
至仏山の名物といえば、滑ることで有名な蛇紋岩。
…のはずなんだけど、10月の至仏山は木道の凍結がヤバすぎて蛇紋岩の存在感が完全に消えた(笑)
前回の燧ヶ岳から眺めていた至仏山。あちら側から見ると穏やかそうに見えたけど、実際に行ってみたら朝イチの木道がスケートリンク状態。あちこちで悲鳴が上がる修羅場だった💦
百名山81座目、いってみよう。
この記事でわかること
- 鳩待峠〜山ノ鼻〜至仏山の周回コースの詳細レポート
- 10月の木道凍結がどれくらい危険か
- 鳩待峠の駐車場・乗合タクシー情報
- 至仏山の東面登山道(登り専用)の注意点
- 山頂からの尾瀬ヶ原・燧ヶ岳の展望
登山データ
| 項目 | データ |
|---|---|
| 山名 | 至仏山(2,228m) |
| ルート | 鳩待峠〜山ノ鼻〜至仏山〜小至仏山〜鳩待峠(周回) |
| 日程 | 2023年10月8日(日)日帰り |
| 行動時間 | 5時間48分 |
| 距離 | 10.7km |
| 累積標高 | 登り893m / 下り887m |
| 天気 | 晴れ |

このルートを選んだ理由
至仏山の登山ルートは大きく2つ。鳩待峠からの直登ピストンか、山ノ鼻を経由する周回コース。
今回は山ノ鼻経由の周回を選んだ。理由はシンプルで、東面登山道は登り専用だから。山ノ鼻から至仏山へ登って、小至仏山経由で鳩待峠に下りるルートが自然な流れになる。時計回りの一方通行だね。
前回の燧ヶ岳から至仏山を眺めていて、「次はあっちだな」と決めていたので、迷いなくこのルートに。

コース詳細|時間帯ごとのレポート
駐車場〜鳩待峠(乗合タクシー)
4:40頃に戸倉の第1駐車場に到着。この時間でまだ空きがあった。
ここから鳩待峠までは一般車両は入れないので、バスか乗合タクシーを利用する。僕は乗合タクシーをチョイス。荷物を後ろに置けるので、バスより快適でおすすめ。


鳩待峠〜山ノ鼻(約1時間10分)
5:33に鳩待峠を出発。
ここから山ノ鼻までは木道歩き…のはずなんだけど、この木道が地獄だった。
歩き始めてすぐ、なぜか前が渋滞している。理由はすぐわかった。木道が凍っていて、みんなツルツル滑ってるんだよね。パッと見は凍ってないように見えるのに、足を乗せた瞬間にスーッと。これがタチが悪い😅


あちこちで「キャー!」と悲鳴が上がって、後ろの人がスライディングしてくるカオス状態。チェーンスパイクを付けてる人もいたけど、木道には良くないよなぁ…とか思いつつ、事故が起きるよりマシかなと。
特に怖かったのが、川沿いの木道。ここで滑ったらドボン確定。みんな右側の草をつかみながら慎重に進んでた🤣


途中からはゴム素材の部分もあって、そこは天国ゾーン。さっきまでの恐怖が嘘みたいに歩きやすい。
精神的にかなり消耗しながら、6:47に山ノ鼻エリアに到着。


山ノ鼻〜至仏山(約2時間)
山ノ鼻から少し歩くと、目の前に燧ヶ岳と至仏山がドーンと見える。
ただ、至仏山方面に向かう人が誰もいない。「え、このルートってヤバいの…?」とちょっと不安になる(笑)。10月初旬で雪が積もっているという情報はあったけど、直近のレポートが少なくて実際の状況がわからなかった。
ゲーターとチェーンスパイクは持参していたし、最悪引き返せばいいや、という気持ちで登山道へ。

登山道に入ると、いきなり階段の急登。しかも雪解け水が階段を流れていて、まるで庭園の滝みたいな雰囲気。ローカットシューズで来たから浸水がちょっと心配だったけど、なんとかセーフ。


樹林帯を抜けると、後ろに燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の絶景が広がる。紅葉は…微妙だったかな。今年はハズレっぽい🍁
標高を上げていくと、雪がちらほら出てきた。登山道が消えたり現れたりを繰り返す。トレースはあるけど、1箇所間違ったトレースがあって、みんなそっちに行ってしまっている場所もあった。



山頂(8:47着)
8:47、至仏山の山頂に到着✌️
山頂からの景色は最高だった。眼下に尾瀬ヶ原が広がって、その向こうに燧ヶ岳。前回はあっちから至仏山を眺めていたわけで、今度は逆からの景色。感慨深い。
真っ白な平ヶ岳も見えた。雪化粧が綺麗。日光白根山方面も見えて、360度の大パノラマ。
ただ、10月の山頂はさすがに寒い。しばらく景色を眺めていたら足先が冷たくなってきたので、撤収。



小至仏山〜鳩待峠(約2時間)
下山は小至仏山経由で鳩待峠へ。
下りのルートも一部凍結している箇所があって、慎重に。至仏山名物の蛇紋岩もあるはずなんだけど、正直、朝の木道の恐怖が強烈すぎて印象が薄かった(笑)

