【71座目】鳳凰山(鳳凰三山)夜叉神峠~鳳凰小屋泊|観音岳で迎えた朝焼けが最高すぎた

夜の晩御飯 もちろんカレー🍛 おかわり自由 ルー多めも出来るみたい 100名山
夜の晩御飯 もちろんカレー🍛 おかわり自由 ルー多めも出来るみたい

観音岳の山頂で迎えた朝焼け。富士山のシルエット、南アルプスのオールスター、星あかりに照らされた白砂の稜線。全部が最高だった。

鳳凰三山は日帰りでも行けるけど、鳳凰小屋に泊まって朝の稜線を歩くルートが断然おすすめ。小屋のカレーも水場も最高だし、何より早朝の景色は泊まった人だけの特権。百名山71座目にふさわしい山行になった。


この記事でわかること

  • 夜叉神峠から鳳凰三山を1泊2日で縦走するルートの全容
  • 鳳凰小屋に泊まるメリットと予約のコツ
  • 観音岳で迎える朝焼けの魅力
  • 南御室小屋の天然水が美味しすぎる話
  • 夜叉神峠登山口の駐車場事情(3連休は要注意)

登山データ

項目データ
山名鳳凰山・観音岳(2,841m)※鳳凰三山縦走
ルート夜叉神峠~薬師岳~観音岳~地蔵岳~鳳凰小屋(泊)~観音岳~夜叉神峠
日程2023年7月16日(日)〜17日(月)1泊2日
行動時間14時間20分(2日間合計)
距離25.0km
累積標高登り2,538m / 下り2,539m
天気両日とも晴れ ☀️
夜叉神峠登山口からスタート
夜叉神峠登山口からスタート

夜叉神峠ルートを選んだ理由

もともと晴れを探して南アルプスをチョイスした今回の山行。どこの小屋も満室だったんだけど、鳳凰小屋からキャンセルが出たと折り返しの電話をもらえた。これは縁だと思って、鳳凰三山に決定。

夜叉神峠からのルートは、鳳凰三山の中では最もポピュラー。樹林帯は長いけど道は歩きやすいし、途中に水場があるから水の心配をしなくていい。鳳凰小屋に泊まれば、翌朝に朝焼けを見ながら帰れる。このプランが最高だった。

まずは林道からスタート
まずは林道からスタート

コース詳細|時間帯ごとのレポート

【1日目】夜叉神峠登山口~夜叉神峠(04:50~05:43 / 約53分)

3連休の真ん中。前日23時に駐車場に着いたら、もうほぼ満車。ギリギリ停められて車中泊した。さすが南アルプス、人気がすごい。

朝4時50分にスタート。まずは林道を歩いて登山道へ。道は整備されていて歩きやすい。

約1時間で夜叉神峠に到着。ここは開けていて、帰りにはお店も開いていた。

満車の駐車場
満車の駐車場
夜叉神峠に到着
夜叉神峠に到着

【1日目】夜叉神峠~南御室小屋(05:43~08:45 / 約3時間)

夜叉神峠からはひたすら樹林帯。正直、長い。言うほど楽でもない。でも道は歩きやすいから、無心にもくもくと歩く。

苺平を通過して、南御室小屋に到着。連休だからテントもいっぱい。

そして、ここの水場がすごかった。「南アルプスの天然水」、まさにあれ。冷たくて本当に美味しい😍 帰りに2Lお持ち帰りしたくらい。ここの水を飲むためだけでも来る価値がある。

樹林帯を抜けて南御室小屋に到着
樹林帯を抜けて南御室小屋に到着

【1日目】南御室小屋~薬師岳(08:45~10:40 / 約1時間55分)

南御室小屋を出ると、また樹林帯。途中で小鹿が登山道にいた😊 クマじゃなくてよかった。

しばらく歩くと、ガラッと風景が変わる。稜線に出た瞬間、白砂と青空のコントラストが目に飛び込んできた。ここからは全然違う世界。

砂払岳を越えて、少し下ると薬師岳小屋。そこからちょっと行くと、薬師岳に到着。鳳凰三山の1座目。

登山道で出会った小鹿
登山道で出会った小鹿
薬師岳小屋
薬師岳小屋
薬師岳に到着
薬師岳に到着

【1日目】薬師岳~観音岳(10:40~11:08 / 約28分)

薬師岳から次の観音岳へ。白砂の稜線をのんびり歩いていく。足跡を追いかけるように進むと、鳳凰三山の最高峰・観音岳に到着。

ここからの展望は文句なし。翌朝もう一度来るけど、昼間の景色も十分いい。

薬師岳から観音岳へ向かう
薬師岳から観音岳へ向かう
白砂の稜線をのんびり歩く
白砂の稜線をのんびり歩く
観音岳に到着
観音岳に到着

【1日目】観音岳~地蔵岳~鳳凰小屋(11:08~13:02 / 約1時間54分)

