【035座目】雲取山 鴨沢ルート|東京最高峰を日帰りで攻めた真冬の22km

避難小屋 100名山
避難小屋

東京最高峰・雲取山(2,017m)。百名山35座目。

12月の日帰りで22km。コースタイム0.8倍でも17時下山予定という、なかなかギリギリの計画だった。

結果的には天候に恵まれて、富士山もバッチリ。稜線は−5℃で指先が痺れたけど、風が弱かったのが救い。東京にこんな山があるんだなぁと、しみじみ感じた一日だった。


この記事でわかること

  • 雲取山・鴨沢ルートの日帰りコース詳細と所要時間
  • 12月の雲取山の積雪状況と気温(−5℃の世界)
  • 丹波山村営駐車場の混雑状況とアクセス
  • 七ツ石山の巻き道を使った時短ルートの実態
  • チェーンスパイクが必要になるタイミング

登山データ

項目データ
山名雲取山(2,017m)
ルート鴨沢ルート(丹波山村営駐車場 ピストン)
日程2021年12月19日(日)日帰り
行動時間8時間42分
距離22.1km
累積標高登り1,670m / 下り1,671m
天気晴れ
朝5時半の丹波山村営駐車場
朝5時半の丹波山村営駐車場

鴨沢ルートを選んだ理由

雲取山のメインルートといえば鴨沢ルート。距離は長いけど、前半は緩やかな登りが続くからペース配分がしやすい。

ただし問題はコースタイム。計画を立てると0.8倍でも17時下山になる計算で、12月の日没を考えるとかなりギリギリ。駐車場のトイレにも「普通日帰りできる山ではない」って書いてあるし、正直不安はあった。

行けるところまで行って、間に合わなければ撤退。そんな覚悟で臨んだ。

小袖登山口からスタート
小袖登山口からスタート

コース詳細|時間帯ごとのレポート

小袖登山口〜七ツ石山分岐(06:07〜07:49)

朝5時半に駐車場に着いたら、もうぼちぼち車が停まっていた。駐車場近くの坂は凍結していて、スタッドレスタイヤを借りておいて正解。

準備を済ませて6時過ぎにスタート。前半は聞いていた通り、緩やかな登りが続く。うっすら雪が積もっていたかと思えば消えたり、なかなか読めない状況。

途中で一緒になった方は、なんと登山を始めて5ヶ月。それでこのロングコースを選ぶとはなかなかの度胸。お互い「時間次第で撤退」という共通認識で歩き始めた。

富士山が見え始めてテンションが上がったところで七ツ石山の分岐に到着。時間が気になったので、七ツ石山は巻くことにした。

登山道にうっすら積もった雪
登山道にうっすら積もった雪
木々の間から見える富士山
木々の間から見える富士山
七ツ石山の巻き道へ
七ツ石山の巻き道へ

七ツ石山分岐〜小雲取山(07:49〜09:48)

巻き道に入ると、氷柱と橋が映画のワンシーンみたいでちょっと怖い。でも朝日が差し込むと気持ちいい。

日陰に入ると一気に雪景色。温度計を見たら−5℃。指先が痺れてきて、これは山頂何度になるんだろうと思いながら進む。

稜線に出ると富士山がドーン。カラマツの向こうに見える富士山、これぞ「フジカラー」(笑)

思っていたより雪は少なかったけど、油断は禁物。

氷柱と橋
氷柱と橋
朝日が差し込む登山道
朝日が差し込む登山道
温度計は−5℃
温度計は−5℃
富士山とカラマツ
富士山とカラマツ

小雲取山〜雲取山 山頂(09:48〜10:28)

小雲取山を過ぎると、ビクトリーロードが見えてきた。ここまでユルユルだった分、山頂直下の急登が意外とキツい。

避難小屋を横目に最後のひと登り。

山頂へのビクトリーロード
山頂へのビクトリーロード
雲取山頂避難小屋
雲取山頂避難小屋

山頂(10:28着)

到着!東京最高峰・雲取山。

風もあまりなく、天候にも恵まれて最高の登山日和。富士山をバックに記念撮影。山頂標識がいくつもあって、全部撮りたくなる(笑)

雲取山山頂
雲取山山頂
富士山をバックに山頂で記念撮影
富士山をバックに山頂で記念撮影

雲取山荘(10:43)

山頂から雲取山荘方面に下ると、方角と日照の関係か一気に別世界。雪がしっかり積もっていた。

ちょうどヘリコプターが荷物を下ろしているところに遭遇。山荘は思っていたより大きくて、記念に山バッジを購入。

雲取山荘方面は雪の別世界
雲取山荘方面は雪の別世界
雲取山荘とヘリコプター
雲取山荘とヘリコプター
雲取山荘で山バッジを購入
雲取山荘で山バッジを購入

帰路〜七ツ石山〜下山(11:12〜14:42)

帰りは登り返しが嫌だったので、雲取山の山頂を巻くことにした。ところがこれが失敗。道が狭いし、ちょっと外れると踏み抜く。巻き道は要注意。

けど、巻き道からは素敵な景色も見えたから、まぁよしとしよう。

時間に余裕ができたので、行きに巻いた七ツ石山にも寄り道。山頂から見る雲取山と歩いてきた稜線が最高だった。登ってきた人はみんな疲れ切っていたのに、僕だけテンション上がって浮いていた(笑)

