東北遠征の後半戦。今回のメインディッシュは鳥海山。
前日に鉾立山荘で泊まって、朝5時に出発しようとしたら…まさかの雨☔️ 雨雲レーダーを見ても止む気配がない。でも下山時間を考えると待ってられない。「山頂は晴れ男パワーで晴れるはず!」と根拠ゼロの自信で登山開始。
結果? 途中から雨が止んで青空が広がり、花いっぱいの稜線歩きに、新山の迫力ある岩場。変化に富んだ最高の山だった。
この記事でわかること
- 鉾立〜千蛇谷〜新山〜七高山〜外輪山周回ルートの全容
- 雨スタートでも途中から晴れるパターンの話
- 新山の岩場の難易度と注意点
- 鉾立山荘の宿泊情報(コスパ最強)
- 花の百名山・鳥海山の高山植物の魅力
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 鳥海山・新山(2,236m) |
| ルート | 鉾立〜御浜小屋〜千蛇谷〜御室小屋〜新山〜七高山〜外輪山〜鉾立(周回) |
| 日程 | 2021年8月12日(木)日帰り |
| 行動時間 | 10時間38分 |
| 距離 | 15.8km |
| 累積標高 | 登り1,425m / 下り1,425m |
| 天気 | 出発時 雨 → 途中から晴れ ☀️ |

このルートを選んだ理由
鳥海山は東北屈指の名峰で、ルートもいくつかある。今回は最もメジャーな鉾立(象潟口)から登って、千蛇谷を経由して新山へ。帰りは七高山から外輪山を通って戻る周回コース。
登りと下りで景色が全然違うのがこのルートの魅力。千蛇谷は雪渓あり花あり、外輪山は稜線歩きの爽快感。1日で鳥海山のいいとこ取りができる欲張りルートだ。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
鉾立山荘~鉾立登山口(05:15~05:21)
前日は鉾立山荘に宿泊。この山荘、コスパがすごい。部屋も綺麗で、値段を考えたら申し分ない。トイレが和式のバイオトイレなのだけが惜しいけど、このお値段で文句は言えない。
朝5時。外に出たら雨。雨雲レーダーを見ても止みそうにない。予定より1時間強遅れで、カッパを着て出発することにした。


鉾立登山口~御浜小屋(05:21~07:15 / 約1時間54分)
どんより雲と小雨の中をスタート。視界はイマイチ。
でも、雨の登山道も悪くない。花が雫をまとって幻想的だった。鳥海山は花の百名山。クルマユリやハクサンチドリ、色とりどりの高山植物が登山道の両脇に咲いている。
途中、雲の切れ間から日本海が見えた。このあたりで「あれ、晴れてきたかも?」という予感。




御浜小屋~千蛇谷分岐(07:15~08:24 / 約1時間9分)
御浜小屋を過ぎたあたりから、空が明るくなってきた。ハクサンシャジンが咲いている横で、ふと顔を上げると…青空! やっぱり来た☀️
ここでカッパを脱いで、一気に快適モードに。涼しくなって足取りも軽い。
千蛇谷と外輪山の分岐に到着。行きは千蛇谷から登って、帰りは外輪山を通る計画。




千蛇谷~御室小屋(08:24~09:50 / 約1時間26分)
千蛇谷に入ると、まずは雪渓を渡る。8月でもしっかり雪が残っていた。
雪渓を越えて見上げると、鳥海山の山頂部が見えてきた。ここからの景色が綺麗で、思わず足を止めてしまう。
御室小屋に到着。ここで休憩。御朱印ももらえるので、集めている人はぜひ。大物忌神社にお参りして、いよいよ新山アタックへ。




新山アタック(09:50~10:55 / 約1時間5分)
ここからが本番。新山への岩場が始まる。
予想と違って、岩がとにかくデカい。「3点支持が大事って、こういうことね」と実感する場面が何度もあった。登ったと思ったら下りがあったり、なかなか手強い。
そして、ついに鳥海山・新山の山頂に到着! 百名山27座目。雨スタートが嘘みたいな青空の下で、最高の気分だった。
帰りのルートには狭い岩の隙間を通る箇所もあって、大きいザックだとちょっと苦労するかも💦





新山~七高山(10:55~11:33 / 約38分)
新山を後にして、次は七高山へ。鳥海山の山頂部には新山(2,236m)と七高山(2,229m)の2つのピークがある。
途中、鳥がお出迎えしてくれた。雪渓を避けてルートを取りながら、七高山に到着。ここからの眺めも素晴らしかった。



外輪山~鉾立(11:33~15:52 / 約4時間19分)
七高山から外輪山ルートで下山開始。行者岳、伏拝岳を経由していく。
外輪山からの眺めは登りの千蛇谷とはまた違う表情。稜線歩きを楽しみながら、ゆっくり高度を下げていく。途中にはイチゴも見かけた。
御浜小屋方面まで戻ってくると、木道歩きに。鳥海湖の近くまで来て、あとは鉾立まで一気に下る。
無事に下山。行動時間10時間38分、距離15.8km。しっかり歩いた一日だった。駐車場は観光客でいっぱいになっていた。