観音岳から地蔵岳方面へ。途中、鳳凰小屋側から砂のところを登ってくる人が見えたけど、結構急。こっちは尾根伝いに逆から回り込む。

赤抜沢ノ頭を経由して、地蔵岳に到着。そして目の前にドーンと現れたのが、鳳凰三山のシンボル・オベリスク。名前の通り、お地蔵さんたちもたくさん並んでいる。

地蔵岳からの下りは砂地で滑る💦 鳳凰山の須走みたいな感じ。滑りながら下って、樹林帯を抜けると、今晩お世話になる鳳凰小屋に到着。

小屋の横には沢が流れていて、水場もある。ビールも冷えてる🍺

観音岳から地蔵岳方面を望む
観音岳から地蔵岳方面を望む
鳳凰小屋側から砂地を登る人たち
鳳凰小屋側から砂地を登る人たち
地蔵岳に到着
地蔵岳に到着
お地蔵さんたちが並ぶ
お地蔵さんたちが並ぶ
鳳凰三山のシンボル・オベリスク
鳳凰三山のシンボル・オベリスク
砂地の下り。滑りながら下る
砂地の下り。滑りながら下る
鳳凰小屋に到着
鳳凰小屋に到着
小屋の横の沢と水場
小屋の横の沢と水場

【1日目】鳳凰小屋の夜

夕食はもちろんカレー🍛 おかわり自由で、ルー多めもOKらしい。山で食べるカレーは最高。

翌日の尾根へのルートを確認。小屋から見えるハシゴ、明日はあそこから尾根に上がる。暗い中で登るのはちょっと怖そう😅

鳳凰小屋の夕食。おかわり自由のカレー
鳳凰小屋の夕食。おかわり自由のカレー
翌日登るハシゴが見える
翌日登るハシゴが見える
冷えたビールで乾杯
冷えたビールで乾杯

【2日目】鳳凰小屋~観音岳(03:05~04:56 / 約1時間51分)

爆睡して目が覚めると、星が綺麗✨ 今日もいい天気だ。

朝3時過ぎにスタート。まずは例のハシゴ。暗くてちょっと怖い。でも空を見上げると、東の空が少しずつ明るくなってきている。急がないと日の出に間に合わない。

鳳凰小屋の分岐点に出ると、星あかりに照らされた白砂の稜線が広がっていた。写真では伝わりにくいけど、月面にいるみたいな光景。これは予想してなかったので、ちょっと感動した。

暗い中、印がよく見えないので適当に直登。観音岳が見えてきた。日の出前の空が幻想的で、たまらない。

朝の星空が綺麗
朝の星空が綺麗
暗闘の中、例のハシゴを登る
暗闘の中、例のハシゴを登る
東の空が明るくなってきた
東の空が明るくなってきた
星あかりに照らされた白砂の稜線。月面みたい
星あかりに照らされた白砂の稜線。月面みたい
暗い中を直登していく
暗い中を直登していく
観音岳が見えてきた
観音岳が見えてきた
日の出前の幻想的な空
日の出前の幻想的な空

【2日目】観音岳で迎える朝焼け(04:56)

観音岳に到着。日の出を待つ間に、小屋で作ってもらったお弁当をいただく。素朴だけど美味しかった😊

富士山もいい感じに見えている。そして…来た。

朝日が昇った瞬間、稜線が赤く染まった。南アルプスのオールスター達が朝焼けに照らされている🗻 富士山と薬師岳方面も最高。

ここからの360度パノラマが、この山行で一番の景色だったかも。眩しいけど、目が離せない。

泊まってよかった。日帰りじゃ見られない景色がここにある。

小屋で作ってもらったお弁当
小屋で作ってもらったお弁当
富士山のシルエット
富士山のシルエット
朝日が昇った瞬間
朝日が昇った瞬間
朝焼けに染まる稜線
朝焼けに染まる稜線
南アルプスのオールスター
南アルプスのオールスター
富士山と薬師岳方面の朝焼け
富士山と薬師岳方面の朝焼け
眩しくなってきた朝の光
眩しくなってきた朝の光
360度のパノラマ。ここが一番の絶景ポイント
360度のパノラマ。ここが一番の絶景ポイント

【2日目】下山(04:59~09:03 / 約4時間)

朝焼けを堪能して、目的達成。帰りますか。

薬師岳方面へ戻りながら、最後にもう一度富士山を眺める。やっぱり富士山は見るものだなぁ🗻 影も綺麗だった。

下山途中、またまた小鹿に遭遇。癒されるねぇ~。

長い樹林帯を下って、ようやく登山口が近づいてきた。最後の最後、階段を踏み外して豪快にコケたのは内緒🤫 近くにいた方、ご心配おかけしました。全然大丈夫です(笑)

無事に下山。駐車場は相変わらずの車の多さ。3連休の南アルプス、恐るべし。

下山中に振り返って見た富士山
下山中に振り返って見た富士山
朝の光と影
朝の光と影
目的達成。帰りますか
目的達成。帰りますか
下山途中に出会った小鹿
下山途中に出会った小鹿
ここまで来ればあとちょっと
ここまで来ればあとちょっと
無事に下山!
無事に下山!
相変わらずの車の多さ
相変わらずの車の多さ