七ツ石小屋を過ぎてからが意外と長い。鬼滅の刃の炭治郎になりきっても、この距離は堪える💦

14時42分、無事に下山。トータル8時間42分。日帰りでギリギリかなと思っていたけど、意外と余裕を持って帰ってこれた。

帰りの巻き道
帰りの巻き道
巻き道からの景色
巻き道からの景色
七ツ石山から見た雲取山と稜線
七ツ石山から見た雲取山と稜線
七ツ石小屋
七ツ石小屋
無事に下山
無事に下山

アクセス・駐車場情報

車の場合

  • 圏央道 青梅ICから国道411号を奥多摩方面へ約60km
  • 丹波山村方面は冬季凍結あり。スタッドレスタイヤ推奨
  • 駐車場付近の坂道も凍結するので注意

駐車場

駐車場台数料金備考
丹波山村村営駐車場約30台無料トイレあり(電灯付き)
小袖登山口付近路肩に数台無料スペース限定

朝5時半の時点でぼちぼち埋まっていた。シーズン中の土日は早めの到着がおすすめ。

トイレ完備の村営駐車場
トイレ完備の村営駐車場

公共交通機関の場合

  • JR青梅線 奥多摩駅から西東京バス「鴨沢」バス停下車、徒歩約30分で小袖登山口
  • バスの本数が少ないので、時刻表の事前確認は必須

必要な装備

12月の雲取山は気温−5℃以下になることも。防寒対策とチェーンスパイクは必須。

必須装備

装備ポイント
チェーンスパイク日陰の凍結箇所あり。迷ったら即装着。滑って転倒すると大怪我のもと
防寒グローブ−5℃で指先が痺れる。インナー+アウターの二重がおすすめ
ヘッドランプ日帰りの場合、冬季は日没が早い。万が一の備えに
保温ボトル温かい飲み物があると体が助かる

僕が使っている装備

今回の雲取山ではチェーンスパイクの装着をためらった結果、滑って転倒。肩を強打して帰ってからも痛かった。「迷ったら付ける」。これが鉄則。軽量なチェーンスパイクなら着脱も簡単だから、ザックに常備しておくのがおすすめ。

冬の長距離歩行はミドルレイヤーの選択が重要。行動中は暑くなるけど、止まると一気に冷える。脱ぎ着しやすいフリースやインサレーションがあると快適。

あると便利な装備

  • ゲイター:雪の深い箇所(特に雲取山荘方面)で靴に雪が入るのを防げる
  • 座布団マット:山頂やベンチが凍っていることが多い。お尻の冷え防止に

真冬の東京最高峰は別格だった

東京に来たからには東京最高峰に登らないと。そう思いながら、なかなか実行に移せなかった雲取山。

実は前日の土曜日にレンタカーを借りていたのに、風が強いのを言い訳に寝坊。有料パーキングに停めたまま使わず、お金だけ減るという失態をやらかしている(笑)

日曜日こそはと眠い目をこすりながら出発。結果的に天候に恵まれて、富士山もカラマツも最高だった。

ただ、チェーンスパイクの装着をためらって転倒したのは反省点。肩をモロに打って、危うく滑落しかけた。冬山では「気になったら即装着」。これ、本当に大事。


まとめ|雲取山に挑戦する人へ

雲取山の鴨沢ルートは、距離は長いけど危険箇所は少ない。ただし、22kmのロングコースだから体力と時間の管理が重要。

鴨沢ルート日帰りが向いている人:

  • ロングコースの経験がある
  • コースタイム0.8〜0.9倍で歩ける
  • 早朝出発ができる(冬季は特に)

山小屋泊の方がいい人:

  • ロングコースに不安がある
  • 景色をゆっくり楽しみたい
  • 七ツ石山や雲取山荘もしっかり巡りたい

冬季は日没が早いから、無理な日帰りは禁物。計画に余裕を持って、撤退の判断基準も決めておこう。


よくある質問(雲取山 Q&A)

Q. 雲取山の難易度は?

技術的な難しさはそこまでないけど、距離22km・累積標高1,670mはかなりのボリューム。体力勝負の山。登山経験が浅い人は山小屋泊がおすすめ。

Q. 雲取山の登山適期は?

4月下旬〜11月が一般的。12月〜3月は積雪・凍結があるので、チェーンスパイクやアイゼンが必要。冬季は日が短く、日帰りのハードルが上がる。

Q. 鴨沢ルートのコースタイムは?

標準コースタイムは約11時間43分(往復)。僕は8時間42分で歩いたけど、休憩込みなので参考程度に。余裕を持った計画を。

Q. 雲取山に初心者でも登れる?

山小屋泊なら初心者でも挑戦できる。雲取山荘に一泊して翌日下山するプランが一般的。日帰りは体力に自信がある人向け。


登山をもっと安全に楽しむために

雲取山は距離が長い分、トラブルが起きた時のリスクも大きい。特に冬季は日没も早く、低体温症のリスクもある。

  • 登山届:登山口にポストがある。オンラインでも提出できるから、事前に出しておくと安心
  • 登山保険:登山保険に入っておくと安心。年間数千円で遭難時の捜索費用もカバーされるものがある。ロングコースこそ万が一に備えておきたい
  • ガイド付き登山:雲取山が不安な人は、ガイドツアーという選択肢もある。特に冬季は経験者と一緒に登ると安心感が違う

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では、またどこかのお山で👋

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