜11月がベスト。屋久島は年間を通じて雨が多いけど、4〜5月と9〜10月が比較的天気が安定しやすい。冬季も登れるが積雪あり。

Q. 淀川〜荒川の縦走のコースタイムは?

標準コースタイムは約12〜13時間。僕は10時間20分で歩いた。早朝出発が必須。

Q. 宮之浦岳に初心者でも登れる?

体力があれば登れるけど、距離が長いのでいきなり挑戦はおすすめしない。日帰りで8時間くらいの山を経験してからの方がいい。不安ならガイドツアーを利用するのも手。実際、多くの人がガイドと一緒に登っていた。


登山をもっと安全に楽しむために

屋久島は天気が変わりやすく、携帯電話の電波が届かないエリアも多い。事前の準備はしっかりと。

  • 登山届:屋久島の登山口にポストがある。事前にコンパス(登山届オンラインサービス)から提出しておくのがスムーズ
  • 登山保険:僕はモンベルの野あそび保険に入っている。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるから安心。
  • ガイド付き登山:宮之浦岳が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。実際にガイドツアーの方も多かった。屋久島の自然を深く知れるメリットもある。

では、またどこかのお山で👋


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