小至仏山で休憩。おにぎりを食べながら、さっきまでいた至仏山と燧ヶ岳を眺める。この2座のペア写真がなかなか良い。


ここから鳩待峠までは長い階段の下り。膝にくるやつ。

11:20に鳩待峠に無事下山。ここでチケットを買って、乗合タクシーで駐車場まで戻る。バスも乗合タクシーも共通チケットなので便利。

アクセス・駐車場情報
車の場合
- 関越自動車道 沼田ICから国道120号・401号経由で約40km
- 戸倉の駐車場まで。鳩待峠へはマイカー規制のため一般車両は入れない
- 駐車場から鳩待峠まではバスまたは乗合タクシーを利用
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 尾瀬戸倉第1駐車場 | 約280台 | 1,000円/24時間 | トイレあり |
| 尾瀬戸倉第2駐車場 | 約250台 | 1,000円/24時間 | 第1が満車の場合 |
4:40頃で第1駐車場はまだ空きがあった。紅葉シーズンの日曜日でこの状況なので、早朝に着けば停められると思う。ただし、ハイシーズンの週末は早めに埋まることもあるので注意。
乗合タクシー・バス
- 片道1,000円(バス・乗合タクシー共通チケット)
- 乗合タクシーの方が荷物を後ろに置けるのでおすすめ
- 鳩待峠のバス停で降りて、少し登ったところに休憩所とトイレがある
必要な装備
至仏山は時期によって装備が大きく変わる。特に10月以降は積雪・凍結があるので要注意。
必須装備
| 装備 | ポイント |
|---|---|
| 登山靴 | ハイカットかミドルカット推奨。僕はローカットで行ったけどちょっと心配だった |
| チェーンスパイク | 10月以降は必携。木道の凍結対策にも |
| ゲーター | 雪がある時期は靴への浸水防止に |
| レインウェア | 山の天気は変わりやすい。防寒着としても使える |
| 防寒着 | 10月の山頂は冷える。足先が特に冷たくなる |
あると便利な装備
- トレッキングポール:木道の凍結時にバランスを取るのに役立つ
- グローブ:10月以降は手がかじかむ。特に山頂付近で必要
蛇紋岩より木道が怖かった話
至仏山と言えば蛇紋岩。濡れると滑ることで有名な岩で、登山前はかなり警戒していた。
ところが実際に登ってみたら、蛇紋岩よりも朝の凍結した木道の方が圧倒的に怖かった。
鳩待峠から山ノ鼻までの木道は、早朝だと表面が凍結して完全なスケートリンク。見た目では凍っているかわからないのがまた厄介で、油断した瞬間にスーッと足を持っていかれる。
川沿いの木道で滑ったら崖下にドボン。みんな草をつかみながら恐る恐る進んでいた光景が忘れられない🤣
一方で蛇紋岩の方は、木道の凍結インパクトが強すぎて正直印象が薄い。至仏山、10月に行くなら木道の凍結対策が最優先課題だった。
まとめ|至仏山に挑戦する人へ
至仏山は、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳のセットで楽しめる贅沢な山。山頂からの展望は文句なし。
ただし、10月以降の早朝は木道の凍結に要注意。蛇紋岩対策だけじゃなくて、凍結対策も忘れずに。
鳩待峠〜山ノ鼻〜至仏山の周回が向いている人:
- 尾瀬ヶ原越しの燧ヶ岳を眺めたい人
- 周回コースで効率よく歩きたい人
- 東面登山道の急登を楽しめる体力がある人
鳩待峠からのピストンの方がいい人:
- 木道の凍結を避けたい人(直登なら木道区間が短い)
- 短時間で山頂を目指したい人
東面登山道は登り専用なので、ルート選びには注意してね。
よくある質問(至仏山 Q&A)
Q. 至仏山の難易度は?
中級者向け。東面登山道は急登で、蛇紋岩の滑りやすさもある。距離10.7km・累積標高約900mなので、日帰り登山としてはそこそこのボリューム。
Q. 至仏山の登山適期は?
6月下旬〜10月上旬。ただし、東面登山道は植生保護のため7月1日〜10月中旬頃のみ通行可能。5月のGW頃は残雪期登山として人気がある。10月は積雪・凍結の可能性があるので装備に注意。
Q. 周回コースのコースタイムは?
僕の場合は5時間48分(休憩含む)。標準コースタイムは約6時間前後。健脚なら5時間程度で回れる。
Q. 至仏山に初心者でも登れる?
鳩待峠からのピストンなら比較的歩きやすい。ただし、蛇紋岩の滑りやすさと、時期によっては凍結もあるので、登山経験がまったくない人はガイドツアーの利用も検討した方がいいかも。
登山をもっと安全に楽しむために
至仏山は尾瀬エリアということもあって登山者が多いけど、滑落リスクはゼロじゃない。特に凍結時は要注意。
- 登山届:入山前に必ず提出。オンラインでも提出できるので活用しよう
- 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがあるので、検討してみて
- ガイド付き登山:至仏山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に蛇紋岩の歩き方はガイドに教わると安心
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では、またどこかのお山で👋



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