アクセス・駐車場情報
車の場合
- 酒田みなとIC(日本海東北自動車道)から鳥海ブルーライン経由で鉾立まで約35km
- 鳥海ブルーラインは11月上旬~4月下旬頃まで冬期閉鎖
- 道路は整備されているが、カーブが多いので運転注意
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 鉾立駐車場 | 約200台 | 無料 | 鉾立登山口すぐ。トイレあり |
夏のシーズン中は観光客も多い。下山時にはかなり埋まっていたので、早朝到着がおすすめ。
公共交通機関の場合
- JR象潟駅から鳥海ブルーライナー(季節運行バス)で鉾立まで約40分
- 運行期間・本数が限られるので、事前に確認を
必要な装備
新山の岩場はかなり本格的。足元と手元の装備はしっかり準備しておきたい。行動時間も10時間超えになるので、体力面の準備も大事。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | 新山の岩場はソールのしっかりしたものが必須。スニーカーは論外 |
| レインウェア | 今回も雨スタート。鳥海山は日本海側で天気が変わりやすい |
| 水分 | 行動時間10時間超え。最低2Lは持っていきたい |
| ヘッドランプ | 早朝出発+長時間行動。万が一に備えて必携 |
| グローブ | 新山の岩場で手をつく場面が多い。素手だと手を痛める |
僕が使っている装備
鳥海山の岩場では、グリップの効く登山靴が本当に大事だった。大きな岩を3点支持で登る場面が何度もあるので、ソールの硬さとグリップ力は妥協しない方がいい。
登山靴はソールが硬めのものがおすすめ。新山の岩場でしっかりグリップが効くかどうかで、安心感が全然違う。
あると便利な装備
- ストック:鉾立〜御浜小屋の区間で活躍。ただし新山の岩場では邪魔になるので、折りたたみ式がベスト
- スパッツ(ゲイター):雪渓を渡るときに靴の中に雪が入るのを防げる
- 日焼け止め:晴れると稜線は遮るものがない。標高2,000m超えの紫外線は強烈
雨から青空へ。変化が楽しい山だった
正直、朝の雨を見た時は「マジかよ…」と思った。でも待ってても止まないし、行くしかない。
結果的に、途中から天気が回復して最高の登山になった。花の百名山の名に恥じない高山植物の豊かさ、千蛇谷の雪渓歩き、新山の迫力ある岩場、外輪山の稜線歩き。1つの山でこれだけ変化があるのは鳥海山ならでは。
特に新山の岩場は印象的だった。大きな岩をよじ登ったり、狭い隙間を通ったり、ちょっとしたアドベンチャー感がある。体力的にはキツいけど、飽きない。
下山後は比内地鶏丼でご褒美。東北遠征、最高の一日だった😊


まとめ|鳥海山に挑戦する人へ
鳥海山は日帰りで登れるけど、行動時間10時間超えのロングコース。体力と計画に余裕を持って挑みたい山だ。
鉾立〜千蛇谷〜外輪山周回ルートが向いている人:
- 登りと下りで違う景色を楽しみたい人
- 岩場が好きな人(新山は楽しい)
- 花と雪渓と岩の変化を一度に味わいたい人
千蛇谷ピストンの方がいい人:
- 初めての鳥海山で不安がある人
- 行動時間を短めに抑えたい人
前日に鉾立山荘に泊まると、朝イチで出発できて時間に余裕ができる。コスパも最強なので、遠方から来る人にはおすすめ。
よくある質問(鳥海山 Q&A)
Q. 鳥海山の難易度は?
中級者向け。距離15.8km、累積標高1,425m、行動時間10時間超えとロングコース。新山の岩場は3点支持が必要な場面もあるので、岩場に慣れていない人は注意。

Q. 鳥海山の登山適期は?
7月~9月がベストシーズン。特に7月中旬~8月上旬は高山植物が見頃。鳥海ブルーラインは11月上旬~4月下旬頃まで冬期閉鎖されるので、車でのアクセスは5月~10月に限られる。
Q. 千蛇谷と外輪山、どっちから登る?
僕は千蛇谷から登って外輪山で下りた。千蛇谷は雪渓や花を楽しみながら山頂部へ直接アプローチできる。外輪山は稜線歩きの爽快感がある。体力のあるうちに岩場の多い千蛇谷を登る方が安全だと思う。
Q. 鳥海山に初心者でも登れる?
鉾立からの往復なら登山経験者の初心者でも可能だけど、新山の岩場はハードル高め。周回ルートは行動時間が長いので、日帰り10時間以上歩ける体力が前提になる。まずは他の山で経験を積んでからの方がいい。
Q. 鉾立山荘に泊まれる?
泊まれる。コスパ最強で、部屋も綺麗。前日泊で早朝出発するのがおすすめ。トイレは和式のバイオトイレ。
登山をもっと安全に楽しむために
鳥海山は標高2,236mの大きな山。天候の急変や新山の岩場でのケガに備えて、安全対策はしっかりしておきたい。
- 登山届:コンパス(電子登山届)で事前に提出できる。スマホからでも簡単
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある
- ガイド付き登山:鳥海山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に新山の岩場は、初めてならガイドがいると心強い
では、またどこかのお山で👋




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