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 甲府昭和ICから国道20号・県道12号経由で夜叉神峠登山口まで約40km
  • 芦安温泉を通過してさらに奥へ。道幅は狭い箇所もあるので注意
  • 南アルプス林道は冬期閉鎖あり(例年11月下旬~4月下旬)

駐車場

駐車場台数料金備考
夜叉神峠登山口駐車場約60台無料トイレあり(水洗・きれい)

3連休の前日23時で、ほぼ満車だった。夏の連休は早めに到着しないと厳しい。平日でも週末前夜に入る人が多いから、車中泊するなら早めの到着がおすすめ。

公共交通機関の場合

  • JR甲府駅から山梨交通バスで「夜叉神峠登山口」下車(約1時間15分)
  • 夏山シーズンは臨時バスも出るが、本数が限られるので事前に確認を

必要な装備

鳳凰三山は距離25km・累積標高2,500m超のロングルート。1泊2日でも体力は必要。白砂の稜線は遮るものがなく、夏場は日差しがキツい。

必須装備

装備ポイント
登山靴砂地・岩場あり。ソールのしっかりしたものを
レインウェア山の天気は変わりやすい。夏でも必携
ヘッドライト早朝出発の2日目は必須。暗い中のハシゴは怖い
水分南御室小屋・鳳凰小屋で補給可。ただし区間によっては長い
帽子・日焼け止め白砂の稜線は照り返しもキツい

あると便利な装備

  • ストック:長い樹林帯の下りで膝の負担を減らせる
  • ゲイター:砂地の下りで砂が靴に入りやすい
  • 防寒着:早朝の稜線は夏でも冷える。日の出待ちには必要

泊まりだから見られた景色がある

正直、鳳凰三山は日帰りでも行ける。距離は長いけど、健脚なら十分いける。

でも、泊まりにしてよかった。鳳凰小屋のカレーは美味しかったし、星空も綺麗だった。何より、早朝の観音岳で見た景色は一生モノ。

星あかりに照らされた白砂の稜線が月面みたいだったこと。富士山のシルエットが朝焼けに浮かび上がったこと。南アルプスの山々が赤く染まっていく瞬間。全部、泊まったからこそ見られた景色。

あと、南御室小屋の天然水は本当に美味しかった。帰りに2Lお持ち帰りしたくらい。あれは「南アルプスの天然水」そのもの(笑)

帰りに食べた味噌ラーメンも最高。長い山行の後は塩気が無性に欲しくなる😊

下山前の見納め
下山前の見納め
帰りの味噌ラーメン。塩気が最高
帰りの味噌ラーメン。塩気が最高

まとめ|鳳凰三山に挑戦する人へ

夜叉神峠からの鳳凰三山縦走は、距離は長いけど道は歩きやすくて、水場も豊富。1泊2日で計画すれば、体力的にも余裕を持って楽しめる。

夜叉神峠~鳳凰小屋泊ルートが向いている人:

  • 朝焼けや星空など、泊まりならではの景色を楽しみたい人
  • 日帰りロングは不安だけど、鳳凰三山を歩きたい人
  • 山小屋泊を体験してみたい人

日帰りの方がいい人:

  • 体力に自信があって、効率よく三山を踏みたい人
  • 小屋の予約が取れなかった人(特に連休は激戦)

鳳凰小屋はキャンセルが出ることもあるから、諦めずに問い合わせてみる価値はある。僕もキャンセルの折り返し電話で泊まれたから。


よくある質問(鳳凰三山 Q&A)

Q. 鳳凰三山の難易度は?

中級者向け。距離25km・累積標高2,500m超と体力が必要。ただし道はよく整備されていて、技術的に難しい箇所は少ない。1泊2日にすれば体力的なハードルは下がる。

稜線から地蔵岳方面へ向かう道
稜線から地蔵岳方面へ向かう道

Q. 鳳凰三山の登山適期は?

6月下旬~10月がベストシーズン。特に7月~8月は花も咲いて、天候も安定しやすい。ただし夏の連休は混雑する。紅葉の時期(9月下旬~10月中旬)も人気。

Q. 夜叉神峠ルートのコースタイムは?

僕の場合は2日間合計で14時間20分(距離25km)。コース定数は49。1泊2日なら余裕を持って歩ける。

Q. 鳳凰三山に初心者でも登れる?

1泊2日にすれば初心者でも挑戦できるけど、距離が長いので普段から歩き慣れている方がいい。まずは日帰りの山で体力をつけてからがおすすめ。

Q. 鳳凰小屋の予約は取れる?

夏の連休は激戦。僕は満室だったけどキャンセルが出て泊まれた。早めの予約が基本だけど、キャンセル待ちも狙い目。直接小屋に電話で問い合わせるのが確実。


登山をもっと安全に楽しむために

鳳凰三山は距離が長く、特に2日目の早朝は暗い中でのハシゴ・砂地の通過がある。無理のない計画と装備で臨もう。

  • 登山届:コンパス(電子登山届)で事前に提出できる。スマホからでも簡単
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
  • ガイド付き登山:鳳凰三山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に初めての南アルプスなら心強い

では、またどこかのお山で👋



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